2006年01月11日

長崎の卒業生実家育成ジャガイモでチーズ会 野崎賢也

長崎の卒業生の実家が育成したアーダップル(大地のりんご=ジャガイモ)

大学教員をやっていてよかったと実感するのは、各地の卒業生から送られてくる地元のうまいモノを受け取る時です。今回は、長崎雲仙の卒業生の実家の農場から、親父さんが育成したオリジナルのジャガイモ品種が3種類送られてきた。それぞれ農場の名前を冠して、「タワラルパン」「タワラヨーデル」「タワラワイス」という。そう、俵さんちの農場なのです。

BTH2217287_0B.jpg このジャガイモの外観は、ご覧のとおり、ジャガイモといっても2種類は紫色をしています。同封のパンフレットによると、ジャガイモは(原産地はアンデス)本来こういう色つきで、それゆえオランダ語では「アーダップル(大地のりんご)」と呼ばれていること、この農場では土壌消毒のために使われる臭化メチルを使わないですむような、病害に強い(野生に近い)品種育成をすすめてきたことなどが分かります。臭化メチルはこれまでジャガイモやショウガ栽培の土壌消毒にごく普通に使われてきましたが、強烈な温暖化効果を持つガスであることから、使用禁止が決定されています(が、実際にはいろいろと噂が聞こえてきます・・・)。

蒸しジャガイモ&アピオス

BTH2217287_1B.jpg さて、今晩はこのジャガイモでチーズを食べる企画でした。学生たちと一緒に、まずは野菜のスープを作ったり、生ハム類をカットしたりして準備します。うちの研究室では、学生と一緒に料理をして宴会していますが、シンプルな野菜のスープはほとんど毎回作らせるので、今期の学生たちもすっかり身につけて、手際よく準備できるようになりました。(大鍋で野菜スープを作っておくと、その残りは翌日に、パンやおにぎり持参の学生たちが片づけます)

 蒸し上がったジャガイモ。ジャガイモは茹でたり焼いたりもおいしいですが、手間がかからずおいしさが逃げないという点で、蒸す方式がわが研究室の定番になっています。2種類の赤いタワラジャガイモに、小さな粒は、アピオスというマメ科ですがイモのような食感、四万十川流域の窪川町の道の駅で仕入れてきたものです。


ジャガイモでモンドール

 このホクホクのジャガイモを、モンドールというトロトロのチーズにつっこんですくって付けて食べるのが最高なのです。そのままでチーズ・フォンデュ状態のトロトロで食べられます。このモンドールというフランスの山間部のチーズは、カマンベールよりも二回りぐらい大きい円形で、冬の季節だけ作られ(食べられ)ます。貴重で価値の高いチーズだけあって、お値段もかなりのものです(その強烈な匂いもかなりのものですが)。若手教員の懐にはつらいですが、まあこれも、学生たちにホンモノを知ってもらうための教育の一環です。

 さて、安ワインで乾杯!
BTH2217287_2B.jpg (ビオ=オーガニック・ワインの飲みかけボトルなど提供しました)
 ホンモノの味を勉強しつつあるうちの学生たちは、とても食欲旺盛で、食べたことないものによろこんでチャレンジします。いまの大学生全般を見ていると、ほんとに食欲がないなあ・・・と思うことが多いですが、おいしいものをみんなで楽しく食べた経験が少ないというのも原因の1つでしょう。おいしいものを食べるだけではなく、それを楽しく食べる場をつくることがいかに大切か、うちの学生たちの食欲を見るたびに痛感します。

 こうして身銭をきった教育が、いずれは各地のおいしいものとなって返って来る・・・いえいえ、彼らが各地で地域のホンモノの良き理解者や支持者、あるいは生産者になって地域に貢献してくれると思えば、一級品の食材代や酒代など安いものですし、なにより教員冥利につきるというものです。




posted by LJ21 at 22:27| Comment(1) | TrackBack(0) | 愛媛県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

長崎の卒業生実家育成ジャガイモでチーズ会 野崎賢也

長崎の卒業生の実家が育成したアーダップル(大地のりんご=ジャガイモ)

大学教員をやっていてよかったと実感するのは、各地の卒業生から送られてくる地元のうまいモノを受け取る時です。今回は、長崎雲仙の卒業生の実家の農場から、親父さんが育成したオリジナルのジャガイモ品種が3種類送られてきた。それぞれ農場の名前を冠して、「タワラルパン」「タワラヨーデル」「タワラワイス」という。そう、俵さんちの農場なのです。

 このジャガイモの外観は、ご覧のとおり、ジャガイモといっても2種類は紫色をしています。同封のパンフレットによると、ジャガイモは(原産地はアンデス)本来こういう色つきで、それゆえオランダ語では「アーダップル(大地のりんご)」と呼ばれていること、この農場では土壌消毒のために使われる臭化メチルを使わないですむような、病害に強い(野生に近い)品種育成をすすめてきたことなどが分かります。臭化メチルはこれまでジャガイモやショウガ栽培の土壌消毒にごく普通に使われてきましたが、強烈な温暖化効果を持つガスであることから、使用禁止が決定されています(が、実際にはいろいろと噂が聞こえてきます・・・)。




蒸しジャガイモ&アピオス

 さて、今晩はこのジャガイモでチーズを食べる企画でした。学生たちと一緒に、まずは野菜のスープを作ったり、生ハム類をカットしたりして準備します。うちの研究室では、学生と一緒に料理をして宴会していますが、シンプルな野菜のスープはほとんど毎回作らせるので、今期の学生たちもすっかり身につけて、手際よく準備できるようになりました。(大鍋で野菜スープを作っておくと、その残りは翌日に、パンやおにぎり持参の学生たちが片づけます)

 蒸し上がったジャガイモ。ジャガイモは茹でたり焼いたりもおいしいですが、手間がかからずおいしさが逃げないという点で、蒸す方式がわが研究室の定番になっています。2種類の赤いタワラジャガイモに、小さな粒は、アピオスというマメ科ですがイモのような食感、四万十川流域の窪川町の道の駅で仕入れてきたものです。




ジャガイモでモンドール

 このホクホクのジャガイモを、モンドールというトロトロのチーズにつっこんですくって付けて食べるのが最高なのです。そのままでチーズ・フォンデュ状態のトロトロで食べられます。このモンドールというフランスの山間部のチーズは、カマンベールよりも二回りぐらい大きい円形で、冬の季節だけ作られ(食べられ)ます。貴重で価値の高いチーズだけあって、お値段もかなりのものです(その強烈な匂いもかなりのものですが)。若手教員の懐にはつらいですが、まあこれも、学生たちにホンモノを知ってもらうための教育の一環です。

 さて、安ワインで乾杯!
 (ビオ=オーガニック・ワインの飲みかけボトルなど提供しました)
 ホンモノの味を勉強しつつあるうちの学生たちは、とても食欲旺盛で、食べたことないものによろこんでチャレンジします。いまの大学生全般を見ていると、ほんとに食欲がないなあ・・・と思うことが多いですが、おいしいものをみんなで楽しく食べた経験が少ないというのも原因の1つでしょう。おいしいものを食べるだけではなく、それを楽しく食べる場をつくることがいかに大切か、うちの学生たちの食欲を見るたびに痛感します。

 こうして身銭をきった教育が、いずれは各地のおいしいものとなって返って来る・・・いえいえ、彼らが各地で地域のホンモノの良き理解者や支持者、あるいは生産者になって地域に貢献してくれると思えば、一級品の食材代や酒代など安いものですし、なにより教員冥利につきるというものです。



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