2005年10月23日

福岡県 宗像市 鐘崎漁協の安永 7日目

組合長就任二週間目は、こんな風でした。
みなさんには、直接関係のない話題が多かったと思いますが、漁港、漁村と食卓はつながっています。ひょっとすると、みなさんの食卓に鐘崎産の魚があるかもしれません。

日本人の原風景は?と問われたとき、みなさんなら、どう答えますか?
稲穂がたれ、鎮守の森でお祭りのある風景、農村の風景を思い浮かべられる方が多いと思います。
いつのまにか忘れられた風景、それが漁村だと思います。
でも、ボクラの祖先、みなさんの祖先は、勇気を持って海を渡ってきたのだと思います。新しい未来のために。



今、漁村は、大きく変わろうとしています。そんな時、ボクは鐘崎漁協の組合長になりました。これからも、少しでも、みなさんの食卓との距離が近くなることを願っています。

鐘崎漁協協同組合
代表理事 組合長 安永 淳

写真は、冬の鐘崎港。
鐘崎は、降雪量は少ないですが日本海気候です。また、正月にはノウサバ(ホシザメの干物)を食べます。





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福岡県 宗像市 鐘崎漁協の安永 6日目

4時半起床
今日は、就任後初めての定例理事会です。予定議案は水曜日に各理事に連絡しています。
書類整理やメールチェック後漁協へ向かいました。
7時漁協に到着
昨日の退室時に、広橋参事から鍵を預かり、セキュリティ解除の方法を教えてもらいました。鍵を開け暗証番号のボタンを押そうと思ったら、ボタンがない、昨日あったボタン。ボタンには蓋があったのです。蓋の開け方を教えてもらっていなかったのです。警報音の中、広橋参事に連絡し、無事入室できました。



9時、理事会開始
報告事項、協議事項が多く、昼食は参事に弁当を注文してもらっています。理事会議長デビューです。顧問の立場で理事会には何度も参加していましたが、今日は緊張しました。組合員と漁協が一丸となるためには、まず理事の理解と協力が必要です。じっくり話を聞き議事を進行しました。昼食をはさんで14時前に無事終わりました。

17時、地元選出市議4名来室
当然の組合長就任に驚かれたようです。就任の経緯を広橋参事と副組合長が説明し、ボクからは、今後の抱負などをお話しました。



19時、京泊西公民館で漁協用地払下げの説明会
数十年前、この地域は砂浜でした。そこには、漁具倉庫が建っていました。その後の漁港整備で土地になったのです。そこへ家が建ちました。空き地には、いつの間にか家が建ちました。道はいつの間にか狭くなりました。
宗像市も都市計画や防災のために、また漁協としても長年の懸案解決のためにも、土地の払下げは早期に解決しなければならない課題です。
公民館には、数十人が集まっていました。組合長の立場で、地域の集会に参加するのも初めてです。
「この土地は、皆さんや先代や先々代の努力、鐘崎漁協の努力の賜物です。今まで、この土地は財産ではありませんでした。測量費など漁協としても、この払下げについては協力をしています。皆さんの住んでいる土地をこの機会に財産にしてください」と挨拶をしました。

今日は遅く24時過ぎ就寝
写真は、シイラ漁風景です。鐘崎ではシイラを「まびき」と呼びます。一度に万匹とれる、たくさんとれることに由来しているようです。まびきの取れる沖の島は、今でも女人禁制の神域。このことにもあやかり、今年から「沖ノ島黄金まびき」として売出中です。海をおよぐまびきは、それはそれは美しい黄金色をしているのです。写真に見える島が沖ノ島です。



posted by LJ21 at 11:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 福岡県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

福岡県 宗像市 鐘崎漁協の安永 5日目

4時半起床、
体内時計は順調に作動中です。携帯のアラームがなる前に目が覚めます。
今日は、福岡県信用漁業協同組合連合会(信漁連)の顧問弁護士に諸問題の相談に行きます。朝の時間は、その準備作業に費やしました。

8時、漁協到着
若手職員と鐘崎漁協のパンフレットの作成について話し合いました。漁業関係者向けではなく漁業のことを知らない消費者が、鐘崎のことを解ってもらえるパンフレットにしたいと伝えました。当然、予算はありませんので手作りになります。



9時、宗像市水産振興課 課長・係長が来室
第10次漁港整備について説明に来られました。
鐘崎の港は、西を向いています。南西と北西の風に弱い港です。当然台風にも。(写真をご覧下さい。台風前日の「綱とり」風景です。)近くの港は南を向いています。恐らくこの地域に最後にやって来た海の民だと思います。また鐘崎は、日本海の海女発祥の地としても有名ですが、これは磯が決して豊ではなかったから、他の漁場へ行かなければならなかったからだと考えられます。村を豊にするために、もう一度遠くの海へ漕ぎ出す勇気を持った海の民だったと思います。
ここ十年鐘崎では、船の数が増えています。海に線が引かれ、その線が狭くなりました。遠くの海へ行くための大きな船より、経費の掛からない小さな船が増えたためです。
この計画は十年前にたてられました。細部については見直しを進めたいと考えていましたので、明日の定例理事会で説明してもらうことにしました。

10時半少し前、福岡市内の信漁連に到着
W部長と「信用事業譲渡」作業手順の再確認を行いました。「信用事業」とは、簡単に言うと銀行業務のことです。国からの指導もあり、鐘崎漁協では定例総会で、来年の2月に信漁連に譲渡することにしました。組合員と漁協の「かすがい」のひとつを失うことになりました。



11時、W部長とI弁護士事務所に到着
主な相談は、「鐘崎漁業共済基金」の件です。『筑前鐘崎漁業誌』によれば、昭和50年前から農漁業の一次産業者には、老後を保証する共済年金的なシステムがなかったため、「小規模でも漁業者のための独自のもの」との発想から検討が始まった。とあります。現在は、60歳と70歳で一時金の支給や、葬儀費用の一部を給付しています。しかしながら、信用事業譲渡の過程で、この基金の取扱が問題となっています。基金の解散も選択肢のひとつですが、そうなれば、また「かすがい」を失うことになります。出来るだけ早い時期に臨時総会を開催し、組合員に信を問いたいと思います。

15時すこし前、鐘崎漁協に戻る
今日も時化のため、多くの組合員が浜にいます。今朝の漁港整備に係わる漁種の船頭を漁協に集まってもらいました。理事会の前に、船頭に新たな漁港整備が必要か真意を聞きたかったからです。

20時帰宅、22時過ぎ就寝


posted by LJ21 at 09:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 福岡県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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