2004年10月23日

福岡県大野城市 竹島真理 10月第3週5日目

私の朝は夫のお弁当作りで始まります。朝起きが苦手なので夜のうちに仕込みをして「朝は温めるだけ、炒めるだけ」にしているのですが、毎週金曜日をクリアすると「よくやったー!」とほっとします。今日も「よくやったー!」でスタートしました。
 
 我が家の台所は日田の実家で両親が育てているお米と野菜に賄ってもらっているところが大きいです。帰省する度に野菜をもらい、時には送ってもらうこともあります。


その野菜を食べ終わると出掛けるのが、筑紫野市針摺にある「むすび庵」です。ここは、30年以上前から有機無農薬で米や野菜を作りつづけておられる八尋幸隆さん、美智子さんご夫妻が、8年前から自宅前に開いておられる農産物直売所兼交流所。朝取りの旬の野菜、お米、地小麦粉、平飼いのニワトリの卵とそのお肉、美智子さん手作りの味噌やコンニャク、天然酵母パンなどがあり、おいしくて値段もとても手ごろです。

田舎で育った私はスーパーで野菜を買うことにとても抵抗があります。「できれば農薬のかかっていないものを食べたい」と、以前は自然食品店で野菜を買っていました。そこの野菜は有機無農薬栽培で有名な九州の農村からの直送です。確かに安全でおいしいけれど、袋いっぱいに買い込んだ帰り道、私はいつも空しい気持ちになっていました。市価の2倍近い値段の「安心・安全」な野菜を背伸びして買う不自然さ。「お金は出すから、私には、安全なものをちょうだい」と言っているような都会人の身勝手さを自分に感じて、後ろめたかったのかもしれません。

 でも、2年ほど前に友人の紹介してくれた「むすび庵」で野菜を買ったとき、その空しさはありませんでした。


「なぜ、むすび庵だと空しくないのかな?」―このことは、それからずっと私にとって謎です。今もはっきりと解けたわけではありませんが、何となく思うのは、「むすび庵は、お店の後ろに八尋さんの畑やその暮らしが見えるな。実家の近所のおばさんたちに野菜を分けてもらっているような安心感があるな」ということです。

 “ものが安全だから安心感がある”のではなくて(もちろん、八尋さんの野菜やお米は安全ですが)、むすび庵の店内に漂うほんわかとした雰囲気、八尋さんご夫妻の、土の匂いのする気取らない温かさ、その周辺の、都市化の中にありながらも農村ののどかさを残している雰囲気が、ほんわかとした安心感を与えてくれるのかもしれません。

 スーパーの野菜を買いたくないのは、農薬の問題もさることながら、作り手の顔やその周囲の風景の見えるコミュニケーションがないからかもしれません。




posted by LJ21 at 08:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 福岡県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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