2006年11月15日

岩手県葛巻町 森と風のがっこう/黍原豊/3日目

●子どもオープンデー

 ついこないだの土曜日11月11日に、今年最後となる、子どもオープンデーが行われました。
 子どもオープンデーは、森と風のがっこうで子どもたちが心とからだを解放しながら、のびのびと遊ぶことのできる場をつくっています。
 小学校が週休二日になるのに合わせて始まり今年で5年目となる事業で、4月〜11月に毎月原則第2土曜日に開催、冬は1月に1回開催しています。町内の小学生を対象にしており、参加者は30から40名、それに10から20名の学生・社会人のボランティアも関わっています。11月は、さらに町内の婦人会の連合会の方々20名ほども混じっての大所帯となりました。
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【しだみをつぶして…、パイにいれてアースオーブンで焼きます!】

 今月のテーマは、「縄文人になろう」ということで、婦人会の方々に、しだみを使ったしだみパイを教えていただきました。“しだみ”とは、この辺の方言でドングリのことで、縄文時代に食べていただけではなくて、つい数十年前まで穀物の代わりとして食べていたものです。穀物(といっても、お米はほとんどなく、そばや雑穀)が不作の時には、保存をしておいた“しだみ”が活躍したそうです。しだみを採取して、あく抜きをするところまでは、昔のままなのですが、今回は今風にアレンジして、パイにして、アースオーブンを使って薪を熱源に焼き上げました。他には、笹をとってきてお茶をつくったり、たき火で焼きリンゴを作ったりして、お昼にみんなでテーブルを囲んで、いただきました。
 テーブルを囲んだ顔ぶれは、子どもから学生、社会人、それに婦人会の方々とそれぞれ血のつながりもないのですが、なんだか大きな家族のような感じで、とっても良い雰囲気です。森と風のがっこうは、こんな風に色々な世代が自然と混じるのが特徴的です。他の事業である、自然エネルギー講座やパーマカルチャー講座も中学生ぐらいから高校生、大学生、社会人(20代から70代まで)と色々な世代が混じり、夜遅くまで語り合います。
 お腹がいっぱいになった子どもたちは、外に飛び出していって、森や川へ出かけていって、時間いっぱい遊び回っていました。
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【左:たき火料理!、右:世代が混じってテーブルを囲む】

 この子どもオープンデーは、葛巻町との協働によって成り立っています。プログラムの企画、当日の運営は、こちらで行い、広報や参加者募集のとりまとめ、子どもたちの送迎は町のバスを出して、葛巻町教育委員会で行っています。町とNPOがお互いやれることを持ち寄っているのです。また、町で出している生涯学習カレンダーにもこの子どもオープンデーを載せていただいていて、これは町の全戸に配られるものなので、町内の方々に森と風のがっこうのことを知ってもらういいきっかけにもなりました。

 実は、この子どもオープンデーの子どもたちが森と風のがっこうと地域の人達を
つないでくれたと言っても過言ではありません。1年目は、町内からは子どもたちだけが来ているだけでした。しかし、森と風のがっこうに来た子どもたちが「楽しかった」ということを家に帰ってから話し、それを聞きつけた、おじいちゃん、おばあちゃん世代の老人クラブや婦人会の方々が、2年目からやってくるようになりました。そして、年に数回、子どもたちといっしょに、伝統食を伝える活動を行ったり、昔遊びをしたりして、過ごしていきます。こうやって、子どもたちが森と風のがっこうと地域を結びつけてくれたのです。



posted by LJ21 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 岩手県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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