2004年06月03日

青原さん4日目-パート2

赤いじゅうたんの敷かれた「御殿」の床下には、しじみ貝の殻が敷き詰められている。


湿気防止と忍びの者が来た時に足音で知らせるためだという。



「大納言の間」は、桃山時代の建築をよく現しているとされ、慶長九年(1604)加賀藩主・前田利長が宿泊したといわれる。




「これは平成13年に修復をさせてもらいました。柱などそのままです。この床柱。普通床柱といったら、紫檀とか黒檀とか柾目とか、そういう経済に応じた柱ですよね。ところがこれはそういうりっぱな柱じゃないんですよ。割れとったりね。にわか作りするような木なんですよ。特にこの木なんか完全に虫食いですよ。400年たったからこうなったんじゃなく、当時、建てるときからわざわざこういう木を選んで使っているんですよ。

これは、建築の先生が仰ってたんですけど、この柱はかようなことを語っているように思えます。
『殿様よ、あなたを雨露からしのいでいるのは、こういうその辺にあるような柱、いやそれ以下の柱であなたを雨露からしのいでいるのですよ。それと同じようにあなたは、大衆、いろんな人の力によってあなたを守っているのですよ。この柱はいわば落ちこぼれですけど、この脇床に立って仕事しとる。これも生きとる。』ということを教えてくれているんです。」



こういった神社仏閣は、これまで私も京都・奈良など日本各地で、何度もみてきた。しかし今回の城端別院で驚かされたのは、その大伽藍を作り支え維持してきた民衆が、現在も目に見える形で生きていることである。それが「講」という地域を基盤にした組織であり、それこそ土徳を形成してきた根幹なのであろうと改めて思った。



posted by LJ21 at 16:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 広島県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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