楽しみ、平日は、東京の高層ビルの中で環境行政の仕事に携わっている。
今週は、東京の仕事を一休みして(夏休み!)、ゆっくり田舎暮らしを楽しもうと思っている。
夜遅くまで働くことが習慣となっている私の田舎暮らしの朝は、10時ぐらいから始まる(ごめんなさい!)。先週から、この地域には、別荘の人々や観光客がたくさんおとづれているので、近所のおしゃれで美味しいパン屋さんである「パン・パ・パン」の店先で、だんなが作っている有機無農薬の”こだわり農作物”を販売させていただいている。
朝、起きてから、だんなが朝早くに収穫してきた有機無農薬の新鮮なトマトなどの野菜を、洗って、袋につめて、手作りの挨拶カードをいれて、11時にいざ出荷!
とても遅い出荷だと思われるかもしれないが、これは、ほかの農作物の売れ行きをみながらの戦略的出荷である。
野菜をお店に持っていったときに、パン屋に来ていた女性の方が「トマトたくさんほしいわ」とミニトマトを3袋買って行ってくれた。その後、大きなトマトを並べていると、その彼女が、「大きなトマトもあるの? それも買わせてもらうわ」とわざわざお財布を車まで取りに戻って買ってくれた。大事に育てたトマトで元気になってください! 農作物を育てて、売り物にするまでには、艱難辛苦がある。それを垣間見ている私にとって、とてもうれしい瞬間である。

新鮮な野菜をたっぷり使った昼ごはんを作って、一休みしてから、富士見町の隣町の
「グリーンズ」というこれまた「こだわり」のお店に行った。グリーンズは、自然食品、フェアトレードの製品や環境や人権等の書籍を販売しているお店であるとともに、地域通貨や聖書研究、地域活動の拠点となっている。お店は、店長の手作りセルフビルドの建物である。グリーンズでは、地域通貨のメンバーとともに、新しいオルターナティブな高校を作るつもりという。いわゆる教科書による知識詰め込み教育ではなく、ものづくりや畑仕事などの体験を通じた教育や子供の関心を高めることのできるような形での教育をしたいという。八ヶ岳山麓地域には、このようなオルターナティブな生き方を求めている人が多く住んでいる。

お昼の3時は、”甘いものの時間” !グリーンズの近くに、私の親が京都からいわゆる”田舎暮らし”を求めて、3年ほど前に移住してきている。私の母は、ガーデニングを楽しみ、とても元気になったという。 親の家に訪問し、昨日、私が作った、ヘルシージェラート(自分で作ったトマト、近所の人にもらったメロンで作りました)と母と姉が作ったローズゼラニウムバターケーキを楽しむ。そこで採れた新鮮なものを使って、手作りスイートを楽しむ! 田舎暮らしの真髄? ですね?
