2006年04月04日

山口県阿東町 賀屋直美 2日目

カエルの故郷

今日はもうあちらこちらで桜が散り始めています。

桜の季節は、微笑ましい光景がたくさん見れるのがよろし。
普段は周囲の樹木に目を向けることもなく急ぎ足で駆け抜けてゆくサラリーマン達が、足を止めて携帯カメラで桜を「ぱちっ」・・なんて姿を見ると嬉しくなっちゃうし、
あんなに花見で浮かれている姿(私もですが・・)から、本当に桜という花が、四季を感じことの少ない都会に幸せを与える、素晴らしい花であるのだなぁと思ってしまいます。
(例え「花より団子」で、宴会の口実のお花だとしても、それはすごいことですよね。)





私は生まれてから18年間、山口県阿東町という、中国山地ののどか〜な山に囲まれた農村でのんびりと暮らしてきました。だから大学で関東に来てすぐの頃は、湧いて出てくる人の多さと都会人の歩くスピードについて行けずな日々・・・(笑)、また「カエルの合唱」が聴けないことでホームシックになって泣いたこともありました。(←よく泣くから)




私の実家はちょっとした良質米の産地であり、盆地にこだまするカエルの鳴き声は、そりゃすごいんです。あの名曲・蛙の合唱のような、かわいいものじゃありません。

4月下旬の田植え前は、盆地は水を入れ代掻きを終えた田んぼ一面、まるで大きな静かな海。(ちなみに太古の昔、この盆地は本当に湖であったそう。)

5月上旬に田植えを終えてから、稲と競争しながら生き物たちはすくすく育ち、そのうちにカエルの大合唱が始まります。これが本当に半端なくすごい!雨の日には、雨に喜んで農道に踊り出てきたカエルたちでいっぱいで足の踏み場がないほどです。

9月の稲刈りまで、生き物達は本当に賑やかで、だんだんと、赤とんぼが飛び始め、やまが色づき、道端の草が黄金色に染まるころ、ぼちぼち雪がやってくるのです。




山口県は暖かくて、雪が積もるというと驚かれる方も多いのですが、雪、降ります。さらに、阿東町は「山口県の北海道」という愛称?を持ち、県内で最も気温が低く、雪も結構積もりますよ。ちなみに打ちの父が子どもの頃には、二階の窓から出なければならないほどの雪も降ったことがあるそうです。



私は本当に、きれいな所に住んでいたものです。(→私の部屋から)

しかし、そんな私の実家も例外なく、過疎化と高齢化などの農村問題の波が押し寄せています。

当初、砂漠緑化を夢見て大学にやってきた私の方向を大きく変えたのは、
都会での暮らしと、そして外から眺めた、大好きな故郷であったのでした。





posted by LJ21 at 18:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 山口県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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