2006年02月21日

宮崎県川南町 河野秀樹 2日目

一日目に本町の紹介をすることを忘れていましたので簡単に説明を。
川南町の位置は、宮崎県の東側(太平洋に面している)でちょうど真ん中付近。人口は17,400人程。面積は約90kuと、人口も面積も小さな、小さな自治体です。
なお、詳細は役場HPをご覧ください。本当に簡単すぎた説明でした。すいません。

BTH2337224_0B.jpgさて、今日は、仕事で川南町漁業協同組合(年間取り扱い高、約23億円)に向かう途中に、町の中央を流れる「平田川(へだがわ、と呼びます)」の橋の上から身を乗り出す危険な行動をしているおじちゃんを発見したので、注意がてら「何をしてるんですかー?」と声をかけてみました。

このおじちゃんは、近くにある「高森(たかもり)」という集落に住む「瓜生(うりゅう)」さんという方。ではいったい何をしていたのかというと「鯉の引っ掛け釣り」をしておられました。「引っ掛け釣り」とは餌などをつけない釣りのことです。仕掛けは竿とテグスに三本針だけのシンプルかつ原始的な仕掛け。それ(三本針)を鯉など大型の魚が通りそうな所に仕掛け、針の上を魚が通ったら一気に竿を引き上げる、という漁法?で獲物を狙っていた最中のようでした(海釣りではボラなどを釣るときにこの辺ではしています)。

隣でしばらくこの釣りを見ていましたが、水が濁っており魚の姿が見えません・・・。前述のように、魚が針の上を通った(確認した)上で成り立つ釣り方ですので今日はムリそうな雰囲気(私とおじちゃんの二人の間になんともいえない空気が漂いました)。
そんな中おじちゃんから一言、「今日は釣れんじゃろ。いやこれからしばらくは釣れん。田植えのための代かきがはじまりだしたから水の濁りがでてくるとよ。じゃから釣れん」と。
この発言は、九州以外の方ならびっくりしたのではないですか?すごい発言でしょ。もう川南では田植えの準備がはじまっているんですよ。2月22日のことです。

実際、この川の濁りは田んぼから流れてくる土のようでした。
最後に「もし、魚(鯉)が釣れたらどうするの?」と聞いたところ、「自宅の池で養い、客が来たときなどに食べさせる」とのこと。「おれもいつかこの家の客になりたい」などと思いつつおじちゃんとお別れしました。



午後3時20分に目的地の「川南町漁業協同組合」に到着。
ちょうどセリの真っ最中です。ここの市場は夕方3時からセリがはじまります。
BTH2337224_1B.jpgなぜこの時間帯にセリが行われるかというと、福岡や関西、関東(ほとんどが築地)で行われるセリに再びかけられるために、間に合うように、と逆算した結果からです。
水揚げされたそのほとんどが町外に出荷される川南の魚たち。大消費地の都会でおいしく食べてもらっているのだろうか?などと考えてしまいますが・・・。
ここの漁協で水揚げされる魚種の数は年間約100種類程。

町内に残った鮮度ビチビチ魚たちは、夕方の町内のスーパーや魚屋に並びます。つまり各家庭の夕食に登場します。
または、居酒屋さんや料理店で獲れたて魚や牡蠣、貝などを川南では存分に味わえることができるのです。
「川南には天然のイケスがある」などと称して自慢する人もいます。まさしくその通りですよ。
このブログをご覧の皆様、ぜひ、川南にいらしてください。きっと「食」することだけは満足していただけるはずです。

BTH2337224_2B.jpgセリが行われているすぐ隣で、魚をさばいているおばちゃんをパチリ。
このおばちゃんの魚さばきはとても丁寧で、いつも感動しています。
お名前は一政光江(いちまさみつえ)さんといいます。
昔から原付バイクで町内の各家々を行商される方で、私の実家も私が小さい頃からお世話になっています。
魚の販売を通して、町内に住む「浜の民と丘の民」をつないでくれる大事な仕事をしてくださる光江おばちゃん。
このような、漁協のヨコで魚を加工して売っている女性たちが他に3,4名おられますが、跡を継ぐ後継者がいないのが現実です。
どうすればいいのでしょうか?

いま、このことをも含めて川南の一次産業(農業・漁業)に携わる者たちがこれからどうすれば地域が元気になるのかを考えはじめています。また、違いを認め合い、近づくために、お互いのあるもの(くらし方、つくり方、買い方、売り方)をまず調べ、整理ようと動き始めています。そして、出てきた「あるもの」と「あるもの」を組み合わせて新しいあるものを創っていこうとしています。

素材の宝庫?川南。明日は農業に行ってみましょう。




posted by LJ21 at 14:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 宮崎県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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