朝課外の前にちょこっとだけ日記を書いておこう(現在7:00AM)!!
田布施農業高校はとてものどかな田舎にあります。牛も羊も山羊もいて、たまに園児が遠足にきます。そんな田布施農業高校はURL http://www.tabuse-a.ysn21.jp/でアクセスできます。実はあまり頻繁に更新していないため、古い情報もありますが、今後鋭意努力して更新しますので、ぜひ一度のぞいてみてください。

(本校HPのトップです)
では、本題の祝島です。
祝島は山口県熊毛郡上関町の南端から10数q沖合、瀬戸内海周防灘に浮かぶ周囲12kmの小さな島です。人口も年々減少し、かつて海の要衝として栄えていた頃には3000人あまりだったのが、現在では500人余となっています。
交通はもちろん船です。柳井市柳井港から連絡船が1日3便、所要時間65分、最終寄港地(四代)からは15分で運行しています。

この島の独特の文化や雰囲気は船を降り立った瞬間に分かります。練塀(ねりへい)と呼ばれる家々の連なりです。漆喰で塗り固められた石造りの建物が横列しており、その家並みは圧巻でさえあります。これを多くの研究者が「迷路のごとき練塀」と形容していることが頷けます。
なぜこのような家並みとなったかというと、実は歴史はそれほど古くありません。江戸時代末期1800年代前半に、この地を大きな二度の火災が襲いました。その復興のさいに防火、さらに防風・防潮といった対策のために完成したようです。
島を歩くと、穏やかな潮の香りとむせかえるような緑に包まれて、久しく忘れていたぽっかりとした気分になりました。
車はほとんど走っていません。
背後から音がして、無意識に車をよけようかと振り向くと、それは数十m向こうから木や葉や草を凪ぎながら向かってくる風の音で、自然の音の他はただ静かな空間がそこにはありました。
島の空気を直接お届けできないのが残念です。

明日は、祝島の特産、不思議な果実コッコーについて聞いていただきたいと思っています。