滋賀県でガソリンスタンドを経営しています、
油藤商事株式会社(あぶらとう)の青山裕史と申します。
私はガソリンスタンドという商売を油屋さんの時代からやっており4代目です。
長い間 「油」を販売していますが初代はてんびん棒や大八車でカンテラ油(灯明)や椿油などを行商しており、2代目・3代目の時分にモータリゼーションの到来でガソリンなどの石油製品を販売するようになりました。
しかし今のガソリンスタンドには大きな疑問と先(ビジョン)の見えない不安が付きまとっています。
今回はそのような中で当社の取り組みについて
色々ご紹介したいと思います。
スロービジネス 〜自分の仕事をパラダイムシフトする〜
スロービジネス…スローなビジネス。この言葉は、一見、矛盾
(Slowと、Busyを語源とするBusiness)しているように聞こえるかもしれません。
けれど、経済を成り立たせるビジネスは、「経世済民」、つまり、
「世の中を治め、人民の苦しみを救うこと」、そして「世の中を平和にして、人びとを幸せにすること」のためのシステムだったはずです。
ファーストフードの対義語としてスローフードが登場し、スローライフや
スローソサエティなどの言葉も生まれ、地産地消の概念が少しづつですが
広がりを見せております。
NPOの新しい考え方とCSR(企業の社会的貢献)の価値観をコンセプトに、
これからのビジネスをスロービジネス化していきたいと思っております。
しかしながら私の家業はこの地で商売を初めて100年近くになります。
なかなか新しいビジネスを展開するのも大変なので、今の仕事を限りなく
スロービジネス化していくことにしました。
「パラダイムシフト」という言葉があるます。「パラダイム」とは
既成概念・すでに引かれた道筋という意味です。
それを「シフト」つまり少し方向を変える。ギアチェンジして速度を速めたり遅くしたりと少しアクセントを持たせるという考え方です。今進んでいる
方向を全く顧みず新しい事業を展開するのではなく、今行っている事業を
しっかり見つめ直し、新しい価値を見出す…。
油藤商事株式会社のパラダイムシフトへの挑戦がはじまりました。
