フォレストアドベンチャー・フジの施設内は、電気も水道もガスもありません。しかしツリーハウスがあります。本日はわれわれの‘基地’、ツリーハウスを紹介したいと思います。
では、まず完成型をご覧になってください。デザイン、クオリティ、どこから見てもプロの仕事のように感じますね。われわれスタッフもデキには満足、お客さんの評判もすこぶるよろしいです。
施設の運営を効率よく、円滑に行うためには事務所の存在は不可欠です。そこでツリーハウスを事務所にしよう、ということがそもそもの計画でした。某有名な一級建築士の先生設計・監督のもと、われわれスタッフが主体となり本格的に施工に着手したのは今から3ヶ月前のことでした。そう、われわれがこのツリーハウスを建てたのです。いや、建ててしまったのです。もちろん、スタッフはもとより先生も大工仕事は素人。丸のこ、ジグソー、サンダー、道具は一式そろってはいるものの、これらを使い始めたのはごく最近。筆者自身も最初は、ホントにできるのかな?と思ったものでした。
施工風景はこんな感じです。
こんな感じで苦労しつつも完成したときの達成感は、ほかではなかなか味わえないものでした。今ではこのツリーハウス、さまざまな役割を果たしています。主にお客さんが来場した際の受付として、道具等の管理場所として活躍しています。また、スタッフがデッキに立ち、お客さんの安全を見届ける監視棟の機能も果たします。
ヤラセ感がミエミエのような気もしますが、週末などお客さんの来場が多いときは、ここからの監視が重要になります。
では、室内はどのような感じなのかというと……….

薪ストーブがあります。10月も半ばを過ぎ、標高約1100メートル地点は昼間でもかなり冷えます。ストーブの前に座り、火を見ながら暖をとっていると仕事をすることを忘れてしまいます。火を見ていると落ち着きますし、だいたい火あそびは楽しいですからね。あらためて火には不思議な力があると感じさせてくれた薪ストーブでした。
ひょこっと出た煙突にはさらなる風情を感じます。
電気はありません。でも室内は明るい。クリアのトタンを屋根に使用しているため、太陽光が差す仕組みになっております。森の中で木々に太陽が遮られるにもかかわらずこの明るさです。お天道様は偉大です。
室内は都合によりこれ以上お見せすることはできませんが、フォレストアドベンチャーに遊びに来られた方は見ることができるかもしれません。
本日の結論。人間やればできる、ということです。素人のわれわれがツリーハウスを完成させたぐらいですから、何事もまずはやってみるということが大事です。チャレンジ精神は常に持ち続けましょう。
房前先生 Big Up!