2005年06月09日

新潟県十日町市 鈴木邦俊 4日目

今日掲載した写真は、各集落の秋祭りの写真です。中里には現在42集落があるのですが、これらの集落の秋祭りがお盆過ぎから次々と行われます。10年位前までは、同じ日にあることはほとんどありませんでしたので、毎日どこかの集落で祭りが行われているという状態だったのですが、ここ数年は同じ週末に行われることが多くなりました。当然ながら、行ったり来たりお呼ばれしあうことも少なくなってきているようです。これからご紹介する「からす踊り」は当地に伝わる郷土芸能です。各地域が元気の頃は、お祭りでは必ず踊られました。踊り方は丸く輪になって、その中の一人が音頭とりとして謡いますと、残りのものがそれを返していくという踊り方をします。手足の動作はいたって簡単ですが、この踊りの楽しみは音頭とりが歌う言葉にあったようです。こんな感じで唄います。


・ハアーはじまりました カラス踊りがひょこひょこと(音頭取りが謡う部分)
「ひょこひょこと カラス踊りがひょこひょこと」(「」は踊り子全員で返す部分)
・ハアーこの町の若い衆 カラス踊りを知らないか
「知らないか カラス踊りを知らないか」
・ハアー知らなきゃおせる 両手たたいて地を踏んで
「地を踏んで 両手たたいて地を踏んで」
・ハー踊りの中に 立ててよいのが雪洞だ
「雪洞だ 立ててよいのが雪洞だ」(以下返し方は上記同様ですがここでは省略します。)
・ハアー雪洞よりも たててよいのが酒樽だ
・ハアー酒樽よりも 立ててよいのが十七だ
・ハアー十七連れて 行こか野沢の温泉へ
・ハアー温泉場の二階で 十七お酌で飲んでみたい
・ハアー飲むのは良いが 後の勘定は誰がする
・ハアー誰にもさせぬ あとの勘定は俺がする



ちょっと長くなりましたが、こんなうたい文句が延々と続きます。伝えられているのが、80〜100節くらいあるようです。ちょっとした物語風になっていて、自作OKだったようです。音頭取りが駄目になるとこんな言葉で次の音頭取りにつなぎます。
・ハアー音頭取りゃ駄目だー 情けある方お頼みだ
新しく音頭取りをやる人がこんな言葉で引き継ぎます。
・ハアー頼みとあらばー 俺とかけましょ何処までも

しんしんと夜が更けるまで、若者たちの数少ない娯楽として踊られたようですが、今では多くの神社境内で、この歌声を聴くことができなくなりました。
明日は蛍マップ作成のお話です




posted by LJ21 at 08:42| Comment(1) | TrackBack(0) | 新潟県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
鈴木様<BR>カラス踊り、楽しそうですね。文句を読みながら、その情景が頭に想像できて、ニマニマしてしまいました。もうあまり踊れなくなったとは、残念です。ぜひ今度、地元学でお邪魔するときは、見たいとおもいます。ところで、カラスとは、鳥のカラスですか。
Posted by LJ21浦嶋 at 2005年06月09日 09:52
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