2004年10月30日

愛媛県松山市 愛媛大学 野崎賢也 6日目

四国山地の台風の痕

 この週末は高知の実家で過ごしています。今日の昼は、松山から高速道路を通って来ました。高速から眺めるだけでも、西条市や新居浜市のあたりで、今年の台風の爪跡がよく分かりました。

 山は緑に覆われていますが、その所々に、櫛で梳いたような隙間があります。斜めの位置からでは分かりづらいですが、正面に来ると、森のなかに赤茶色の空き間が出来ているのが分かります。山の上の方から数メートルから20メートル以内ぐらいの幅で、赤茶色の帯がはるか下まで続いています。人工林が3列ぐらい上から下まで数十メートルから数百メートルにわたって抜けた痕です。
 こうした赤茶色の列が、高速から見るだけでも、周囲にあちこちありました。これが全て、土砂崩れの現場です。それが、ほんとうに人工林だけに見られます。山の尾根から数百メートル下まで抜けたような場所もありました。想像するとぞっとします。手入れされない裏山の人工林は、その家の財産となるどころか、生命を脅かす大きなリスクになっています。

 つい先日の台風で、高速道路が土砂崩れで埋まって通行止めになっていた新居浜の某所もはっきりと認識できました。崩れた場所は、たいして急でない斜面で、まさかここが崩れるとは・・・という場所でした。幅数十メートルにわたって崩れた土砂が、4車線の高速道路を覆ってしまった現場です。土砂崩れの要因として、地質の関係も指摘されていますが、山の形からして、地下の水みちになっていたような気もします。
 高速から見える沢筋には、巨大な岩がごろごろと転がっているところもありました。砂防ダムもほとんど埋まっています。
 台風の猛威も確かに怖いですが、この山の(特に人工林の)荒れ方は、不気味な怖さを感じさせるものでした。

南国市の道の駅「風良里」

 高速道路で高知県側に入って南国インターで降ります。その出口すぐのところに道の駅「風良里(ふらり)」があります。ここの直売所もなかなか良いモノがあるんですが、今日は午後3時過ぎに訪れると、ほとんどのコンテナが既に空っぽでした。せっかく立ち寄ったのに、買うものが無い状態です。前にも書いたように、人気の直売所ほど、すぐに売り切れ・品切れになってしまいます。ビジネスとして考えると、この商機がもったいないですね。

 「風良里」の直売所としての一番の旬は、春から初夏にかけてです。特に、南国市のブランド「まほろばトマト」。高知県は、春先から夏にかけてのフルーツトマトの産地がたくさんあり、そのレベルも日本一といってよいほど高いのですが、その中でも南国市の「まほろばトマト」は個人的に最近の「買い」です。ただ水を極限まで切りました、という最近のフルーツトマトは堅くて甘いだけですが、「まほろばトマト」は全体的に水切り具合がほどほどにバランスよく、酸味もしっかりあるものが多いです。トマトソース用として使える。
 このあたりの直売所でたまに、極上の「まほろばトマト」に遭遇します。これまでの人生で最もうまかったトマトは、「風良里」の近くにある別の直売所で買ったものでした。しかし、同じ生産者のトマトでも、当たりはずれはあります。その最高のトマトを買った翌日、同じ生産者のものを買っても大当たりが続かなかったことを記憶しています。

久保田のアイス

 さて、直売所で特に仕入れるものがなかったので、もう一つのお目当て、久保田のアイス売り場に向かいます。久保田というのは、高知では有名なアイス会社です。ここの商品は全体に水準が高く、手作り感と素朴さを残しつつ、上質な美味しさを実現しています。高知県内のスーパーやコンビニには、普通に久保田のアイスが置かれています。愛媛に暮らしていて寂しいのは、スーパーやコンビニで、森○とかロッ○とかグリ○とか、全国ブランドのアイスしか置いてなくて、地元アイスを置いてないことが多々あることです。この久保田のアイスは、地域食品加工業として地元に根付きつつ外でも高い評価を受けられるレベルです。県外に出しても恥ずかしくない、いや自慢できる久保田のアイス。
 久保田のアイスラインナップのなかで、私の一番のお気に入りは、夏場の「すももアイスキャンデー」(スティックバー・タイプ)。パンチの効いたすももの酸味がたまりません。

久保田食品のホームページ
http://www.kubotaice.co.jp/

 高知のアイスメーカーでは他に、規模は小さいですが、松崎冷菓も推薦しておきます。「あずきバー」はやっぱり松崎のが一番うまいと思います。最近では海洋深層水をつかった「海のバニラ」もおすすめです。ほんのり塩味が上品な甘さに転化したバニラアイスです。そのほか、高知では道路脇のパラソルで売っているアイスクリンあり、各地の道の駅等の地元オリジナルアイスあり、安芸市の若手農家集団「ぐるーぷ・ふぁーむ」の野菜アイス(焼き茄子アイス等)あり、このように中小メーカーや地元農家グループなど多様な主体が、土佐のアイス文化を担っています。(土佐のアイスは全体的にあっさり系が多いです。わたしの好みでもあります。)





碁石茶アイス

 さて、やっと今日のアイスにたどりつきました。今日、道の駅で食べたのは、久保田の「碁石茶(ごいしちゃ)」アイスです。碁石茶というのは、高知県大豊町で伝統的に作られてきた発酵茶(2次発酵、乳酸発酵させるお茶)のことです。最近は某昼のお○いっきりテレビとやらで紹介されてしまって、「健康食品」扱いされています。
 この碁石茶をアイスにしたものですが、味の方は、それなりにお茶の風味があり、味もあっさりで私の好みですが、特に際だった特徴というほどではないです。話題性商品の割には、おいしい、という評価が妥当でしょうか。碁石茶アイス食べるのはこれで2回目です。




実家の夕食

 高知の実家での夕食。七輪でサンマを焼くことになり、最初は庭でやっていたのですが、雨がぱらぱらときたので、外便所の軒下に避難しました。この外便所は、いまではほとんど使ってないですが、私の高校時代(1986年)まで、この奥にある薪焚きの風呂とともに使用していました。私の同世代で、風呂を薪で焚いていたのは日本中で何%いるのか、知りたい気もします。高知の山間部では、いまもまだ普通に薪で焚いているところも多いです。
 サンマ焼いて炭火が残っていたので、次はウルメ(イワシ)を炙ります。このウルメは、中土佐町久礼の大正町市場で親父が買ってきたということ。中土佐町はカツオ一本釣りで有名な街です。



ごぼ天

 ウルメと同時に、「ごぼ天」もあぶりました。魚のすり身などを揚げたものを高知では「てんぷら」と呼びます(「薩摩揚げ」のこと。愛媛では「じゃこ天」)。この「てんぷら」に、ゴボウが入ったものが「ごぼ天」です。高知では、なぜかこの「ごぼ天」がポピュラーです。愛媛ではほとんど見かけません。
 「ごぼ天」をかじってみると、断面はこんな感じです。ゴボウが入っているのが分かりますね。

 今日の晩飯は、七輪で焼いたサンマとウルメ、ごぼ天、で、ビールがうまかったです。サンマには、ブシュカン(仏手柑)をたっぷり絞りました。ブシュカンというのは、酢ミカンの一種です。酢ミカンというと、高知では他に「直七(なおしち)」という品種もあります。ブシュカンも直七も、ユズやすだちより酸が強い果汁です。





イタドリ

 他に晩飯のおかずとしては、田芋(里芋)の炊いたの、イタドリを煮たものが出ました。イタドリ(スカンポ)は、高知ではよく食べます。塩漬けにして我が実家でも常備してます。潮を抜いてから、煮たり、油で炒めたり(これがうまい)して食べます。

 写真をたくさん紹介したかったのですが、1日5枚までという制限がありますので、とりあえず今日はこれで終了。






posted by LJ21 at 23:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 愛媛県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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