2007年05月04日

氏本農園(五日目)風土と風味

祝島に帰農する前は、日本最北端の北海道宗谷岬にある宗谷岬肉牛牧場で肉牛生産に携わっていました。 そこは祝島とは全く異なる生産環境でしたが、普遍化できることも学びました。場長と繁殖牛.jpg
それは、生産条件面での欠点は利点と表裏一体であり、欠点も工夫やマーケティングで商品特性としてブランド要因にできるということです。
例えば、宗谷岬は年中強い季節風が吹いていて、牧草の収穫量も少なく収穫作業も大変ですが、反面、アブやダニなど吸血昆虫が少ないので家畜伝染病などがほとんどなく、健康で衛生的という側面もあります。
牧場に風力発電企業を誘致し、牧場のエコロジーさも強くアピールできます。
 このような発想を祝島に当てはめれば、小さな離島ということは、交通や輸送のハンディキャップはあるにせよ、隔離的立地のおかげで無農薬栽培なども容易ですし、農業にとって有害な野生動物が少ないなどのアドバンテージもあるということです。
何よりも、食物の一番の魅力はその生まれ育った「風土」から得た豊かな「風味」であるとするなら、個性的な立地条件の産地は上質な食物を生産できる資格を有しているということです。
そこに生活する人自身のためにも、消費者のためにも、その条件を生かした営農をしない手はありません。


posted by LJ21 at 23:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 山口県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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