2005年03月07日

いわて地元学フェスタ

昨日の、環境コミュニティビジネスモデル事業の発表を終え、ほっと一息、もなく、代表の朝田は沖縄へ調査、事務局長の私は「いわて地元学フェスタ」に出席のため、朝一番から盛岡へ。このスケジュール、どうなっちゃってるんだ、と我ながら思います。

岩手県は、平成11年に策定された総合計画で「いわて地元学」を位置づけ、積極的に取り組んできました。以来、各地で地元学が取り組まれ、私もいくつかの地域でそのお手伝いをさせていただきました。地元学のさらなる普及を狙った県のイベントは、昨年度に引き続いての参加です。

そもそも、私の地域との出会いも、以前在籍していたヒューマンルネッサンス研究所が、平成9年から岩手県陸前高田市の方たちと一緒に地元学の実践研究を始めたことがことの発端です。(この事例が県の目に止まり、県が地元学に取り組むきっかけになったようです。)私は研究所に入ってすぐでしたが、水俣の吉本哲郎さんや立命館大学のモンテ・カセム教授らとともに、一兵卒として高田の市内を走り回っていました。このときの経験が、いまの私の礎となっています。



今回の地元学フェスタは、現在取り組んでいる5地区の事例発表と、岩手大学の広田純一教授進行のもと、ローカルジャンクション21の理事である結城登美雄さんと、同じく顧問の甲斐良治さんが対談を行います。

今回は会場にも少し趣向が凝らしてありました。開催場所は農業教育資料館。盛岡高等農林学校の本館として、大正元年12月に建てられた建物です。素敵な場所でした。会場には、地元学でつくられた地域資源マップなどが展示され、県内の取り組みの厚さが感じられます。壁に貼ってある三つの地図は、以前私が関わった地域のものです。(改めて、たくさんお仕事をさせていただいていることを実感。感謝です!)



さて、今日の私の役目は、平成12年度から関わっている岩手県住田町と、今年から事業が開始された水沢市中心部における地元学の事例発表のコーディネーター。水沢の事例の詳細については、ローカルジャンクション21のホームページに載っていますので、こちらをご覧ください。

水沢からは、地元で料亭や素敵なコーヒー豆店を経営し、今年の地元学メンバーである佐藤一晶さんと、地元学事業の主催者である商工会議所の菊地浩明さんが参加(
写真)。今年度、調べて再確認した水沢の資源と来年度の活動内容について発表していただきました。3月21日には、その成果と今後の計画について語り合う「水沢探検発表会」が行われますので、お近くの方はぜひご参加ください!(詳細は、水沢商工会議所0197−24−3141まで)

住田町からは、平成12年住田町に入ってから地元学に関わっていらっしゃって、地域のリーダーとして活躍されている吉田洋一さんと、役場の福島さん(このブログにも登場してくれました)が参加。洋一さんは、地元学で地元の水の豊かさを見直し、そこから健康な土づくり、食べ物づくりに目覚め、仲間たちと有機農業に取り組んでいる経緯を発表してくれました。

他、葛巻高校が取り組む地元学など3地区の事例発表があり、その後対談へ。






対談では、葛巻高校の取り組みの例をひき、今まで学校が行ってきた「知るための学び」ではなく、「つかうため、活かすための学び」をもっと見なさなければいけないのではないか、それが本当の「生きる力」ではないか。地元学は、私たちの社会が今まで軽んじていた、「ここでみんなと力をあわせて生きていこう!」という思いと「ここで生きる力」を養っていくことなのでは、と結城さん、甲斐さんがお話され、深く共感。
地元学やって、地域の活性化になるの?という声は、よく現場で聞かれる問いですが、「地域の活性化」とは何か?については、結城さんが沖縄のおばあに聞いたお話を披露してくれました。1.あたり2.ゆんたく3.ゆいまーる4.共同店5.てーげー。(←何がなんだかですよね?結城さんも、国内の調査で初めて通訳を介して話を聞いた、と笑っていました。)
一つ一つ書くとたいへんなので、今日私が特に印象に残ったお話を。「ゆんたく」とは、お茶のみのこと。今でも沖縄の方たちは、誰かの家に集まり、みんなで一緒にお茶を飲む。そこで、いろんな話がされ、やれ誰々さんを見ないが元気か?、○○が壊れて困っているなどなど。そんな情報のやりとりのなかで、誰かが手伝ったり、助け合ったりして、大体多くの問題が解決されていく。そうやって、むらは、むらのなかで支えあって生きてきた。そういうつながりがなくなってきた、もしくは壊してきたのがここ数十年の日本だったのでは。地元学は、もう一回「ゆんたく」を取り戻そうよ、ということ。確かに経済の活性化も必要。でも経済の活性化だけで、地域の活性化は語れない。今まで、あまりにも前者ばかりの活性化論にとらわれてきたのでは。そんなお話でした。結城さんのお話は、その分かりやすい論理に深く納得させられると同時に、ぐっと胸にこみ上げる熱いものを感じます。(その後の打ち上げで笑っていたのですが、結城さんの話は左脳ではなく、右脳が反応するみたい。)もっとお知りになりたい方は、ぜひ農文協の増刊現代農業をお読みになってください。HPはこちら



その後盛岡駅で、結城さん、甲斐さん3人で打ち上げ。いろいろとめでたい話もあり、大いに話は盛り上がり、軽くのつもりがずいぶん飲んでしまいました。それでも飽きたらず、電車の中でもさらにグビグビと。当然ながら、途中から爆睡。あー、しかしまだまだ年度末の過酷なスケジュールは続くのであります。とりあえず今日はここまで・・・。おやすみなさい。




posted by LJ21 at 01:19| Comment(0) | TrackBack(1) | LJ21事務局担当 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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地元学フェスタ
Excerpt: 3月6日のいわて地元学フェスタでの発表は良い反応をいただき 生徒も満足していました。 良かった、良かった。
Weblog: 体験共育Lab.IT
Tracked: 2005-07-27 00:47

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