2005年10月20日

福岡県 宗像市 鐘崎漁協の安永 2日目

4時半起床、
さぁ今日からLJ21の日記を書くぞ!と意気込んで、オックスへ向かう。
自己紹介もなく書き始めましたが、時間がない。
ボクは、7月から来年の6月まで宗像ロータリークラブの幹事も務めているのです。
19日の理事会の資料作成もやっておかないと。

天気予報では、今日は時化模様。
この時期、大陸の高気圧の影響で北東の風が沖合いで強いそうだ。
先週の時化の日は、突然の来客が多かったなぁ

7時50分、鐘崎漁協へ向かう。
組合長室の書類の整理をしたいが、決済書類が山になっています。石橋参事に内容を聞きながら対応します。
下関唐戸市場の株主総会の案内が来ていました。
唐戸は、「下関とらふく」のセリを行う市場です。今では唐戸市場の約9割近くが養殖トラフグです。
天然物は、玄界灘などの外海産、瀬戸内海などの内海産に分けられます。鐘崎は、その外海産の5割以上を水揚しています。
主な漁期は、12月から3月までです。西高東低の気圧配置で強い北西の風が吹く玄界灘や響灘が漁場です。
20数年前は、韓国、志布志湾、志摩までトラフグを追いかけていました。
宮本常一さんの「日本の村・海をひらいた人々」のなかで、数百年前の鐘ヶ崎の漁師の「勇気」が描かれています。 浦を豊かに、家族を幸せにするために、玄界灘の荒波に櫓を漕ぎ出し対馬や朝鮮まで鐘崎の祖先は航海していました。

しかしながら、平成63年に20億円あったトラフグの漁獲高は、ここ数年3億円前後に激減しています。
三年前から、鐘崎港とらふく船団の漁獲したトラフグを「玄海とらふく」として、地元の宗像観光協会会員店舗で提供を始めました。
昨年は、トラフグの尾びれにタグと付け船名と漁獲日を記入し個体管理を行っています。
また、そのトラフグを獲った漁師さんの写真もつけています。今年は、福岡市内に販路を広げていく予定です。

8時20分、福岡県漁政課漁協合併担当のJ.Kさん来鐘。
現在日本には、約6千数百の漁村と約1,500の漁協があります。
平成19年度末を期限に「漁協合併促進法」が制定され、250漁協を目標に合併が推進されています。
鐘崎漁協は、宗像漁協、津屋崎漁協との合併協議の開始を行政から指導されています。
そこで鐘崎漁協では、今年の3月に合併検討委員会を組織し、その調査機関として合併検討準備員会を設置しています。
ボクは当初から準備委員会の事務局的立場で参加していましたが、
宗像観光協会事務局長(平成15年度から非常勤、本年10月辞任)の肩書きがあり、
表立った交渉の窓口には立てませんでした。
今回組合長の就任にあたり、準備委員会へ所信を表明しておきたかったのです。
合併していない漁協は、製氷施設など漁港施設整備に対する補助金が受けにくくなります。
鐘崎港の築30年の老朽化した製氷施設の単なるリニューアルのために、合併の道を選択したくはないのです。鐘崎の将来を見据えて、慎重にそしてポジティブに検討していきたいと考えています。



9時少し過ぎ、合併検討委員会準備委員会開催
所信を一方的に表明する前に、各委員の意見を聞くために、県から現在までの経緯の確認と他漁協動向を話してもらいました。
場の流れが少しずつ出来てきました。委員から発言が出始めました。
鐘崎での会議では、この波が重要なのです。何度も波が押し寄せ、方向がほぼ定まった頃、
また別の大きな波が場を変えてしまうこともあります。
しかし、不思議にどこかの着地点があるように、スッと波が止んだ時、決め事は決まります。
宮本常一さんの「忘れられた日本人」の伊奈の村寄りあいの様です。
鮮魚の鮮度維持を武器に他産地との差別化を行いブランド化を進める漁協もあります。
今度鐘崎につくる製氷施設は、単に氷を作る施設ではなく、魚価が上がるための施設の一部にしたい。
その為には性急な合併を進めるのではなく。少し時間を頂きたいと所信を話しました。


鐘崎漁港の正組合員は一戸一員制のため240名ですが、昨年漁業就労所得を得た男子は440名です。
平均年齢は49.9歳、65歳以上は22%と全国平均より12ポイントも低いです。
しかしながら、今春も漁師として将来を嘱望されていた若手が数名、大手自動車メーカーの下請けに就職しました。

19時、縄田蛭子丸ご尊父通夜
鐘崎の礎を気づいていただいた感謝を込めて線香を焚きました。

19時半、オックス新社長、M.N氏と打合せ

21時過ぎ帰宅
22時ごろ就寝


写真は、鐘崎の鎮守、織幡宮春季大祭の様子と、お祭りの料理




posted by LJ21 at 05:45| Comment(1) | TrackBack(0) | 福岡県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
<BR>アクロス福岡「宮本常一フォーラム」予告 <BR>2007年5月27日(日)13:00〜17:00<BR>福岡市中央区天神1丁目<BR>「アクロス福岡」円形ホールを会場に<BR>「宮本常一生誕100年福岡フォーラム」を開催します。<BR>主催は「宮本常一を語る会」。〜地球4周分を歩いた、旅する巨人の「地育」「住育」「食育」メッセージ〜と題して<BR>・基調講演<BR>・パネルディスカッションをメインに、ドキュメンタリー上映の他、<BR>周防大島、対馬の宮本常一関連のパネルなどの展示も予定されています。<BR>島や里山を描いている瀬崎正人さんの虹彩クレヨン画、鈴木幸雄さんの日本各地の茅葺き民家油彩作品なども同時展示、<BR>宮本常一ワールドが楽しみな企画。
Posted by 宮本常一を語る会 at 2007年05月26日 08:21
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