2005年11月19日

11月19日(土) 新潟県新潟市 「福島潟の漁」 小松隆宏 六日目

川舟  新潟は「水の都」です。大河「阿賀野川」と「信濃川」が日本海に流れ込む越後平野に位置し、かつては新潟市の市街地には堀がめぐり、周辺の村々へも舟を使って行き来できるようになっていました。もちろん福島潟の周りも水郷地帯で、水郷の乗り物として川舟が利用されていました。川舟は水深が浅いところにも漕ぎいれることができ、エンジンつきの舟と違って音も静かなので、自然への影響が少ない乗り物です。福島潟では自然保護のために、多くの人に関わっていただきたいと思っていますが、福島潟のオオヒシクイは警戒心が強い鳥で、やみくもに福島潟に舟が入るようになると、オオヒシクイ保護に影響がでる怖れがあります。舟から見る福島潟は、また違った趣があり、水の駅「ビュー福島潟」では、オオヒシクイがいない時期に、地元の知恵「川舟」を使った自然観察の方法を検討しています。


ヨウモツ小屋 福島潟を眺めると水面に、変わった小屋をご覧いただけます。この小屋は、「ヨウモツ小屋」といいます。ヨウモツ小屋は現在使われていませんが、展示用として地元の方に作っていただきました。昔は、この小屋まで川舟で行き、小屋の中で魚がくるのを待ち、群れてきた魚を網で捕っていたそうです。当時は、季節により潟で捕れる魚も異なり、時期により渡り鳥のように川を上っていく魚群、下る魚群がいたそうです


潟の漁 川舟を使った漁は、地元の方々が行っています。写真は刺し網漁に向かう地元の長谷川哲夫さんです。刺し網でフナやコイが捕れます。潟に網を張り、網の周辺にいる魚を追い込んで捕らえます。追い込み方は川舟の縁を、写真の右手で握っている木の小片で「タンタン、タンタン」と叩いて、水中の魚を驚かせて追い込みます。


フナ 福島潟には、「ヘラブナ」「ギンブナ」「キンブナ」と呼ばれるフナが捕れます。(研究者によると「キンブナはいない」という話も聞いているので分類学上にはまだ、明らかになっていないこともあるようです。)3種類のフナを比べると体型が違い、味も違います。福島潟のヒシも図鑑に書いてある種類よりも、地元の人は多く区別しています。研究も大切ですが、同時に地元の方々の、経験に基づいた分類も大切な福島潟を知るための情報だと実感します。写真は、ギンブナです。


環境と人間のふれあい館 ギンブナの写真は、水の駅「ビュー福島潟」の隣にある新潟県立環境と人間のふれあい館http://www6.ocn.ne.jp/~fure-i/で撮影させていただきました。無料の施設で、水について総合的に学べる施設です。福島潟にいる魚の展示も行っていますので、水の駅「ビュー福島潟」とあわせてご覧いただければと思います。




posted by LJ21 at 14:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 新潟県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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