多摩丘陵の丘のような小さな山々には、だいたい“お稲荷さん”
が祀られていました。
それが大きな開発に伴って、山が切り崩されたときに
そうした神々は追いやられて、地元の家の敷地内に
引き取られてきたのです。

あの開発によって、本当に村の暮らしは一変しました。
たくさんの人々が、移り住んで来られ、鉄道、道路もお店も整い、
便利になりました。
あれから30年。
“風土の力”とは何か…を、もう一度きちんと問い直さねば
ならない時期が来ているように思います。
(画像:荒神さん)

土地におわした神々の存在を知ると同時に
この土地ならではの在来の作物なども見直してみる動きを
作ろうと思っています。