2006年11月30日

石川県金沢市 宮本日佐美 4日目

■今日はニクの日
 毎月29日には、ニクを食べようと想っている。月に一度ぐらいはお肉も食べないと・・ゴロ合わせで忘れないから29。それ以外の日の主菜は、魚・・安くて新鮮で何よりオイシイ。季節ごとに、いろいろな種類が出回って煮たり焼いたり、・・。
 さて、一日遅れだけれど、今日は風邪ひきが一人いるので急きょ、ニクの日に決定!!風邪のときは肉に限る、のは私だけかもしれない。私は、風邪をひいて熱が39度あっても肉を食べると、翌日必ず熱は下がる。
 何でも「想えば必ず叶う」もの、と子どもの頃から教えられてきたから、大人になった今でもずっと想いつづけている。

<「豚肉と白菜の重ね蒸し」のつくり方>二人分
 材料/豚肉150g、白菜8枚程度、オリーブオイル、塩
 つくりかた
 (1)白菜を洗い、一口大ていどに切る
 (2)豚肉も一口大ていどに切る
 (3)浅い鍋に小さじ1のオリーブオイルをひき、白菜のカタイ部分
  を軽く炒める
 (4)一度火を止め、(3)を同じ鍋の底に並べ、塩をパラパラふる
 (5)(4)の上に、豚肉を並べ、塩をパラパラ
 (6)(5)の上に、白菜のヤワラカイ部分を並べ、塩をパラパラ
 (7)極弱火で豚肉の色が変わるまで、ふたをして蒸し焼きすると、
  できあがり
 白菜も豚肉も大きめがオイシイ!

04-豚肉と白菜の蒸し煮.jpg

 春キャベツが出る頃には、ベーコンと組みあわせて作る「重ね蒸し」を今回は豚肉と白菜でやってみた。油をほとんど使わず、味は少量の塩のみなので、肉といってもかなりヘルシーかもしれない。味が物足りないと想えば、お皿にとってからレモンやポン酢を使うのもいい。
うちの晩ごはんは・・今日も1時間でできあがり
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2006年11月29日

石川県金沢市 宮本日佐美 3日目

■干物は保存食
 何年か前に、実家から送ってもらった「小アジの開き」を食べた。それまで、干物が特別おいしいと想ったことはなかったけれど、送ってもらったモノは変な臭みもなく、塩分もほど良くおいしかった。母に聞いてみると、父が釣ってきた新鮮な魚を母がすぐ開きにして干したらしい。新鮮なこと、当たり前だけれど・・。
 市販されているモノは、売れ残った鮮魚を干物にする場合もあるようで、鮮度はずいぶん低いものが多い。塩分も多いし、いろいろややこしい保存料も入っていたりする。
 不安なら、不満なら自分で作ったらええやん。食べることに労力を惜しまない私は、そう考えるととりあえず実行することにしている。これも余裕の時間が生まれたおかげ・・感謝。

<ワタシ流 干物のつくり方>
 (1)新鮮な魚を買ってくる
 (2)魚の内臓をとり出し、さっと洗う
   開きにするか、丸干しにするかは魚の大きさ(厚み)や
   お天気の状況で臨機応変に
 (3)(2)を2-3%程度の塩水に1時間ほど浸す
 (4)(3)をとり出し、ペーパータオルで水分をとる
 (5)網に並べて、外へ干す
   あるいは、バットにペーパータオルを敷き、その上に魚を並べ
   密封状態で冷蔵庫へ入れておく
 外へ干した場合、お天気次第で一夜干しでも食べられる
 冷蔵庫の場合でも、2日ほどでOK

とにかく、お試しあれ

<ワタシ流 干物の保存のしかた>
 だいたい干物は多めにつくる。だから、保存も考えないと・・
 できあがった干物は数日のうちに食べる分は冷蔵室へ、それ以降に食べる分は小分けにして冷凍室での保存がオススメ。
うちの晩ごはん 今日は手抜き・・かも
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2006年11月28日

石川県金沢市 宮本日佐美 2日目

★夫のだめ出し
 昨日のBLOG「記事」を読んで、夫が「せっかく写真入りで紹介したのだから、これから1日に1、2品ずつ取り上げて、それにまつわる話を書いていったらどないです?」と、お昼過ぎにメールをくれた。
 「もっと早く言ってよ」と想いながらも、一番身近にいる良き理解者のアドバイスをきかないのはもったいないので、残り6日は「○○についての話し」をちょっとずつ書いてみよう・・。

■だしを使い、使いまわすこと
 うちでは、だしをとるときに使った昆布、いりこ、かつお節などを使いまわしています。もったいない、というよりはオイシイので、使いまわして食べるのです。
 使いまわし方としては、佃煮や昨日の煮物の具材として、または炊き込みご飯にしたりといろいろですが、とにかく食べます。
 因みに、今晩のおみそ汁のだしは、珠洲のわたえさんたちが作っている「焼きあご」を使いました。

<ワタシ流 だしのとり方>
 (1)朝食の後かたづけをして、鍋に「焼きあご」1/2匹を入れ、
   水を張る
 (2)お夕飯の支度をはじめる頃、鍋を加熱(弱火で7-8分)
 (3)加熱後、「焼きあご」をとりだす
   具を入れ、みそを入れ、お豆腐を入れたらできあがり

<ワタシ流 だしの使いまわし方> 炊き込みご飯 編
 (1)だしをとったあとの「焼きあご」は、骨と皮をはずして
   食べやすい大きさにしてからラップに包んで冷凍室で保存する
  (3,4回分まとまると使いやすい量になる筈)
 (2)炊き込みご飯の材料の準備をするとき、冷凍室からとりだし、
   他の材料と混ぜる
 (3)炊いたら、できあがり

■使いまわすことができる=良いモノ
 使いまわすことができるポイントは、素材それ自身が良いモノ(製品)であることです。私は、信頼できる物を信頼できる人から、自信をもって商売をしているお店から購入しています。良い物だから、使いまわせるのです。
 だしをちゃんととることで、少し調味料を加えるだけの薄味に仕上げられますから体にも良いはずです。もちろん、しょう油、みりん、砂糖、塩などの調味料もすべて良いモノを使っています。
うちの晩ごはん は ココからです
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2006年11月27日

石川県金沢市 宮本日佐美 1日目

■簡単に私のこと・・
 こんばんは! はじめまして!!
金沢暮らし、もうすぐ6年・・みやもとひさみ・・です。
仕事は、地域づくりのお手伝い(プランナー)なのですが、今年度はさぼっています。さぼっている筈なのですが、お金にならない仕事の話しはいろいろあります(笑)。そういう話しの方がオモシロイのです・・「円」に置き換えたらけっこう働いています。
 それはさておき、時間に少し余裕ができたことで「ていねいにくらす」ことがちょっと上手になった気がします(自己満足)。特に、たべもん・・今日から一週間は、寒い金沢から「うちの晩ごはん」を伝えていきますので、よろしくお願いします。

■うちの晩ごはん・・今日のメニュー
 ・ごはん
 ・おみそ汁
 ・野菜のたいたん
 ・チンゲンサイのゴマ和え
 ・ハタハタの干物
 ・おつけもの
 ・ところてん--ダイエット用
 ・残り物・・いわしのショウガ煮、じゃこ天

晩ごはんは、一汁三菜が基本・・写真は次です!
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2006年11月26日

埼玉県日高市 醤遊王国 中戸川貢 7日目

醤遊王国祭は盛況のうちに終わりました。
そしてこのブログも最終夜となりました。

醤油の地域性
お客様に工場をご案内できるのも、弓削多醤油が麹づくりから一貫して醤油を製造しているからです。1914年には約12000社あった醤油メーカーは、第二次世界大戦後に約6500社になり、現在では約1400社となっています。その約1400社のうち、麹づくりから醤油を製造しているのは150社程度とも言われています。各地域の食文化・食習慣と結びついて発展してきた醤油は、味や香りに地域性が見られます。その多様性を守っていきたいものです。
醤遊王国でも全国の醤油というコーナーをつくりましたが、今後も醤油についてもっと知ってもらえるように、楽しく学べる空間にしていきたいと思います。

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2006年11月25日

埼玉県日高市 醤遊王国 中戸川貢 6日目

今日は醤遊王国祭3日目です。土曜日で天気も良かったため、多くのお客様でにぎわいました。
王国1F.jpg 王国2F.jpg

工場案内をしていますと、醤油の原材料=大豆というイメージが強いらしく、小麦のイメージは弱いようですね。
工場案内中のお客様からの質問をいくつかご紹介しましょう。

「大豆も小麦も塩も黒くないのに、何で醤油は黒いんだ?」

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2006年11月24日

埼玉県日高市 醤遊王国 中戸川貢 5日目

前回、日高市について書いたのですが、さすがに3ヶ月しか住んでいない街について書いても、内容がちっとも面白くないですね。
今日は、醤遊王国の写真をはさみながら、醤油の種類について書くことにします。

まず、魚醤というのがあります。魚醤は魚介類を原料として発酵させてつくる調味料で、秋田の「しょっつる」、奥能登の「いしる」、香川の「いかなごしょうゆ」が日本の3大魚醤といわれています。

全国の醤油.jpg醤遊王国「全国の醤油」コーナー

しかし、魚醤は動物性の原料を使用しているのでJAS規格で定義されているしょうゆには入りません。

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2006年11月23日

埼玉県日高市 醤遊王国 中戸川貢 4日目

今日は祝日で、醤遊王国祭の初日ということもあり、朝から多くのお客様がいらっしゃいました。寒かったんですが、なんとか雨も降らずにイベントを楽しんでいただけたのではないかと思います。
醤遊王国は「王国」という名前がついていますが、とても小さな施設なんです。しかし、単なるメーカー直売店と違って「工場見学できる」という特徴があります。ですので、セール期間中とはいえ工場案内はしっかり行いました。私も一日中しゃべっていて、さすがに声もかれてきましたし、王国祭の写真を撮るヒマもなかったので、今日は日高市の話でもしようと思います。

最も有名なのは、9月中旬から下旬にかけて開花する、巾着田の曼珠沙華だと思います。約30万人の観光客が訪れるそうです。詳しくは日高市観光協会の観光ガイドを見て下さい。
hidaka_banner.gif
巾着田まつり期間中、弓削多醤油はテントで直売所を出しています。

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2006年11月22日

埼玉県日高市 醤遊王国 中戸川貢 3日目

今日は「影法師コンサート&新米パーティ」に行ってまいりました。
影法師.jpg
たまごかけご飯では、当社の「海の精使用 吟醸純生しょうゆ」をみなさんに使っていただいて、とても好評でした。ありがとうございます!
影法師コンサートの後、部屋でいろいろな話をさせていただく中で、日本の農業政策のこと、地方の小規模農家と過疎化のことなど、考えさせられました。

今日は醤油の原材料について書こうと思います。
「丸大豆醤油」というのをお聞きになったことがあると思います。
使っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
丸大豆醤油.jpg
では、この丸大豆醤油の「丸大豆」の意味は知ってますか?

正解はコチラ
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2006年11月21日

埼玉県日高市 醤遊王国 中戸川貢 2日目

今日は23日〜26日まで開催する「醤遊王国祭」の準備をしたり、午後からは都内へ営業に出ていました。だいぶ暖かい一日でした。

さて、昨日の続きです…
もろみの入っている木桶は、直径も高さも2m30cmほどあります。材質は杉でできています。桶の内面には耐塩性の酵母菌・乳酸菌が棲みついているので、仕込みのときにそれらの菌を培養して添加する必要がありません。
仕込み蔵下.jpg  もろみ2.jpg
このような日本の伝統的な杉桶は年々減少しているそうです。現在ではもろみを入れる容器としてはタンクが主流となっています。タンクに仕込んだ場合はもろみの温度コントロールができるので、約6ヶ月間の醸造期間で醤油になります。木桶の場合は発酵・熟成に1年以上かかります。

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2006年11月20日

埼玉県日高市 醤遊王国 中戸川貢 1日目

埼玉県日高市にある 彩の国 醤遊王国より1週間お届けしてまいります。よろしくお願いします。
醤遊王国全景.jpg
醤遊王国(しょうゆおうこく)は、醤油のつくり方・使い方・保管の仕方など醤油に関することを遊んで学べる施設で、弓削多醤油株式会社が運営しています。弓削多醤油は大正12年に埼玉県坂戸市で創業しました。初代当主 弓削多佐重が、縁あって現在の埼玉県入間市にあった醤油蔵から、蔵の設備や杜氏さんを丸ごと迎え入れることになり、創業したそうです。
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2006年11月19日

岩手県葛巻町 森と風のがっこう/黍原豊/7日目

●根を張り未来を描くこと

いよいよ最終日となりました。
今回は、森と風のがっこうがこれまで活動を続けてきて、「やってきてよかったな」と一番うれしかったエピソードを綴って終わりにしたいと思います。

kousha.jpg
〜森と風のがっこうが分校として使われていた昭和37年、この集落にはまだ電気が通っていませんでした。東京方面の篤志家が子どもたちのためにと楽器やバット、グローブなどをこの山村の分校に寄贈してくれていました。その中にテレビがあったのです。電気がなければ見られない、じゃあ自分たちつくり出そう。集落の人達は、水路を築き、小型の水力発電装置を手に入れて、自家発電を始めました。〜

 こうした話は、地区の人達と忘年会などの飲み会の時に時々聞いていた話でした。「木曜日の夜は、分校に集まって、他の電気をみんな消して、プロレスを見たんだ」とか「冬は、電気が暗くなってきたら、ヤカンのお湯をもって水車にかけた」というような話を聞いました。(もう少しなまってましたが、文字にはうまくできません…、あしからず)

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【地区の人達の手でつくり上げた水路】

実は、その当時の映像が残っていて、そのビデオを見つけた地区長さんは「あのビデオがあったんだよ」と駆け込んできました。
その映像を見終わったときにとてもうれしい一言を言ってくれたのです。
「今森と風のがっこうでやろうとしていることは、自分たちがやってきたことと同じなんだね」

これまで、森と風のがっこうでやってきたことは、ちゃんと過去とつながっていることなんだ。という安心感を感じずにはいられませんでした。

suisha.jpg
【水力発電の小屋】

その土地の過去を掘り下げ、根をしっかり下ろすことで、
より枝葉を広げ、確かな未来を描いていけるのだと思います。

過去と未来のつながる時間軸の上で、今という時をしっかり見つめていきたいと思います。
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2006年11月18日

岩手県葛巻町 森と風のがっこう/黍原豊/6日目

●足元の資源、自然エネルギーをいかす

 すでに初雪は終わり、4回ほど雪の降った森と風のがっこうには、着実に冬の足音が聞こえてきました。(ちょっと雪が降るぐらいでは、冬とは言えません。真冬はー20℃となって、ダイアモンドダストも見られる場所です。)

 森と風のがっこうでは、様々な足元にある資源や自然エネルギーを利用しています。

寒くなってくれば、これです。
DSCF3647.jpg

 ー20℃になるここでは、石油ストーブでは、なかなか温まりませんが、薪ストーブはぜんぜん違います。また、煮炊きにも使える優れものです。
 薪は、廃材や間伐材、伐採後の端材などを利用しています。森と風のがっこうは森林に囲まれているので、燃料にはことかきません。自分のところの山ではありませんが、持ち主や伐採作業をしている方にお願いして木をいただいてきます。木材の値段が安いため、良いのか悪いのか、山には出さなかった木がゴロゴロしています。
 薪作りは、ボランティアに来た学生や研修に来た方々のとても楽しいアクティビティにもなっています。すぱっと2つに割れれば、ストレスも吹き飛びます。
 この薪は、空缶風呂や五右衛門風呂にも利用しています。

校舎には、温室が併設されています。
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外が10℃切っているときでも、この中は20℃近くあるときもあります。
温室の中で快適に作業できるだけでなく、校舎に温まった空気を取り入れたりすることもできます。昼間は、ランチしたり、この中にテーブルを出して、デスクワークをすることもあります。


この一見なんだかよく分からない場所は、…
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…実はコンポストトイレです。
ここに来られる方々の落としていくものも大切な資源として、堆肥にして利用しています。
水も電気も使わないのですが、ぼっとん便所とは違って、悪臭が漂ってこないような工夫がされています。森と風のがっこうに来られたときは、ぜひぜひ資源を落としていってください。


今年の8月には、この森と風のがっこうを舞台に「くずまき自然エネルギーサマースクール」と題して、小中学生を対象にして、ここにある資源や自然エネルギーをいかした暮らしの実践体験を10日間の日程で行いました。
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【がっこう裏の川で水路をつくって水力発電に挑戦!】

これまで紹介した、森と風のがっこうの生活を存分に味わってもらいます。薪でお風呂焚き、薪やバイオガスでごはん作り、畑やニワトリのお世話、ニワトリを絞めていのちをいただく、手作りの小型水車や自転車で発電して映画上映、キャンドルを手作りして舞台に飾り付けて、森の中で宮沢賢治の童話劇上映等。子どもたちは自然といのちの循環、エネルギーの循環を体験していきました。

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【バイオガス装置で作っているのはココア。名づけて、うんココア】

 今年が1年目で、来年はアートと自然エネルギーを組み合わせたプログラムができないものかと、今から思案しているところです。3月には、まだ雪の中の森と風のがっこうで「自然エネルギースプリングスクール」が開催されます。今度は、薪ストーブが大活躍することでしょう。
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2006年11月17日

岩手県葛巻町 森と風のがっこう/黍原豊/5日目

●北いわてのスローツアー

 昨年から「なつかしい未来・北いわてのスローツアー」という企画を行っています。つい先日の11月3〜5日にも開催しました。今回は、山根六郷という集落を訪ね歩きました。山村の暮らしの伝承記録映画上映や山村集落散策、郷土食や神楽などが思う存分楽しめる水車まつりなど、思う存分山根六郷を楽しみました。
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【左:郷土食「軍配もち」作り挑戦! / 右:木製の橋を渡って民家を訪ね歩く】

 スローツアーは、森と風のがっこうだけではなくて、隣町にあるバッタリー村(旧山形村、現久慈市)、山根六郷研究会(久慈市)との共同企画で実施しています。このスローツアーは、以下の点を大切にしながら開催しています。

▼活動を支えてきたひとに出会う、縁にふれる、ツアーです。

山根六郷研究会やバッタリー村の活動は、20年にわたって掘り起こしてきた土地の記憶、くらしに根ざした伝統食、衣、住を通して、心安らかではない私たちの生活を静かに問い返すものがあります。その旺盛な活動を実践してきた方々から直接お話をお聞きすることで、私たちのツアーをより厚みのあるものにします。

▼復元、記録という目に見えるかたちで地域生活文化を伝承してきた活動にふれるツアーです。

私たちの生活に本当に必要なアートや技術とはいったい何なのだろうか。北岩手で長い間育まれ、受け継がれてきた人々の記憶の上に、これからのくらし方をデザインしていくことの意義を実感できるツアーです。
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【山根六郷研究会の初代代表黒沼さん(写真中央)と集落を訪ね歩く】

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【囲炉裏を囲んで語りに耳を傾ける】

 バッタリー村と山根六郷研究会は20年以上前からまだそれこそNPO等という概念がなかった時代から活動を続けてきました。20年以上にわたる活動があるからこそ森と風のがっこうのパーマカルチャーや自然エネルギーの利用などがより意味のある物になってくるのです。新しい物をやることは、どこでもできます。しかし、それが本当に根付いていくためには、そこの土地の記憶をちゃんと掘り起こしていかなくてはならないと思うのです。
 実際、山村では、高齢化、人材の枯渇、資金不足など切実な課題も多く、これまで脈々と受け継がれてきた山村の丁寧な暮らしが消えかかっていることも事実です。このスローツアーを通して、都市と山村がお互いに元気を得て、また、山村への人材滞留を促すお手伝いができればと考えています。
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2006年11月16日

岩手県葛巻町 森と風のがっこう/黍原豊/4日目

●タイNGO来訪

 昨日今日と1泊2日の日程でラックスタイ財団の方々4名が研修として森と風のがっこうを訪れ、森と風のがっこうの施設を利用しながら循環型の生活を体験し、夜には、お互いの活動の情報交換をして、夜遅くまで、森と風のがっこうには明かりが灯っていました。

 ラックスタイ財団は、1979年に発足し、農村部の貧困、環境保全、エイズに対する予防などの問題に取組み、活動地域は、タイ全土におよび、約100人のタイ人スタッフが働いているそうです。

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【左:青パパイヤを手の上で刻んでいく / 右:ソムタムの完成!】

 昨日午後に森と風のがっこうに到着したタイの皆さんは、まずは森と風のがっこうのエコロジカルな生活を体験できる施設の案内ツアーをして、早速みんなで食事づくり。今夜は、なんとタイの皆さんによるタイ料理!。トムヤムやソムタム、グリーカレーなど給食室は、タイのスパイスの香りでいっぱいです。お米は、タイ米で、うるち米ともち米の2種類。もち米は小さなお弁当箱のような竹で作った入れ物に入れて出されます。もち米を手で握って染む他無などといっしょにいただきます。辛さは、タイの方と比べたらかなり抑えてあるとのことでしたが、辛いのがちょっと苦手な私では、十分な辛さ。でも、ウマ辛いとはこのこと。どんどん、ごはんが進みます。
 夜は、町長を始め、役場企画財政課(観光などの担当)下天广(しもてんま)さん、町内の安孫自然塾を主催する外久保夫妻などのゲストも交え、食事をいただき、その後は、情報交換会となりました。

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【左:黒板を使ってタイでの事業の紹介 / 右:2日目朝は薪割り体験も】

 ラックスタイ財団で活動をするにあたって、環境保全というと自然環境だけではなく、文化や農業も含めた人間の生活全体を守っていくということを指しているそうです。日本の環境保全というと、どちらかというと、自然環境が中心となってしまい、なかなか人間の生活とそれが結びついていないような活動が多いような気がします。もちろん、すべてがそうではありませんが、文化や農業を含めたそこでの生活全体をどうしていくかということを考えていかないと、そこの環境は守られないと思いますし、何のために環境保全の活動をしているのか分からなくなってきてしまうのではないでしょうか?ただ、タイと日本では、経済的な違いもあって、タイでは、自然環境の荒廃が自分たちの生活にもろに影響を受けていることもあり、生活を守るために自然を守ることつながっていきます。
 なので、ラックスタイ財団の行う環境教育のアクティビティには、その集落の知恵者と呼ばれるような老人・長老や手仕事の技術をを持った人から子どもたちが色々と教わるというようなことを行っています。このアクティビティは、森と風のがっこうで行っている活動にとても共通する考え方です。昨日お伝えした「子どもオープンデー」での老人クラブや婦人会との交流にも通じるところでもありますし、また昨年から行っている「北いわてのスローツアー」のその土地の暮らしから学び、これからの地域のあり方を描いていくという考えにもつながっていきます。
 遠いタイと日本で活動の背景は違うにしろ、めざすものが重なることにとても親近感を覚え、また地域に住まう人々が本当にいきいきと幸せに暮らすことを考えたときに同じ方向を向くことということを感じました。
 ただ、タイの子どもたちの写真を見ていたときに、とても印象深かったのは、屈託のない笑顔でみんな目がいきいきとしていることを感じ、日本の子どもたちみんながそういう風にしているのかなと感じました。また、タイの方々は、子どもオープンデーでわざわざ子どもたちを自然の中で遊ばせていることに不思議に感じていました。物が豊になった日本で、子どもたちは本当に幸せになったのだろうかとちょっと複雑な気持ちになりました。
 だからこそ、森と風のがっこうでやっていることはとても大切なことですし、もっともっと活動を広げて行かなくてはいけないのだと感じました。
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2006年11月15日

岩手県葛巻町 森と風のがっこう/黍原豊/3日目

●子どもオープンデー

 ついこないだの土曜日11月11日に、今年最後となる、子どもオープンデーが行われました。
 子どもオープンデーは、森と風のがっこうで子どもたちが心とからだを解放しながら、のびのびと遊ぶことのできる場をつくっています。
 小学校が週休二日になるのに合わせて始まり今年で5年目となる事業で、4月〜11月に毎月原則第2土曜日に開催、冬は1月に1回開催しています。町内の小学生を対象にしており、参加者は30から40名、それに10から20名の学生・社会人のボランティアも関わっています。11月は、さらに町内の婦人会の連合会の方々20名ほども混じっての大所帯となりました。
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【しだみをつぶして…、パイにいれてアースオーブンで焼きます!】

 今月のテーマは、「縄文人になろう」ということで、婦人会の方々に、しだみを使ったしだみパイを教えていただきました。“しだみ”とは、この辺の方言でドングリのことで、縄文時代に食べていただけではなくて、つい数十年前まで穀物の代わりとして食べていたものです。穀物(といっても、お米はほとんどなく、そばや雑穀)が不作の時には、保存をしておいた“しだみ”が活躍したそうです。しだみを採取して、あく抜きをするところまでは、昔のままなのですが、今回は今風にアレンジして、パイにして、アースオーブンを使って薪を熱源に焼き上げました。他には、笹をとってきてお茶をつくったり、たき火で焼きリンゴを作ったりして、お昼にみんなでテーブルを囲んで、いただきました。
 テーブルを囲んだ顔ぶれは、子どもから学生、社会人、それに婦人会の方々とそれぞれ血のつながりもないのですが、なんだか大きな家族のような感じで、とっても良い雰囲気です。森と風のがっこうは、こんな風に色々な世代が自然と混じるのが特徴的です。他の事業である、自然エネルギー講座やパーマカルチャー講座も中学生ぐらいから高校生、大学生、社会人(20代から70代まで)と色々な世代が混じり、夜遅くまで語り合います。
 お腹がいっぱいになった子どもたちは、外に飛び出していって、森や川へ出かけていって、時間いっぱい遊び回っていました。
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【左:たき火料理!、右:世代が混じってテーブルを囲む】

 この子どもオープンデーは、葛巻町との協働によって成り立っています。プログラムの企画、当日の運営は、こちらで行い、広報や参加者募集のとりまとめ、子どもたちの送迎は町のバスを出して、葛巻町教育委員会で行っています。町とNPOがお互いやれることを持ち寄っているのです。また、町で出している生涯学習カレンダーにもこの子どもオープンデーを載せていただいていて、これは町の全戸に配られるものなので、町内の方々に森と風のがっこうのことを知ってもらういいきっかけにもなりました。

 実は、この子どもオープンデーの子どもたちが森と風のがっこうと地域の人達を
つないでくれたと言っても過言ではありません。1年目は、町内からは子どもたちだけが来ているだけでした。しかし、森と風のがっこうに来た子どもたちが「楽しかった」ということを家に帰ってから話し、それを聞きつけた、おじいちゃん、おばあちゃん世代の老人クラブや婦人会の方々が、2年目からやってくるようになりました。そして、年に数回、子どもたちといっしょに、伝統食を伝える活動を行ったり、昔遊びをしたりして、過ごしていきます。こうやって、子どもたちが森と風のがっこうと地域を結びつけてくれたのです。

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2006年11月14日

岩手県葛巻町 森と風のがっこう/黍原豊/2日目

 今日は、森と風のがっこうの一員であるニワトリたちを紹介したいと思います。ニワトリと一言でいっても、ただ卵を産んでもらっているわけではないのです。
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【雪の中でも元気に歩き回るニワトリたち】

 現在、約70羽のニワトリがいます。一日今ですと35〜40個ぐらいの卵を産んでいます。カフェのケーキやプリンなどのスウィーツに使ったり、ほしいという方に販売したり、自分たちで食べたり…。

 彼ら(彼女らといった方がいいのかな。2群いて、雄はそれぞれ3羽ずつです。)は、森と風のがっこうの生活の循環の一員を担っています。
 ニワトリたちは、私たち人間が不要としたものを食べて、卵や鶏糞としての肥料、時にはお肉を人間に提供してくれます。不要としたものには、草抜き、草刈りをした草や調理で出る野菜くず、地域に視野を広げると、精米や精穀(雑穀を取り扱っている商店があります。さすが雑穀王国の岩手県北!)ではじかれたものや豆腐屋さんからでるおから、魚屋さんから出るあら、水車でそばを引いているところから出たそばのかす(地元では、「じゃこめ」って言ってました。)などなど、色々と出てくるものです。使われていない「もったいない」ものは、見方を変えれば資源となります。
 地域でその資源をいただくときには、その資源が後々生まれ変わる卵を持っていきます。ちょっとした循環です。もったいない資源は、もともとお金を出して捨てていたり、手間をかけて処理していたものなので、喜んで提供してくれます。こちらとしても、喜んでニワトリたちが食べるので喜んでいただいていきます。お礼の卵を持って行くと、時々オマケに豆腐や魚の食べられるあらなどをいただけるという、思いがけないうれしいこともあります。
 卵は、そうやって循環の目に見える形となり、また私たちの感謝の気持ちをのせて、手渡されていきます。
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【お仕事中失礼しました】

 感謝の気持ちといえば、こういうこともよくあります。同じ集落内では、各戸で自給用の畑をやっています。一つの作物はだいたい同じ時期に収穫をむかえ、たくさん採れるものです。そうすると、おっそ分けといって、森と風のがっこうに持ってきてくれます。(森と風のがっこうは、たくさんの人が来るのでたくさんあっても困ることがありません。森と風のがっこうにも畑はあるのですが、たくさん人が来る時期はなかなかそれだけではまかなえないのです。)おっそ分けのお礼となったときにこの卵が大活躍するのです。(こちらの畑でとれるものでは、同じものになってしまいます。昔はどこのおうちでもニワトリを飼っていたようですが、今はどこも飼っていません。)これまでは、「ありがとうございます。」と感謝の気持ちを述べるだけだったのですが、今は卵というものに気持ちをのせて伝えています。
 森風卵はそう、森と風のがっこうの地域通貨のような役割を果たしているのです。
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2006年11月13日

岩手県葛巻町 森と風のがっこう/黍原豊(きびはらゆたか)/1日目

 すでに、2回目の雪の降った岩手県の北部に位置する葛巻町の「森と風のがっこう」より、1週間お届けします。
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【左:11月13日2回目の雪、右:新緑のまぶしい初夏】
 森と風のがっこうでは、スタッフが森と風のがっこうで生活をしながら、常駐しています。
 森と風のがっこうで行われている様々な活動の紹介に加え、日々の生活で流れている時間もお伝えしていきたいと思います。

 私自身は、愛知県の出身で、岩手に来て、ようやく10年が経ちました。岩手に来たきっかけは、大学入学を機に、家を出てみたいと思い、来た場所がたまたま岩手だったという感じで、今ほど岩手に思い入れはありませんでした。しかし、学生の時に、今いる葛巻町のお隣、久慈市(旧山形村)にある、バッタリー村という所に通うようになり、自然と共に生きている暮しに出会った事で私は岩手に強く惹かれていきました。伝統的な自然と共に生きてきた暮しは、自分自身は出来ないー今の便利になった暮しを捨てることも出来ないし、その暮しをするための技術も体力も持ち合わせていないーけど、そういった暮しを伝えて行けたら素敵だなと思っていました。大学卒業後、具体的に何をすると言うことも決まってなかったところ、岩手子ども環境研究所の代表を務める吉成から森と風のがっこうを始めるということをちょうど聞き、準備の段階から関わるようになりました。

 森と風のがっこうは、標高700mの11世帯の集落のかつて分校だった廃校跡に2001年夏に開設しました。「もったいない、ありがたい、おかげさま」を合言葉に気持ちの良い循環(エネルギーの循環、いのちの循環)が楽しみながら実感できる施設づくりを進めています。例えば、空缶風呂やコンポストトイレ、小型発電用風車、太陽光パネル、バイオガス装置をはじめ、環境共生建築のコミュニティカフェもオープンしました。

 森と風のがっこうの全体のデザインは、パーマカルチャーという考え方に基づいていて、それぞれの要素がつながりをもち、長所を活かし合うことができるようになっています。
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【バイオガス装置に投入!ウンチがエネルギーになる】
 分かりやすい例を挙げると、校舎に併設されて温室があるのですが、その温室には給食室と薪で沸かすお風呂が接しています。給食室と温室内に焚口があるお風呂は、温室の熱源としても機能しています。また、温室内には、バイオガス装置があって、温室がバイオガスの発酵を促進させています。夜気温が下がってくれば、併設された校舎とバイオガス装置が熱源として、温度を一定に保とうと機能します。また、寒い地方なので昼間は校舎に温かい空気を取り入れることも可能です。一石二鳥ならぬ五石十鳥といった感じです。
 それぞれが活かし合うという考え方は、施設だけではなく、森と風のがっこうでいっしょに生活をしている約70羽のニワトリさんたちはもちろんのこと、2匹の犬、4名のスタッフに加えここを訪れる様々な人々も、森と風のがっこうの気持ちの良い循環に組み入れられていて、それぞれの良いところを活かしながら、活かされています。

 森と風のがっこうが開設されてから6年が経過し、様々な活動を行ってきました。廃校再利用フォーラムに始まり、自然エネルギー講座、パーマカルチャー講座、子どもオープンデー、北いわてのスローツアーなどなど。なかなかひと言では、お伝えできません。明日から、少しずつこれまでの活動も織り交ぜながらお伝えしてきたいと思います。
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2006年11月11日

福井県池田町のまちづくり 7日目 溝口淳

とうとう、最終日がやってまいりました。
1週間お読みいただいたみなさん、
本当にありがとうございました。

おわかりいただけたと思いますが、
福井県池田町は、元気〜に頑張っています。

今週ブログに参加していただいた方以外にも
池田町には、個性ある仲間がいっぱいいます。

池田町外の人によく聞かれるのですが、
どうしていろんなことがそんなにできるの?と。

「食Uターン事業」「エコポイント事業」などの環境分野、
「こっぽい屋」「ゆうきげんき正直農業」などの農業分野、
福祉の分野でも、医療と福祉と保健分野を総合的に取り組んだり、
いろんなことに取り組んでいます。


私は、一つの表現として、
「百匠一品」(池田町長の言葉)
と言えるのではないか?と思っています。

この意味は、まず、
「一人ひとりができる技・商品は小さくとも、
 持ち寄ることが魅力ある仕組み・物になる」
という意味。

作るものは、ダイコン、にんじん、米、木工品で
少量しかなく、一村一品にはなりません。
でも、100人が匠の品を持ち寄った「こっぽい屋」は
大きな魅力を放っています。

例えば、スーパーよりも雑貨屋の方が、
何があるんだろう?とワクワクして
買い物するのが楽しいですよね。あれです。
人のもっているさまざまな匠そのものの価値もあるし、
集まることでの相乗効果もまた価値になっているんだなと
思います。

次に、
「一人のできる力は小さくとも、持ち寄ることで大きなことができる」という意味。

環境Uフレンズがやっている生ゴミの回収事業も、
実際は3ヶ月に1度、半日トラックにのってドライブするだけです。
(ドライブだけとはちょっと語弊があるかもしれませんが)

でも73人が集まれば、年末年始も休まず、月・水・金の週3回、
生ゴミ回収ができるのです。

最後に
「みんなの気持ちを一つにすることで、素晴らしいことができる」
という意味。

松井委員長が熱く語ったエコキャンドルイベントでは、
町民みんなが知恵をしぼり、力をあわせることでできました。
池田町の環境プロジェクトは、それぞれのプロジェクトが
縦横につながっているから、続いているのです。

百の力、技、心を持ち寄ることで、価値あるものができる。

人口が少なく、地域資源も一見少ない町が
こうして元気な秘密なのかなと思っています。

今、まちづくりは、
行政が何をするのかというステージから、
地域(暮らし、経済、行政などのすべての総合)が何を
生み出すことができるのかというステージに移りつつありますが、
持ち寄る力のある池田町はまだまだ元気です。

行政は、地域をよくするための「手段」である以上、
地域の主体である人々が、どういう町を期待するのかによって、
合併の問題は語られるべきというのが私の意見ですが、

地域の未発掘の価値をこれからも発掘し、
つなぎあわせ、もちよって百匠一品のまちづくりをする池田町には
当面、必要のないことなのでは?と
感じているところです。

ようやく一週間のブログを終えられそうです。
いろんな個性ある人が持ち寄った、
まさに「百匠一品」でつないでいた池田町の今週ブログは、
これでお開きにさせていただきます。

ありがとうございました!

ラベル:福井県 池田町
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福井県池田町のまちづくり6日目 松井靖明

前編からつづきます。。

★実行委員長に任命
そこで迎えた今年2回目 私、
僭越ながら私、実行委員長に任命されました。

とは言うものの昨年は形ながら副委員長をやってました。
それとなく予感はしてましたけど (^^;) 。
(私の予感は当たります。)

一方で、昨年抱えてた「不安」は全く感じませんでした。
というより過剰と思えるかもしれませんが

「ここでしか出来ない、このメンバー(町民)じゃないと出来ない」

という確信の方が大きかったかな。
だからこのような大役を受けました。

★それで今年はどうだった?
今年は昨年よりさらにパワーアップし、
3万本にチャレンジしました。
(詳しくはHPをみてください!)

今回は、数量も昨年の3倍となり、
町内のリサイクル品では対応しきれず町外からも応援していただきました。

たとえばロウソクの芯を支える牛乳瓶のフタ。
3万ともなると、とても町内の学校機関では回収不可能で
近隣の小中学校に応援していただきました。

町内外の皆様に支えられて初めて実行できることなんだなあと
改めて実感。
大変嬉しく、また、多くの方々に期待されていると実感しました。
スタッフをはじめ、みんなが力を合わせました!
その様子は、こちらから・・


キャンドルの当日は、
巨大な火の文字、
グループアートのコーナー
幸せのキャンドル(ラブキャンドル)

などなど盛りだくさん。
キャンドル2.jpgキャンドル1.jpg
前頭でも申しましたが、
このイベントは多くの方々によって支えられています。
その御厚意は、決して無駄にしたくありません。

「ムダにしない」は環境団体に少なからず属している私の意地です。

★来年は?
もし・・・、
もう一度 皆様の御尽力、御支援が得られるのであれば
是非チャレンジしたいです。

「今年で最後」となると心のどこかに「もどかしさ」を感じます。
(ああすればよかった、こうしてみたらどうだったか?と
 いろいろ思うんです・・・)

ある方から「完璧を求めても難しい。」 と言われました。
当然、我々も人間ですからそれは求めませんし、
重々承知しています。

しかし、少なからず「理想」を求めてしまいます。
無理や難しいことを承知で、挑戦するのは、
人として、まちづくりに関わる人にとって、
悪いことではなく、むしろ必要なこととも思います。

今回の反省点を踏まえて
来年は「よっしゃ〜〜〜〜!」と
成功の雄叫びをあげたいですね。

皆様から今回頂戴したアンケートの内容には、
「さすが池田・・・」から始まる文章をよく見ます。

それを見ると 次はもっと とか次回への活力につながります。

来年、期待してください。
そして、このブログをみていただいた
みなさんも、是非お越し下さい。


最後に、身内ネタですが企画委員のYさん(女性:??才)
来年は予感しておいて下さい。
(私の予感は当たります o(^v^)o )
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福井県池田町のまちづくり 5日目 松井靖明

みなさん、こんにちは。今日は、昨日の清水さんから
バトンをうけた、私、松井靖明からお話させていただきます。

私は、今年2回目の開催となった
「いけだエコキャンドル」実行委員長をさせていただきました。

★「エコキャンドル」とはなんぞや?
 これは、家庭で不要になった天ぷら油を固めて作ったロウソクの
ことです。これを、町内で一斉に点火するイベントが
いけだエコキャンドル」です。

★「いけだエコキャンドルイベント」について!
 イベント実施メンバーは町内の環境団体(2団体で約100人)で
構成されていて、みんなの力を合わせてイベントを運営しています。
 一昨年 初めてイベントを行った時、ロウソクの数の目標を
なんと1万本!
に設定しました。

 「最初から1万本〜?」
 「出来っこねぇ〜」
 「ホントに1万本作るの?」

というメンバーの声大きく、不安・不安・不安の日々・・・。

★不安から期待へ!
しかし、準備が進むに連れて、
自分が抱えていた気持ちが 「不安」から「もしかして」と
変化していった事は今でもはっきりと覚えています。
 振り返ると、自分自身が変わったのかもしれません。

★いよいよ当日
まず、1万本の灯りに「感動!」、
そしてそれ以上に、
池田町民の持つマンパワーに「感動!!」しました。
感動

人口 たった3,500人の町、
それこそ保育園児からお年寄りまですべてに至る
町民の協力なしでは実現出来ませんでしたから。

私、三十?年間3?年 池田に住んでいますが、
町民のマンパワーを これほどまでに感じ取ったのは初めてでした。
(何度も言うようですが、こればかりは味わった方々しか分りません。)

とここまでが前置きです。(長過ぎですいません・・・)

本論は、あとにつづきます。。。。

posted by LJ21 at 11:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 福井県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月10日

福井県池田町のまちづくり 5日目 清水真盛

宇根先生.jpgただの虫、どうでもいいものに目を向けよう!

みなさん、おはようございます。
池田町にある、農村力デザイン研究所理事長の清水真盛と申します。
昨日の南部さんからのバトンをうけて、私からブログを寄稿させて
いただきます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
11月3日・4日に、わたしたちが運営している、
日本農村力デザイン大学の11月学期で、
福岡県でNPO農と自然の研究所代表理事の宇根豊さんのお話と実習から
学びました。
その様子は、こんな感じです(学生さんのブログから)

午前中「みんなの百姓学」
私たちの周りには虫が沢山います。
虫には人間に役に立つ虫と作物などに害を与える虫、
そしてタダの虫がいるのだそうです。

害虫は(大量発生しなければただの虫)約100種
益虫(エサの害虫がいなければ困る虫)約300種

ただの虫(田んぼを豊かにする、ただならぬ虫)約600〜900種

宇根さんはこのただの虫を無視してはいけないと
おっしゃっていました。

自然はただの虫があるから維持されているのである。と。


そういえば、9月学期で講師をしていただいた、
地元学を提唱されている仙台の結城登美雄から
よく似たことを聞いた記憶があります。

世の中には
良いもの、
どうでもいいもの、
だめなものがあると。

私たちは、良いものと、だめなものには気づいているが、
どうでもいいものにも目を向けないといけない、
いや、どうでもいいものに価値があるとおっしゃっていました。

私たちが見過ごしてきた、
いや、見ようとしてこなかったものの一つが、
このタダの虫であり、
どうでもいいものなんだと自覚させられました。

私たちの家族や地域、社会、企業の中でも、
大事なことなのに、「どうでもいい」と思っているものが
たくさんあるはずで、それが実は、いまの時代に大事なものでは
ないのかなと、思っています。

午後 田んぼの生き物・野の草探し
午後の実習には子どもも参加しました。
子どもたちの生き生きした目、
虫を見つけるすばしっこさには感心させられました。

子どもたちにはタダの虫が見えているのですね。
大人になると見えなくなるのでしょうか?

私たちは、足もとにあって見落としている価値を見つけ、
生かしていく運動をここ、日本農村力デザイン大学で、
仲間とともに挑戦していきたいと
思っています。

来月12月には、食をテーマに講義を行います。
全国から気持ちを一緒にする方とともに
学んでいきたいです。どうぞ、池田町までお越し下さい!

なお、私たちのブログも、良かったらみてやってください!
よろしくお願いします!
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2006年11月09日

福井県池田町のまちづくり4日目 南部優子

みなさんこんにちは。
福井県池田町のリレー日記で、バトンを受け取った南部と申します。
池田町の環境団体「環境パートナー池田」で理事をしています。


■環境パートナー池田とは

環境パートナー池田は、まちの有志がメンバー登録し、
「できることを、できるときに、できるぶんだけお手伝い」
をモットーに、環境活動を続けている任意団体です。
現在、約50名登録されています。

環境活動は、具体的には、主に次の3つの活動を行っています。

・環境行動をポイント制にし地域流通させる「エコポイント事業」
・池田町の総合環境月刊紙「かえる通信」発行
・資源回収や環境集会など、環境イベントの実施

それぞれの活動については、↓のサイトが詳しく説明していますので、
<エコいけだ環境ネットワーク>
ぜひご覧になってくださいね。


■がんばらない、こだわらない、あきらめない

人口わずか3500人のまちでの環境活動。
みんなが参加し、支えてくださることで、運営できています。
とはいえ、実際に力を合わせていくのは、とても難しいことです。

みんなそれぞれ、もっている事情が違ってますし、
なにより、とてもたくさんの活動があるので、
いつも全部に力を出していたら、すぐにくたばっちゃいます(笑)。

だから、
「できることを、できるときに、できるぶんだけお手伝い」
なんです。

ひとりひとりは少しずつでも、
みんなが寄れば、けっこうな種類になるし、
なにより、気が楽だから、長続きする。
がんばらない活動。これが「池田町方式」といえるかも。


それと、もうひとつ。
環境活動は、堅苦しくて、敷居が高い気がしませんか。
「環境によいこと」だけをしようとすると、息が詰まります。
みんなが気軽に参加できて、続けられるために必要なのは、
気軽さ、楽しさ、お得感。

だから、「環境」色をわざと薄めた演出だって必要です。
ストイックな「環境修行」にならないよう、
「環境」にあえてこだわらず、
遊び心とか、生活の中のお得感とかをまぜながら、
活動を楽しくPRして誘うことも、とてもだいじです。


それから、最後にいえるのは・・・

「こんな小さなまちでは、どうせ何もできない」
「一部の人間がちょっと活動しただけ、どうせ変わりっこない」
と、あきらめてしまわないこと。
あきらめたら、おしまいです。


私事ですが、
いろいろな事情が重なって、まったく縁もゆかりもなかった
この池田町に移り住むことになって、6年半がたちます。

初めは習慣や価値観の違いにとまどうことも多くありました。
あのとき、「どうせ・・・」とあきらめていたら、
今の私はありませんでした。


あきらめるのは、愚痴を言うのは、
自分でやれることをやってみてからだ。
あるとき、そう開き直って、肩の力が抜けました。

自分が変わっていけば、まわりも変わっていくものです。
そして今、
自分でもびっくりするくらい、たくさんの仲間に生かされながら、
環境活動に参加するほか、池田町内のネットワークを礎に、
DTPやWEBの情報発信をメインワークとして活動しています。
ほんとうに、ありがたいことです。

・・・

がんばらないで、できることから続ける。
こだわらないで、しなやかにやり方を探す。
あきらめないで、前向きに一歩踏み出す。

環境活動も、まちづくり活動も、
それから、もっと根本的な「生きる」ということも、
大事なことというのは、同じようなものなのかもしれませんね。


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2006年11月07日

福井県池田町のまちづくり 3日目 沢崎美加子

今日は、冷え込みが一段と厳しい福井県池田町です。
さっき外に出たらアラレが降ってきました。寒いはずです…。
さて、溝口さんからのご紹介で、今日は、
沢崎美加子が担当させていただきます。

私は、ファームハウス・コムニタという
農林業体験型交流宿泊施設で働いています。

「百姓チャレンジツアー」という農業体験ツアーを
昭和61年から仕掛けていた
JA青年部の仲間たち21名(私は平成2年からメンバーになりました)が、
グリーンツーリズムを目指し、お金と知恵を出し合って、
平成8年に立ち上げた愛しいわが子のような職場です。

当時、メンバーの中でアイドル(自称??)であった私は、
「働く場所は、ここしかない!」と意気込んで、志願し、
職員の座を獲得し、現在に至っています。

有給のスタッフは4名。宿泊受入のほかに、
農業生産部門や加工部門などの仕事も行っています。
出資者でもある他のメンバーは、休日を利用し、
無給で草刈や施設管理、宿直当番などを行っています。

さて、コムニタも今年、10周年。
池田町に残る地域の資源を守り、活用して、次の世代に残していこうと
高い志を持って取り組んできました。

昭和一桁から昭和10年代の戦前のお母さん方が私の先生です。
一緒に山に行き、山菜を取り山菜の保存方法から食べ方、郷土料理の作り方、出すときのマナーを教えてくれる先生たち。

お世辞でなく私の先生たちは、池田町の宝、日本の宝。
本当にそう思います。

平坦な道なら決して負けない私の太い足も、
山道になると70代の足についていけません。袋と紐で簡単にリュックを作り、私の3倍の量を担いで、すたすたと歩く。そのかっこの良いこと。

畑に出れば、長靴で距離を測り、さっさと植え付けし、
畑の中でたとえ雨が降っても決して動じず、
空の雲の動きで、自分の次の動きを決める。

ビニール袋がなくても里芋の葉っぱでものを運び、
キッチンに入れば自分で包丁をとぎ、
旬の野菜で何通りものメニューを作っちゃう。

お母さんたちだけじゃなく、お父さんたちだって、
なたとのこぎりと紐であっという間に日よけや雨よけの屋根を
作ってくれます。

池田町に残る地域の資源を守り、活用して、次の世代に残していく。
簡単に出来ることではなかったなと実感しています。

10年やってきて、先生たちの生きる知恵、技、そして力。
これを習得するにはまだまだ、長い年月が必要!!

「おばちゃん、長生きしてや。」
「ほんなこと言ってくれるのは美加ちゃんだけや。お世辞でも」

お世辞じゃないよ〜。
ホントにお母さんたちがいなくなることを想像するだけで
涙が出てくるのだから。
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福井県池田町のまちづくり2日目 山本美紀子

役場の溝口さんから、
食Uターン事業に取り組む
環境Uフレンズ理事長の立場で、取り組みに関わる町民の
気持ちや思いを話をしてほしいと頼まれました、
環境Uフレンズ理事長の山本と申します。
どうぞよろしくお願いいたします。

(事業の概要)
池田町では、生ゴミをリサイクルして堆肥にし
土に返す取り組みをしています。
そして、できた土で、お米や野菜を育て食卓に帰す運動をしています。
食がUターンするということで、「食Uターン事業」と言っています。

(自己紹介)
そのなかで、したち、NPO法人環境Uフレンズは、
生ゴミを回収する作業を担っています。
月・水・金の週3回、町内をトラックでまわって回収します。
メンバーには、農業をやっている方、主婦の方、会社員、
役場職員など、さまざまな人たちが集まっていて
今73名になりました。
設立以来、どんどん人が増えています。
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生ゴミは新聞紙につつまれて紙袋に入れられ、
紙ひもで縛っていて、破れていることもなく、
気になるようないやな臭いもあまりしません。

私たちは、回収した生ゴミを堆肥製造施設の
「あぐりパワーアップセンター」まで運びます。センターでは、
生ゴミに、畜産業からでる牛糞、稲作からでるもみ殻を混ぜ合わせ
良質の堆肥に生まれ変わります。

できた堆肥は、「土魂壌」という堆肥になります。
なんと読むかわかりますか?
正解は「どこんじょう」 です。
土壌に魂をいれているのです。

さらに、土魂壌をつくる過程からでる水分が液肥として有効で
これは「土魂壌の汗」と名づけられています。
池田町では、有機農業に「土魂壌」「土魂壌の汗」がともに、大人気です。

(地域の力を合わせて!)
食Uターン事業が、環境を守り、堆肥になるのなら
生ゴミは捨てられないねと面倒な水切りをして
紙袋に入れて出してくださる方がいて、

それを集める私たちがいます。

堆肥づくりには、常に努力して管理してくださる農林公社があります。

そして土魂壌を利用して、安全安心な農作物をつくり
元気で生き生きとしているおばちゃんたちがいます。

私たちは、その流れを支えていくこの仕事を楽しんでやっています。


(やりがい、喜び)
ときどき、町のなかで、回収をしていたときに、
笑顔で「土魂壌ねえちゃん!」と言われることがあります。
とてもうれしいです。

私は、この「楽しい」気持ちはなぜなんだろう?と思ったときに、

自分の住んでいる町を、季節の風を感じながら回収に回れること、
池田町の環境を守り、よくしていこうという地域づくりに役立っている
という充実感と誇りがあるからだと思いました。

また、参加している人との出会いという仲間づくりも大きな魅力です。

池田町は、小さなまちだからこそ、コミュニケーションを大事にして
行政と住民が一体となって助け合っています。
モノのリサイクルだけでなく、人の輪もつながって楽しんでやっていくことが
一番大切だと思っています。
これからも、仲間づくりをしながら、頑張っていきます。

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2006年11月06日

福井県池田町のまちづくり1日目 溝口淳

〜池田町からこんにちは!〜

みなさん、はじめまして。
福井県池田町役場の溝口と申します。

いろいろなご縁で
今週は、私が福井県池田町のまちと人をご紹介しながら、
ブログを担当させていただきます。
よろしくお願いします。

★池田町ってどこ?
福井県池田町は、福井県でも山の方にあり、
足羽川(←東尋坊のある三国湊に流れ込みます)の
最上流地域にあります。
人口は約3,500人の小さな町です。
山々に囲まれた盆地にあって、
最近は、朝晩の冷え込みが厳しく、紅葉の色づきもぼちぼち
でてきたという感じ!です。

★池田町の特徴
さて、私たちのまち池田町のイメージをわかっていただくため、
ざっくり申し上げれば、3つの点に集約されます。


その1:環境・農業のまちづくりで先進的な町
その2:住民が元気な町
その3:合併をしなかった町

★環境・農業の取り組み
今日は、その1の環境・農業のまちづくりの「さわり」を
ちょっと説明させていただきます。

まず、池田町は、本年1月に社会経済生産性本部の
自治体環境グランプリを受賞いたしました。
受賞をした理由としては、多くの取り組みを地域の住民が力をあわせて
取り組んでいることにあり、実際にうちの町では、

1 町独自の有機農業運動 「ゆうき・げんき正直農業」
2 1億円のアンテナショップ 「こっぽい屋」
3 生ゴミ堆肥化の事業 「食Uターン事業」
4 廃油再生・利用と菜の花生産の 「菜の花プロジェクト」
5 環境NPO法人の 「環境Uフレンズ」
6 池田町の農地保全を担う 「財団法人 池田町農林公社」
7 地域住民主体のミニコミ誌づくり 「環境パートナー池田」の「かえる通信」
8 商店と環境の協働事業 「エコポイント事業」
9 地域の雑草生態系から環境を守る 「セイタカアワダチソウ撲滅運動」
10 廃油から心を揺らすろうそくイベント「エコキャンドルイベント」

ということをしています。

外の方からみると、
「そんなにいろんなこと、どうしてできるの?」と言われるのですが、
自分たちではあまり「たいそうなことをしている意識」はなく、
みんなができることを力を合わせてやっているだけです。

そして、役場にいる私は、
役場の職員として、また町の住民の一人として、
みんなといっしょに日々環境のこと、まちづくりのことに
関わっております。

池田町の自慢は、
何にしても、人の力が優れているということだと思います。

今週は、いい機会をいただきましたので、
いろんなことに関わっている役場職員及び個人の立場から、
池田町の人の取り組みを通じて、
小さな町のまちづくりへの挑戦について
紹介させていただきたいと思います。

それでは1週間、よろしくお願いいたします。

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2006年11月05日

山形県長井市 遠藤孝太郎 その7

みのりの秋 美しい村

 とうとう最終日になりました。
 今週も本当に忙しい毎日でした。途中から風邪気味になり「葛根湯」と「イソジン」でなんとか凌いでおります。 最近は、仕掛け人とかコーディネーターとか渉外係というのが多くて口の回転が勝負の役回りが多いのですがコンディションは今ひとつです。
30banmenJ.JPG これは影法師の最新アルバム「影法師30」のレーベルデザインです。CDは今、外国でプレス作業に入っています。タイトルの通り影法師30年のベストアルバムです。11月22日から東京を皮切りに25日の岐阜まで4カ所でコンサートを行います。それまでに出来上がり行商アイテムになる予定です。コンサートの詳細は影法師のホームページをご覧いただきそれぞれの主催者にお問い合せ下さい。もちろんお米も持って行きます。生影法師は楽しく、とても刺激的です。ぜひ足をお運び下さい。
 最後はきれいに決めようと言うことで某新聞に載せていただいた文章で終わります。

 生活の共同体だった村がどんどんなくなって行く。平成の大合併により行政区域としての「村」という名称がなくなって行くばかりでなく農業の衰退と共に美しい景観、豊かな自然、穏やかな人間関係を持つ村がなくなって行くことは非常に残念である。
 そこに追い打ちをかけるように国の施策「集落営農」である。小規模農家を切り捨てようとするこの施策は、仕事の場である農地と居住が一体という村の基盤を壊そうとするものである。地に足が着かなくなった人が村を離れて行くことは容易に想像できる。大規模化した農業経営が実現したとしてもまわりに人がいない風景は寂しいものである。
 この度誕生した戦後生まれの宰相は「美しい国」をキャッチフレーズに登場したのだが本当の「美しい国」を作って行くためにはその基盤に「美しい村」があってこそ実現するものだということをぜひ認識して欲しいものである。
Ε??????2.JPG
遠藤孝太郎
mail@sawanohana.jp
http://www.kageboushi.jp/
 
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2006年11月04日

山形県長井市 遠藤孝太郎 その6

みのりの秋 デジガモ

 昨年から地元の工業高校と一緒に水田の全自動除草ロボット「デジガモ」の製作に挑戦している。挑戦していると言っても私はネタの提供と激励だけなのだが。
2gouki.JPG 「デジガモ」の名前は「アイガモ」のデジタル版ということで私が付けたものである。
アイガモ除草を始めてから7年ほどが経過した。除草の効果は非常に良いのだが問題点も様々感じていた。アイガモは除草する生き物と思っている方がたくさんいるのだが彼らはたんぼの中で遊んでいるだけで、嫌いなところには行かないし、好きなところには稲が無くなるほど通ってくれる。たんぼの中に虫や水草など食べ物が無くなると稲まで食べてしまう。と言った具合である。何よりもかわいそうなのは天敵にやられたときである。最後は私たちのおなかの中に収まるとは言えども道半ばでタヌキなどにやられるとこちらまで元気がなくなってしまう。
 こうした、不具合を克服しようと言うことでアイガモと同じように全自動でたんぼの中を動き回るロボット目指している。完成すれば有機稲作の大きな助っ人になること間違いなし。
1&2.JPG 1号機(左)と2号機
 昨年はたんぼの中をなんとか動くところまで到達した。今年はたんぼの中の安定走行とセンサーによる障害物(稲)を避けて走ること、自分の向いている方向を認識することが目標となっていた。
hashiru.JPG 今日の試験走行ではたんぼの中の安定走行は十分に成功した。センサーも感知したんぼの端に張ったロープを感知して旋回した。泥の中を動く前代未聞のロボットをわずか2年でここまで持って来れたことは素晴らしいと思っている。
あとは実際のたんぼでの検証、改良が来年行われることになる。
seito.JPG 製作にあたった生徒たちと先生。
来年、稲の中を自由に走り回る姿が実現することを夢見ている。
houdou.JPG
このとおりマスコミが押しかけ昨日の夕方からテレビ、新聞は「デジガモ」だらけです。
posted by LJ21 at 12:09| Comment(1) | TrackBack(0) | 山形県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月03日

山形県長井市 遠藤孝太郎 その5

みのりの秋 次世代につなぐ

 今日は隣町の環境フォーラムにミュージシャン兼司会として行ってきました。私の参加するフォークグループ影法師は地元ではちょっと知られた硬派のバンド。農業や環境をテーマに30数年歌い続けています。最近は学者先生の講演が飽きられて来たためこのようなイベントにも結構行くようになりました。
ensou.JPG 今日のイベントは町内の小中学校の環境についての取り組みの発表会で、子供たちの実践報告を私たちの歌を交えながら紹介していった。昔はこうした発表と言えば大判用紙に竹棒をかざしてと言うものだったが、こんな田舎でもパソコンとプロジェクターを駆使した発表で、私たちのような生楽器だけのバンドがローテクに見えてきそうである。
 環境問題と言えば省エネが中心で「水道の水はすぐとめる、使わない電気はすぐ消す」と言ったものが大半を占めた。そんな中で山里の小さな小中学校の環境調査の活動が印象に残った。水生生物のすくい取りによる調査、実際に里山に入ってのその管理の問題点などを地元の人の指導で学んでいた。この学校のまわりには私たちが失ってしまったたくさんのものが残っている。失ってから「しまった」と思ってももう遅い。
 我がグループも全員50代に突入、何が大切なものなのかを歌で次世代に伝える活動を積極的にしていかなければならないと感じた。

笹舟浮かべて 遠い海を思い
魚を追って ずぶ濡れになった
お陽さまの光に 小川は輝き
はしゃぐ僕等の 声が響いてた

あの楽しさを 君に教えたいけど
コンクリートの小川に 魚は住まない

        影法師 父さんの昔話 から

*ちょっと写真が若いんじゃないかって、実は頼んだデジカメが全滅でした
 とほほ。
ラベル:長井市
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2006年11月02日

山形県長井市 遠藤孝太郎 その4

みのりの秋 スーパーさわのはな

 今年は梅雨がとても長く生育の遅れが心配されたがその後の天候に恵まれ、生育はほぼ平年並みまで追いついた。ここで心配の種がひとつ。初期の生育の遅れを取り戻すほどの天気というのはとても暑いと言うことでいままでの経験から「さわのはな」のような感温性の稲にはあまりよろしくないということが分かっている。ゆっくり稔ると良いものが出来るのだがさて出来はいかがだろうか期待が高まる。結果はすこぶる良好で成分分析器のスコアも90近い数字が出ています。ここ数年で一番良い出来ではないかと思っています。(この分だと食味コンクール2年連続金賞も夢ではなさそう)
この秋はもう一つ期待したものがある。誰が名付けたのか「スーパーさわのはな」である。これはさわのはなの原種の選抜をする過程で見つけた「新品種」の候補である。
2年ほど前からさわのはなの原種から分離して生育の状況を観察してきた。今年は親である「さわのはな」との特性の違いもはっきり現れたため、収穫後の比較試験の結果が良ければ「新品種登録」まで一気に行きたいと思っている。
 さてこれは何をしているところでしょう。
sakasa.JPG これは品種の比較撮影をしているところです。こんな写真になります。
hikaku.JPG こんな写真も必要になります。
tubu.JPG
 これから「新品種」の名前を付けなければならないので、公募にしようか、選考委員は誰に頼もうかとか、試食会をやってみようかなどと楽しみは膨らむばかりです。
 名付け親には「お米1年分プレゼント」という案が有力です。ぜひ応募下さい。
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2006年11月01日

山形県長井市 遠藤孝太郎 その3

みのりの秋 さわのはな

 そもそも私たちが在来種やら有機農業などに関わることになったのは1995年に山形生まれのおいしい米「さわのはな」に出会ったことがきっかけだった。友人の「さわのはな」が食べてみたいと言う言葉に軽い気持ちで作ったのだが、直販のルートに載せたところリピートの注文が殺到し次の年にはそれまでやっていた「はえぬき」「ササニシキ」「どまんなか」を圧倒してしまった。
 順調なスタートを切った「さわのはな」の栽培であるが1997年山形県の奨励品種から外されることとなり大きな危機を迎えた。奨励品種でなくなるということは価格が安くなるだけでなく、それまで農協系統を通じて供給されていた種子の流通が無くなることを意味する。その品種にとっては存亡の危機である。この状況を知った多くの農家から私たちのところに種子の確保を要請する声が寄せられた。その多くの農家に後押しされ以前から技術指導をしていただいている「さわのはな」の育種者鈴木多賀氏の協力を得て「さわのはな」という品種の存続、種子の栽培を始めた。
 食べるためのお米の栽培は何十年とやってきたが、種子栽培となるとまた違った技術と見極める力が必要になってくる。漫然と米を作り続けてきた訳ではないのだが鈴木多賀氏におんぶにだっこ状態での種子栽培がしばらく続いた。
conv0047.JPG 写真は「さわのはな」という品種を次の年に伝えるため先日行われた原々種の選抜の様子である。この選抜されたもののうち一穂が来年の基になるのである。
conv0040.JPG インターネットで「さわのはな」と検索すると実に多くのサイトが出てくる。そのほとんどが私たちの守っている種子を使ったものである。種子の供給を始めてからおよそ10年ほどが経過したがその供給量はほとんど変わっていない。10年前に自家用米としてだけ残っていた品種が今も変わらない面積に作り続けられているのには理由がある。それは「さわのはな」がおいしいことに加えて、いもち病などの病気に強く、少肥料で作ることが出来ることから有機栽培や減農薬での栽培に取り組む人たちが増えたことにある。おそらく「さわのはな」は早く世に出すぎた品種なのだと思っている。 
「さわのはな」について最新の情報は次回に続く。
posted by LJ21 at 19:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 山形県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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