街を見渡すと、国旗をバンダナのように頭に巻いたり、車のボンネットに貼り付けたりと、街中に赤・黄・緑のガーナ国旗カラーが満ち溢れてとてもカラフルです。日本で日の丸がこんな風に多用されていたら奇妙な感じに思えそうですが、ガーナ国旗だとそう思わないのは何故なんでしょうね?
…結局ブラジルとの試合は3対0で終わってしまいましたが、ガーナチーム(ブラック・スターと言います)は終始果敢に攻めており、点を取れそうな場面もたくさんあり、本当に素晴らしい試合だったと思います。こんなことを言うと日本のサッカーファンに怒られそうですが、日本対ブラジル戦よりもずっと見ごたえのある試合展開だったと思います。
周りのガーナ人に感想を聞いたところ、審判の判定に不満を持っている人が多いようでした。確かに、1点目、2点目はオフサイドとも取れるゴールだったと思います。また、「審判はチェコ人だったので、予選でチェコを破ったガーナに不利になる判定をしたのだ」とか「前回のワールドカップのカメルーン戦の時も彼らに不利になる判定が多かった。黒人差別だ」という声もありました。真偽の程は分かりませんが、スポーツのせいで卑屈になったり、偏見を持ったりすることにつながるのは本当に悲しいことだと感じます。初出場でここまで来られただけでも立派なことで、次回はもっと先に進めるように頑張ろう、と前向きに皆が思ってくれるといいな、と思います。
