2006年09月24日

十日町市中里地域 高橋剛(6日目)

今日は空気が澄んでいて、星空がとてもきれいです。小さな星の輝きまで見えるので、星座が探しにくいほどの星空を見ることができます。写真に写すことができれば皆さんにも見せることができるのに!残念!!

さてさて、大地の芸術祭の紹介を中心に書きつづってきたこのブログもあと少しとなりました。モノゴトには100%ということはなく、それは大地の芸術祭でも同じことです。「一般的な目から見て」の大地の芸術祭で気がついたことを挙げてみたいと思います。

【地域づくりの継続性】
大地の芸術祭は準備期間から期間中は、作家やサポートスタッフが今まで変化がなかった集落を訪れ、活気ができ、多くの鑑賞者が全国から、はたまた外国からその地を訪れ、賑わいがあるのですが、期間が終わってしまえば一気に人が去り、空虚感が漂ってしまいます。ある程度の充実感や達成感はあるものの、その盛り上がりを今後どのように活かしていくのか、そんな継続的な地域づくりの方策としてなりきれていないように感じます。

それは多くの作品展開のきっかけが行政からの紹介であるところからして、根本的に作品を受け入れる集落・地域・団体が受身態にならざるを得なく、自ら作品を利用した地域の元気づくりを最初から考えて作品協力をしたわけではないからではないでしょうか。したがって、作品づくりは目的ではなく手段であるのにもかかわらず、作品づくりに終始してしまっているところが強いのです。

今回は多くの場所で、休憩所ができたり、野菜山菜の直売所ができたりしましたが、この機運を継続させていくための方策を考えなければいけないと感じました。

【作家やサポートスタッフなどの交流の継続性】
作品展開の過程で集落のみなさんと協働制作をした作家やサポートスタッフの中には、期間後もその集落との交流を望んでいる方がおり、集落の皆さんもそれを望んでいることが多いです。ただ、何をするにしても、金銭面の問題が発生してしまいます。このへんを打破する必要があります。

【来訪者を迎える継続性】
大地の芸術祭を訪れた人々の中には「感動しました。また3年後必ず来ます」とおっしゃっていただける方が多いのですが、なぜか“3年後”なのです。大地の芸術祭を開催する3年後に訪れたいわけで、大地の芸術祭抜きにしたこの地域の魅力を伝えきれていないか、大地の芸術祭がないこの地域に来る理由がないのでしょう。

景観に感動したなら、その景観を守る運動に参加することができたり、この地域の人の温かみに感動したなら、それを大地の芸術祭抜きに体験できたりする仕掛けを大地の芸術祭の期間中に来訪者に対してPRできれば違う感想をいただけたのかもしれません。


…と感ずるまま書きましたが、この大地の芸術祭を仕掛けているのは、私たち行政ですので、きちんと検証して今後につなげなければいけません。



posted by LJ21 at 03:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 新潟県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。