2006年07月07日

新潟県新潟市 関田隆弘 4日目

恐るべし、田舎の食文化!

2日目にUDがらみで少し書いた「非常食」に関してもう少し。
新潟大学で出した冊子では、「食」に関して弱者となってしまう
人たちのことを考えた「非常食」のあり方(加工方法など)に
とどまらず、その備蓄・供給のあり方にも言及しています。

「非常食」というのは、他の救援物資(毛布、使い捨てカイロ、
紙オムツなど)と一緒に、ある一定の場所に保管されていて、
それが被災地に運搬される仕組みになっています。
もちろん、そういう体制をとっておくことは大事なのですが、
やはり「食」に関しては、食べれればいいというものではなく、
避難生活が長引けば長引くほど健康面での配慮が必要ですし、
今回のように被災直後に2晩路上や車の中で過ごすようなことに
なると、やはり、家庭や地域での備蓄というものも必要なのだと
指摘しています。

ひるがえって、典型的な田舎の食文化をみてみると、どこの家庭でも
「備蓄」してるんですね。
「保存」です。
米にしろ野菜にしろ、山から採ってくる山菜にしろ、とれる時期があります。
それを加工して、食べられる期間を長くするのは先人の知恵ですね。
干したり、塩漬けにしたり。お米は玄米のままとっておく。
海の幸を山に持って来るには、昔は最初から「保存」の工程が
必要でした。
地震とは違いますが、今年の20年ぶりの豪雪で孤立した集落でも、
冬の備えとして「保存」していたものが、災害時の「備蓄」になったといえます。

それに、田舎に行くと、大きな器に、ど−んとオカズが出てくる。
これは、ある程度つくり置きしておいて、その時食べる分だけを
食卓に出す。さらに、銘々が自分の食べる分だけとりわけていただく、
という文化です。
つくり置いても、食中毒が出たという話は聞いたことがありません。
衛生面に特に気をつかっているようには見えませんが・・・
つまり、適した食材を、適した方法でつくり置いているにほかなりません。

こういった食文化。それに加え、隣近所との日ごろからの付き合い(助け合い)。
これらが中山間地域を襲った未曾有の大災害において、
被害を最小限にとどめた要因のひとつではないかと思います。

都会でもよく、カレーのつくり置きとか、パンの冷凍保存とかしていると
思いますが、あれは解凍する過程で衛生的でないといけません。
田舎の食文化、あなどれません!



posted by LJ21 at 09:41| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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