(明治時代は何をしていたところでしょう?)
このあたりの大地主だったようです。当時の"地主”というのが
地域の中でどうゆう役割をしていたか、これは面白いテーマかも
しれません。小作人たちのつくった米を集め米相場をヨミながら
売るという商社のような機能もあったようです。近所の古老に聞くと
「ここんちに奉公することは近在の若い衆のあこがれだった」とも。
会社のような機能もあったんでしょうか。いろいろな文化人が滞在
した、という記録もあるようです。地域の文化や教育的な役割も
担っていたかもしれません。
それも今は昔。「ここんちの若い人は小作人をやっている」と老人
達は可笑しそうに話しています。
「モンキー」とポーズしているのはその小作人のこせがれです。

(天然酵母のパンが・・・・)
糧工房の天然酵母のパンは地元の青年(平川君)が焼いてくれています。
おいしい、という評判でたくさんのお客さんが来てくださるようになりました。
先日は地域の中学生が総合学習で平川君指導のもと素晴らしいパンを焼いて
いました。開店して半年しかたっていないのになんという幸せな日々でしょう!
農閑期の今、僕も新商品の開発のためパンとクッキーを少々焼いています。
のりのりさんも遊びにいらしてくださいね!
右は今のレンゲの状況です。根っこを掘ってみると空気中の窒素分を貯めはじ
めているのか根瘤が出来ています。

(計算とかデザインとかを超えて・・・・)
田園での環境と向き合うとき都市で言われるデザインよりかなりお腹にずっしり
くるところでの勝負になるように感じています。
右一番上の写真は今の私の田んぼの状況です。
藁の霜よけの下にレンゲとスズメノテッポウ
、菜の花などが冬場のふりそそぐ太陽光線を利用しています。
右に5月の蜂の箱を置く頃の写真も入れてみます。田園の風景は詩的で美しくドラマ
チィックに変っていくだけでなく生産や生活という意味を細部にわたってもってい
ます。
田んぼから米だけでなく、蜂蜜が採れるなんてなんて素晴らしいことでしょう!
右の写真の右のほうに見えている背の高い草はパン用のライ麦です。

なんだかこうして3ヶ月後の田んぼの状況を見ると
うきうきしてきます。
今日は明日の早朝焼くパンの仕込みをしました。
1次発酵はだいたい12時間。4時ごろ糧工房に
行き、成型、2次発酵。夕方焼くパンの仕込み。
そして焼成。そのパンをもって家に帰り朝食です。
