今日は祝島に自生する不思議な植物コッコーについてお話しさせてください。
コッコーはマタタビ科の落葉性植物で、和名はナシカズラです。見た目はキウイに似ていますが、大きさはひとまわり以上小ぶりになります。キウイの原種ともいわれています。

祝島では”不老長寿の実”として有名で、その昔秦の始皇帝に命ぜられた
徐福が、コッコーの実を求めて祝島にたどり着いたという伝説もあります。
”一粒食べれば千年長生きする”奇果とされています。この徐福伝説、
あながち信憑性がないわけでもなく、祝島の地理的条件、歴史的条件
などから夢がふくらみます。
また徐福伝説から1000年後、祝島は海上守護の霊島として崇められ、
万葉集にも歌われています。
”草枕、旅ゆく人を 伊波比島 幾代経るまで 斎ひ来にけむ”
祝島は、多くの素敵な歴史を持つ宝島だと私は思っています。
あっ・・・!コッコーの話ではなくなってしまいました。
明日は本当にコッコーのお話をさせてください。
