私は、本会議の事務局(県担当課)の補佐役として参加しました。
開催場所は、「長崎県美術館」です。
余談ですが、「長崎県美術館」は、今月、スペイン政府他により組織する団体よりスペイン文化の普及に大きな功績があったと認められ、カーサ アシア賞を受賞したしました。
ただ今、企画展「フランス印象派からエコール・ド・パリへ」が開催中です。
長崎県美術館の情報はこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/
閑話休題。先月、文化庁の文化審議会が、主に「世界遺産暫定一覧表」への追加選定を行うための「世界文化遺産特別委員会」を新たに設置し、
そこで、地方自治体からの提案(都道府県と市町村の共同提案)が審査されることになりました。
これを受けて、長崎県では、今、「長崎のキリスト教関連遺産群」を世界文化遺産として文化庁へ提案するための取り組みが進められています。
世界遺産に登録(ユネスコの世界遺産一覧表に記載)されるためのプロセスとしては、まず、世界遺産条約締結国(今年2月現在で締結国数は182ヵ国)が、世界遺産一覧表への登録推薦の候補を記載した「暫定一覧表」を提出します。その「暫定一覧表」の記載物件のうち、「世界遺産一覧表」に登録する準備が整ったものをユネスコ世界遺産委員会へ推薦します。
これに対し、ユネスコ世界遺産委員会が、「世界遺産一覧表」への登録の可否を決定するのです。
最近の国内事例としては、ご承知のとおり、自然遺産として「知床」、文化遺産として「紀伊山地の霊場と参詣道」がありますね。
昨日の有識者会議(第1回)では、教会群を中心に、長崎のキリスト教の歴史背景にストーリー性を持たせて提案書を作成することが大切である、との提案がなされました。
これらの提案を踏まえた提案書が採用され、長崎の教会群が世界遺産に登録された暁には、長崎の注目度アップや、教会群の保存・管理の充実及び周辺環境の保全強化など、観光県長崎にとってプラスとなる要素が数多く生まれることが期待されます。