2005年05月27日

新潟県上越市 NPO法人かみえちご山里ファン倶楽部 中川幹太 4日目

私たちの活動は多岐にわたっています。
茅葺き古民家の改修学校、森林・棚田保全のためのオーナー制度、作付けから収穫・調理までの農業学校、季節の散策、かんじき・わら細工作りなどの伝統技術体験など。
これらの活動を、私たちはボランティアでやっているわけではありません。
まず、自分が楽しいということが一番です。表現が軽くなってしまいますが、「趣味」となんら変わらないのです。
楽しくなければ続きませんし、活動において何かをせねばならないという義務感や正義感が強くなればなるほど、そのボランティアの対象に否定されたときに、「何でしてやってるのに、そんなことを言われなければならない」と必然的に感じてしまうでしょう。
要するに、それは自分が良かれと思ってやったのに、独善でしかなかったということになります。批判されたことに対する反感。これはまさしく独善そのものです。
だから、私たちは自己満足であると、自分が楽しいからやっているのだと最初から認識するのです。



また、ボランティアでできることは、崩壊の速度と比較すると、つめの先ほどでしかないのです。
一体どれだけの茅葺きを葺きなおせるか、どれだけの森や農地を守れるか。どうあがいたところで、自分が無力であることがわかるだけです。
輝いて見えるもの、価値があると感じたものを整理し、その価値を感じられる人にちゃんと見せられる「商品」を作っていく。
価値に対して対価を払ってもらい、経済の循環の中で対象を保全していくことが、人が幸せに、誇りをもって生きられることの最低条件でしょう。
その価値をよく理解した上で、集落全ての屋根を茅に葺きなおせば、それは何ものにも変えがたい価値へと変化し、産業へとつながっていくかもしれません。
どこまで馬鹿になって徹底的にやれるか、残すべき価値を経済と結び付けていくか、NPOの真価が問われています。




posted by LJ21 at 12:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 新潟県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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