高崎は映像文化に力を入れている、と前回記載させていただいたところですが、実は本日より、JR高崎駅西口より歩いて1分のところにあります高崎高島屋で、企画展「群馬のフィルムコミッション ロケ地の写真と活動展」が行われています。
(なぜか閑散としておりますが…)
「フィルムコミッション(以下FC)」とは映画やテレビなどのロケーション撮影を支援する非営利公的機関ということですが、今回の企画展は群馬県で活動している3つのFC(高崎FC、嬬恋村FC、わたらせFC)が主催で行っています。
この企画展では、実際に群馬県で撮影された作品の撮影風景写真を中心に、台本や制服などを展示し、「ええっ! この作品が群馬で?」と楽しめるものとなっております。
…制服?
実は9月30日から公開の「スケバン刑事」で、主演の松浦亜弥が実際に着用したセーラー服を展示しております(もちろん群馬県がロケ地に使われております)。その趣味の方にはたまらない展示です。
( … わたしは違います。 … 本当です。)
FCの活動は映像、撮影と地域を結ぶ重要な役割を担っています。そのFCの活動を知っていただくことも重要ですが、このような展示を通して、ふだん見慣れている風景が少し視点を変えるだけで新鮮に映ることの発見など、地域の新しい魅力も感じていただければと考えています。
『映像作品も魅力的ですが、本当に魅力的なのは一人ひとりの生活であり、そしてその生活と交じり合う普段の風景、環境もまた人生と同じくらい魅力的なのではないだろうか…
そしてそうした視点で地域を見直すことでより地域が、人生が魅力的になっていくのではなかろうか…』
などと制服、もとい展示を見ていますとつい考え込んでしまいます。
そんな地域の魅力を少しだけ映像作品におすそ分け、ということで、群馬県のFCは地域の魅力を守ることも重要な業務として、日々活動しています。
期間は本日から9月5日(火)まで、機会がございましたらぜひ覘いてみてください。
ちなみに、同時に「ふるさと物産展」として、FCのある高崎市、桐生市、嬬恋村を中心とした物産展も行っております。
本日はその中からおすすめをご紹介します。
高崎の老舗、「上州たぬきや」です。
ここの名物はなんといっても「ソースせんべい」
小さなまん丸のせんべいに醤油ではなくソースで甘辛く味付けがされています。(不手際ながら、せんべいのアップ写真をとる前に試食で満足し、帰ってしまいました)
ここのお店は明治に東京浅草で創業しましたが、関東大震災の際、高崎に移転され、現在に至ります。
口の中に入れると甘い香りがひろがります。口の中で砕いていくと徐々に辛味が増していきますが、同時にうるち米本来の甘さが引き出されるというすばらしいたたみかけをする一品です。私は子供のころ、いつも食べ過ぎて夕食が食べられず、良く怒られておりました。
(繰り返しますが、あくまで子供のころの、お話です)
次は嬬恋村の新鮮野菜
嬬恋村といえば「キャベツ」
広大なキャベツ畑は、ロケ撮影にも良く使われており、北海道などに見立てられることも良くあるそうです。本日はとうもろこしとともに完売。「実は今日はあんまり市場にでないいいものを持ってきたんだよね〜」と嬬恋村FC事務局長談
実は、ということで、それを売りにしなくても完売とはさすがです。私も2つ買いましたが、もしかしたら何かの作品に映っているキャベツかもしれません…
そんなキャベツを食べながら、本日の報告は終了したいと思います。ありがとうございました。
ちなみに制服が主役の、もとい、あややが主役の「スケバン刑事」のロケ地はどこだったのでしょうか?
群馬県太田市のイオン大田でロケがあったとのことです。