2005年06月11日

新潟県十日町市 鈴木邦俊 6日目

旧中魚沼郡中里村の関係では、二箇所で水力発電のための取水が行われています。第1のケースは旧国鉄時代につくられた信濃川発電所で、現在JR東日本さんが管理しています。JRさん所有の水力発電所としては国内唯一のものだと聞いています。ここでは信濃川の宮中取水ダムで取水をし、これを下流の小千谷までトンネルで送水して発電しています。ここで発電した電力で東京の山手線の電車を運行するのに必要な電力の80%が供給されているとのことですが、小千谷市にある発電設備に先の中越地震で被害があり、現在発電は休止状態になっているようです。取水後の信濃川が大河の面影も無いように枯れた状態になっていることから、周辺環境に与える影響も大きいとして信濃川をよみがえらせるための論議がされています。


第2のケースは東京電力さんが清津川で取水して発電を行っている東京電力清津川発電事業です。ここの発電では、湯沢発電所で発電をした後の水が、水系の異なる南魚沼郡の魚野川に放流されています。ここでは発電のために使用された水が清津川に戻されること無く水系の違う魚野川に流されるために、清津川に慢性的な水不足が生じ、環境破壊につながることが問題となっています。このケースでは平成17年の秋が水利権更新時期となっているために、旧中里村では更新反対をこれまで表明してきていたのですが、この先どのような決着となるのか地元住民は注目しています。


また、中里は送電線銀座となっています。原子力100万ボルト送電線が1ルート、同50万ボルト送電線が1ルート、そして通常タイプも走っています。景観から言えば、この送電線の存在は非常に問題ありというところなのでしょうが、「東京のしょも電気がいらんだんがしょうがねべ」というのが地域の声というところでしょうか。ただこれからの地域づくりには、景観対策が大きなテーマになっていることを考えると、この巨大な送電線の存在をどのように考えたらいいのか、仲間との論議のたびに「?ハテナマーク」が飛び交っています。今日のphotoは、1点目がJR宮中取水ダム、2点目が第2のケースの下流にある清津峡渓谷、3点目が送電線概観です。いよいよ明日で最終回となります。




posted by LJ21 at 09:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 新潟県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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