2005年06月07日

新潟県十日町市 鈴木邦俊 2日目

中里には21体の道祖神があることが確認されています。道祖神とは、昔村々を疫病や悪霊から守るために、村のはずれの路傍に立てられた石像の神様です。その後の道路改良や区画整理事業などで、今では神社の境内に安置されているものも多くなっています。


道祖神(どうそじん)の本流は、男性と女性の二体が刻まれている双体道祖神と言われていますが、男性や女性のシンボルそのものをかたどった石柱のものもあります。二体仲良く並んでいるもの、手をつないでいるもの、その手が交互に相手方に延びているものとその形は様々です。この形からして、単に悪霊や病気を追い払うだけでなしに、安産や子供の守り神ともされていたようです。少子化や子供が多難な現代社会を見ると、子供を守ることができる、今の社会に適合した双体道祖神が必要なのかとも考えます。


双体道祖神はみんな少しずつ違います。ということは、画一的につくられたものでなく、いろいろな作者が自由に制作していたことが創造されます。そして長い年月それが集落、地域の中で残されてきました。学ぶべきは、そんな自分たちの地域は自分たちで守るという、地域社会の持っていた健全な息づかいなのかもしれません。
長い年月で、石の肌はかなり風化してきているものの、形がやっと伺い知れる程度のものから保存状態がまだ良好なものまで様々な状態にあり、まだまだ充分存在感を発揮してくれているようですが、受け手の人間の心の方にそれを受けとめる余裕がなくなりつつあるようにも感じます。明日は合併後の地域自治組織の現状報告です。





posted by LJ21 at 10:40| Comment(0) | TrackBack(1) | 新潟県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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