2005年10月16日

東京都 三鷹市 松尾瞳美 7日目

★「市民活動」社会★

想像して見てください。

おいしい匂いの立ち込める小さなカフェにふらりと寄ったら、そこはオーガニックのコーヒーを出しているお店だった。

そのお店の中心にあるソファには若い女性と、おばあちゃん、おじいちゃん、若い男性、高校生などが5人ほど座り、話をしています。よく見てみると「遺伝子組み換え作物についてフリートーキング。どなたでも参加できます。」と書いてある。

「最近は殺虫能力のある遺伝子組み換え植物があるんですよ。だから無農薬だと謳えるわけです。そんなもの人間が食べると私達の体はどうなってしまうかは分かっていないんですよ。」

「動物実験などをして安全だと確かめているんでしょう?」

「短期的な実験では完全に安全だとはいえないでしょう。遺伝子組み換え食品が私達の体に影響を及ぼすのはもしかして2世代後の孫たちかもしれない。そこまでは実験では分からない。」

「でも、近い将来飢餓が発展途上国などで問題になるって言われているでしょう。私なら、飢餓で死ぬより、少々体に悪くても作付け率のいい遺伝子組み換え食品をおなかいっぱい食べたいと思うよ。」

「遺伝子組み換え植物を食べた虫などが死に、食物連鎖が壊れてしまったら、土や肥料が出来なくなってしまう可能性だってあるんだよ。そうなると作付け率以前に土地がなくなっていく。飢餓の問題をどうにかしたいなら、そんな危険な方法を選ぶ前に人口爆発の問題を対処したり、発展途上国の農業効率向上のためのサポートをしたりと、することはたくさんあるはずだよ。」

などというやりとりがされていた。

この町は個性的な店が多い。それはNPO数が多いため、よりよいお金の使い方をする人が多いことと、個人企業家にたいするサポートが充実しているからだ。

カフェを出ると、街路樹をメンテナンスしている団体が活動していた。
町並みはその団体の植樹・管理活動によって美しくユニークな姿が保たれている。
その活動をしている人はほとんどが当日ボランティアで、植物が好きな人や土いじりが好きな人が参加している。
 その中には小学生のグループも参加している。学校の総合学習の一環で小・中・高生がボランティアや取材調査などでさかんに町に出て活動している。学校教育は自分達でテーマを決め、問題や物事を抽出し、調査し、問題解決や改善に向けて行動するというプロセスで評価される。そう変わったのも、町にある教育NPO連合というNPOの連合体が学校と連携し、総合学習プログラムの協働作成、情報提供、教師の教育プログラムなどを行うようになったため。
この総合学習により、子供達は社会問題を知り視野が広くなることや、情報の収集の仕方が身に付いたり、地域に世代を超えた知り合いができるというメリットがある。また、時々NPOや地域住民も子供達の奇抜なアイデアや解決法に新しい糸口を見つけることもある。

この町には身体障がい者にとってもやさしい町だ。例えば文字を音声で読み上げるソフトを開発したNPOや、点字の本を格安の方法で作成するNPO、手が動かない人のための音声操作ができるPCを製作しているNPOなど、数多くの身体障がい者向けサービスを展開しているNPOがあるから。
 なぜそんなNPOが多く立ち上がったかというと、例えば「こういうソフトを開発して身体障がい者のために役立てたい」という人が3年間中間支援NPOの力を借りてひとり立ちするまで暖かい支援を受けることが出来るからだ。

その中間支援NPOの力を借りて独立したNPOが町中で多様なサービスを提供しており、さまざまな人のニーズを受け止めることができる。

町中いたるところに市民活動に参加するための仕掛けがある。
社会を自分達が担っているという充実感がある。
活動をすることによって感謝される。
やりたいと思った人が自らやれる仕組みがある。
こどもも、老人も、障がい者もいきいき暮らせる。

そういう社会を目指したいと思っています。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

一週間思い思いのことを書かせていただき、ありがとうございました。
三鷹市市民協働センター 松尾瞳美



posted by LJ21 at 00:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京都 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。