2006年07月20日

千葉県浦安市 村田泰夫 4日目

19日に、「中山間地域フォーラム」の初めての運営委員会が開かれた。
このフォーラムは、7月1日に設立したばかりのNPO(非営利組織)で、中山間地域の再生支援のためのネットワークである。
東京・平河町の砂防会館で開かれた設立総会には、全国から200人もの研究者、実務家、町村長ら行政担当者、一般市民が集まり、狭い会場に入りきれないほどの盛況だった。発起人のひとりとしてこんなにうれしいことはない。会長には農村計画学が専門の佐藤洋平・東大名誉教授が選ばれた。

「ちゅうさんかん」と打ち込むと、私のパソコンでは「中産間」と変換される。でも、広辞苑には「中山間地域」という見出し語が載っている。まだまだ一般的にはなじみのない言葉だが、少しずつ市民権を得つつあるということだろうか。

中山間とは、もともと農林統計の専門用語である。農水省・統計情報部は、日本の農業地域を「都市的地域」「平地農業地域」「中間農業地域」「山間農業地域」の四つに分類している。そのうち、地形が緩やかに傾斜し始め山地に至る「中間」と「山間」の両地域を合わせた地域をいいあらわす言葉が「中山間」だ。日本の農地面積、農業生産、農家戸数の約4割を占める。

私たち日本人のふるさとであり原風景がそこに展開する農山村なのだが、過疎化、高齢化のど日本農業の難しい問題がぎゅっと詰まった地域でもある。そうした問題を取り上げる際に便利なので、「中山間」という言葉が専門家や行政の間でよく使われるようになったのである。

農業生産や地域社会の維持の上で多くの問題を抱えている地域であるが、同時に、美しい景観、豊かな自然、実りある農産物など、さまざまな恵みに私たちに与えてくれる可能性のある地域でもある。
その秘めた潜在力を引き出し、地域の元気を取り戻すお手伝いができないか。そんな思いで発足したのが「中山間地域フォーラム」である。

シンポジウム、ワークショップ、提言など、さまざまな活動が予定されている。中でも私たちが力を入れようとしているのが「中山間地域再生モデル地区」での支援活動である。特定の地域、集落に入り込み、実証的な検討と具体的な助言や支援をしようというものだ。行政でもない、コンサルタント会社でもない、専門家と実務家の有志によるフォーラムの活動に期待してほしい。


posted by LJ21 at 09:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 千葉県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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