昨日に比べると、朝は雲が厚く垂れ込めているような天気でしたが、次第に晴れ間が覗くようになりました。晴れてくれば、本日の作業は自ずと決まってきます。
りんごの収穫作業が待っています。
かつては、「ふじ」も有袋による栽培が主流でしたが、最近では太陽の光を一杯に浴びた無袋の「サンふじ」が主流になっています。太陽の光を浴びて熟した果実は、中心に蜜を湛えるほど甘みが増しています。りんごを栽培していない人にとっては、痛んだ箇所に思えるようですが、この部分のおいしさは格別のものがあります。

収穫をする前には、りんごの実が太陽の光を沢山浴びることができるように地面に敷いた銀色のマットを取り外し、百舌をはじめとする鳥たちからりんごの実を守るための防鳥ネットをはずすという作業があります。この作業が終了すると、りんごの収穫が始まります。慎重かつ手際よく、実を横から抱えるようにして持ちつつも人差し指はヘタの部分に添えておき、ヘタを中心に実を手前に動かして穫り入れます。ヘタが外れてしますと、市場等での流通価値は一気にゼロに近づいてしまいます。また、りんごは元々一箇所に6個程の実がなるできものを、花を摘んだり、小さな実を摘むことによって大きな一つの実を育てています。このため、初秋に実を摘まれてしまったヘタが寂しそうに残っている場合があります。気をつけないと、このヘタで穫り入れる時に実を傷つけてしまうこともあります。
自宅周辺では、農協が「ふじ祭り」と題して、販売会を実施していました。スーパーなどの店頭にも色付きのよいふじが並び、5キロの箱詰めのものまで売りに出されていました。
週末の肉体労働の疲れを癒すためなのか、夕食は新米でついた餅でした。
今年から水田を一枚借りて、もち米を栽培しました。普通の米であればコンバインで刈り取りと同時に袋詰めの籾にしていますが、もち米ははぜ架けをして、天日で乾燥させました。この天日乾燥の間に2度台風の暴風域がこの地を通過していきましたが、無事に口に入ることができました。餅つきといっても機械でついてしまうのですが、初物でしたので両親を呼び、大家族で賑やかに夕食のひと時を過ごしました。
特別なイベントもなく、また事務室内で勤務することの多い私でしたが、何とか一週間続けることができました。仕事で色々な方と地域や農業のことで意見交換をしても、自分の勉強のためにはなっているのですが、相手方にとって私との意見交換の時間でプラスになることがあったのか疑問に感じることがあります。また、日常的に日記や文章を書いていないため、読みづらい点が多々あったかと思いますが、ご容赦願えればと思います。
最後にこのような機会を与えていただきありがとうございました。また、読み手に戻り、全国の色々な方のお話しを聞ければと思います。
次の方よろしくお願いいたします。
