2004年07月28日

高知県大月町 津戸真弓 3日目 7月28日(水)

右の写真は「竜ノ浜」と呼ばれる浜を上の方を走っている道路から撮影した
ところです。
沖縄や外国の南の島ではなく、四国に、坂本龍馬で有名な高知にこんな澄んだ水の海があることをご存じなかった方が多いのではないでしょうか。


人と海が共存できる「里海」づくりを目指して活動している
黒潮実感センターについて引き続きご紹介させてください。

昨日は、3つの取り組みを中心に活動していること、その一つ「自然を実感する
取り組み」の一環、子ども向けサマースクールについてご紹介しました。

今日は、2番目「自然とくらしを守る取り組み」についてです。
いくつかの取り組みを行っていますが、その中の2つの活動についてご紹介したいと
思います。

まず一つは、世界規模で実施されている「リーフチェック(サンゴの健全度調査)」
です。リーフチェックは、毎年決まった場所決まった時期にサンゴを住処とする魚や
その他の生き物の種類と数を数えて記録したり、サンゴそのものの破損具合を調べて
記録し、積年データを蓄積してサンゴの健全度を把握し保全に役立てるデータとする
ものです。
(詳しくはリーフチェックジャパンのホームページにアクセスしてみてください。
http://hs.st41.arena.ne.jp/reefcheckjapan/



右の写真はリーフチェックの様子です。サンゴの上にロープが張ってあるのは、
定められた範囲をまちがわずに調査するためです。ダイバーの方が何やら書き
込んでおられるのが見えますね。

柏島では2000年から、地元ダイビングサービスの方と一般ボランティアダイバーの
方のご協力で、毎年5月下旬に行っています。来年も同時期に実施する予定ですから、
興味のあるダイバーの方、どうぞご参加ください。特におさかなに詳しくなくても大丈夫、
右の写真のようにきちんと海の中で一定の位置に浮いていられれば(中性浮力が取れれば)
大丈夫!




もう一つは、「間伐材利用のアオリイカ人口産卵床」設置です。
アオリイカは柏島では「藻(モ)」に卵を産むイカ、モイカと呼ばれています。
島の高齢の漁師さんやご婦人がモイカを釣って生計を立てておられますが、年々漁獲量が減って生活を圧迫している現状がありました。
なぜ漁獲量が減ったかというと、モイカの由来になっている卵を産む場所「藻」が減少してしまったからでした。なんとかできないものかと考えて思いついたのが、樹木の枝はを海中に投じて藻の替わりにしてみることでした。
数年前には、島周辺の山に沢山生えているウバメガシを利用して成果をあげていますが、ウバメガシは成長が遅く、毎年山から刈り取ってしまうと、島のまわりの山がはげ山になってしまう危険性がありました。
そこで、近くの林業を営む村で余っているスギやヒノキの間伐材の枝葉をもらいうけて産卵床を作ってみれば、山も助かる海も助かる、お互いいい協力関係ができるのではないかと考え、実践してみたところ大成功。沢山のイカが自然の藻に来るように産卵に来てくれた
のでした。


この間伐材利用のアオリイカ人口産卵床設置は、昨年からは、地元小学生の総合学習のひとつに組み入れてもらい、子ども達に間伐材切り取りから産卵床作成、海中への投入までをしてもらっています。もちろん、子ども達だけでできるはずもありませんから、そこは、小学校の先生方、林業の方々、地元の漁師さん、ダイビングサービスのみなさん、みんな子ども達と一緒になっての作業です。

写真は船の上から海へ間伐材でできた産卵床を投げ込もうとしているところです。黄色のフローティングベストを来ているのが柏島小学校の子ども、白いTシャツのおとなはうちのセンター長です。

















posted by LJ21 at 23:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 高知県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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