2006年11月19日

岩手県葛巻町 森と風のがっこう/黍原豊/7日目

●根を張り未来を描くこと

いよいよ最終日となりました。
今回は、森と風のがっこうがこれまで活動を続けてきて、「やってきてよかったな」と一番うれしかったエピソードを綴って終わりにしたいと思います。

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〜森と風のがっこうが分校として使われていた昭和37年、この集落にはまだ電気が通っていませんでした。東京方面の篤志家が子どもたちのためにと楽器やバット、グローブなどをこの山村の分校に寄贈してくれていました。その中にテレビがあったのです。電気がなければ見られない、じゃあ自分たちつくり出そう。集落の人達は、水路を築き、小型の水力発電装置を手に入れて、自家発電を始めました。〜

 こうした話は、地区の人達と忘年会などの飲み会の時に時々聞いていた話でした。「木曜日の夜は、分校に集まって、他の電気をみんな消して、プロレスを見たんだ」とか「冬は、電気が暗くなってきたら、ヤカンのお湯をもって水車にかけた」というような話を聞いました。(もう少しなまってましたが、文字にはうまくできません…、あしからず)

suiro.jpg
【地区の人達の手でつくり上げた水路】

実は、その当時の映像が残っていて、そのビデオを見つけた地区長さんは「あのビデオがあったんだよ」と駆け込んできました。
その映像を見終わったときにとてもうれしい一言を言ってくれたのです。
「今森と風のがっこうでやろうとしていることは、自分たちがやってきたことと同じなんだね」

これまで、森と風のがっこうでやってきたことは、ちゃんと過去とつながっていることなんだ。という安心感を感じずにはいられませんでした。

suisha.jpg
【水力発電の小屋】

その土地の過去を掘り下げ、根をしっかり下ろすことで、
より枝葉を広げ、確かな未来を描いていけるのだと思います。

過去と未来のつながる時間軸の上で、今という時をしっかり見つめていきたいと思います。


posted by LJ21 at 00:00| Comment(1) | TrackBack(0) | 岩手県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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