2005年06月02日

国際協力機構(JICA、ジャイカ) 小林 英里子 4日目

今日は“箸休め”で、仕事以外の話をしたいと思います。

昨晩、友人2人と新橋に飲みに行きました。2人とも仕事とは関係のないつながりで、Eさんは雑誌の編集者、Tさんはつい最近までとある私立学校の広報担当を務めていた方です。

国際協力の業界というのは、世間の動きや関心事に敏感でなければならない一方で、ついそうしたところを離れて机上の空論に走りがちな人の多い業界のように感じます。自分の価値観や感覚のバランスを保つためにも、こうして仕事以外の人たちと交流する機会を意識的に持つようにしています(何だかんだ言って単純に楽しいだけなんですが)

Tさんは趣味で5年ぐらい俳句を作っていて、俳句、短歌、川柳それぞれに向いている性格が違うことや、「句会」メンバーで行く「吟行」(俳句を作るための旅行のこと)の話など、知られざる興味深い俳句ワールドについて色々と教えてもらいました。Tさんが最近作った句の中で私が特に気に入ったものをご紹介します。
「象に色塗りたし 五月晴れなれば」
句を解説するのは野暮のようですが、少々解説を。Tさんが小田原城に出掛けた時に、その隣にある小さな動物園にいた年老いた象を見た時に浮かんだ句だそうです。五月晴れのくっきりした青い空と、年老いた象のモノクロのコントラストが印象的で、晴れた空に似合うような色を象に塗りたいと感じた、という、なんとも絵画的な心境がたった17文字の中に見事に収められていて感心してしましました。

帰り道、会社が築地にあるEさんから、「2012年を目処に築地市場が江東区の豊洲に移転する」という話を聞きました。恥ずかしながらこの話を全く知らなかったので驚きましたが、移転理由が納得できるものでなく、その動きの影には政治家の利権が絡んでいる様子があるということを聞いて、市場関係者の怒りややるせなさはどれほどだろうと思いました。Eさんは、雑誌の編集者という情報発信の側に携わる立場の人間として、あきらめずにもっとこの動きに対する声をあげていきたいと語っていました。結果はどうあれ、Eさんのような行動によって築地を好きになる人が増えたらいいなぁと思います(築地市場移転に関する詳しい情報は、http://www.chuoku-town.com/gyousei/を参照)。



posted by LJ21 at 15:01| Comment(1) | TrackBack(0) | 東京都 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
エリコさんへ<BR>ガーナ行き直前に控えながらも毎日、面白い日記をありがとうございます。JICA広報部さながらの内容で、改めてお仕事の内容を興味深く読んでいます。もしよかったら、どこかで実家米沢または東北大学在学中の話なども書いてくださいまし。では、あと残り三日よろしくお願いいたします!
Posted by LJ21浦嶋 at 2005年06月02日 22:57
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