2006年11月16日

岩手県葛巻町 森と風のがっこう/黍原豊/4日目

●タイNGO来訪

 昨日今日と1泊2日の日程でラックスタイ財団の方々4名が研修として森と風のがっこうを訪れ、森と風のがっこうの施設を利用しながら循環型の生活を体験し、夜には、お互いの活動の情報交換をして、夜遅くまで、森と風のがっこうには明かりが灯っていました。

 ラックスタイ財団は、1979年に発足し、農村部の貧困、環境保全、エイズに対する予防などの問題に取組み、活動地域は、タイ全土におよび、約100人のタイ人スタッフが働いているそうです。

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【左:青パパイヤを手の上で刻んでいく / 右:ソムタムの完成!】

 昨日午後に森と風のがっこうに到着したタイの皆さんは、まずは森と風のがっこうのエコロジカルな生活を体験できる施設の案内ツアーをして、早速みんなで食事づくり。今夜は、なんとタイの皆さんによるタイ料理!。トムヤムやソムタム、グリーカレーなど給食室は、タイのスパイスの香りでいっぱいです。お米は、タイ米で、うるち米ともち米の2種類。もち米は小さなお弁当箱のような竹で作った入れ物に入れて出されます。もち米を手で握って染む他無などといっしょにいただきます。辛さは、タイの方と比べたらかなり抑えてあるとのことでしたが、辛いのがちょっと苦手な私では、十分な辛さ。でも、ウマ辛いとはこのこと。どんどん、ごはんが進みます。
 夜は、町長を始め、役場企画財政課(観光などの担当)下天广(しもてんま)さん、町内の安孫自然塾を主催する外久保夫妻などのゲストも交え、食事をいただき、その後は、情報交換会となりました。

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【左:黒板を使ってタイでの事業の紹介 / 右:2日目朝は薪割り体験も】

 ラックスタイ財団で活動をするにあたって、環境保全というと自然環境だけではなく、文化や農業も含めた人間の生活全体を守っていくということを指しているそうです。日本の環境保全というと、どちらかというと、自然環境が中心となってしまい、なかなか人間の生活とそれが結びついていないような活動が多いような気がします。もちろん、すべてがそうではありませんが、文化や農業を含めたそこでの生活全体をどうしていくかということを考えていかないと、そこの環境は守られないと思いますし、何のために環境保全の活動をしているのか分からなくなってきてしまうのではないでしょうか?ただ、タイと日本では、経済的な違いもあって、タイでは、自然環境の荒廃が自分たちの生活にもろに影響を受けていることもあり、生活を守るために自然を守ることつながっていきます。
 なので、ラックスタイ財団の行う環境教育のアクティビティには、その集落の知恵者と呼ばれるような老人・長老や手仕事の技術をを持った人から子どもたちが色々と教わるというようなことを行っています。このアクティビティは、森と風のがっこうで行っている活動にとても共通する考え方です。昨日お伝えした「子どもオープンデー」での老人クラブや婦人会との交流にも通じるところでもありますし、また昨年から行っている「北いわてのスローツアー」のその土地の暮らしから学び、これからの地域のあり方を描いていくという考えにもつながっていきます。
 遠いタイと日本で活動の背景は違うにしろ、めざすものが重なることにとても親近感を覚え、また地域に住まう人々が本当にいきいきと幸せに暮らすことを考えたときに同じ方向を向くことということを感じました。
 ただ、タイの子どもたちの写真を見ていたときに、とても印象深かったのは、屈託のない笑顔でみんな目がいきいきとしていることを感じ、日本の子どもたちみんながそういう風にしているのかなと感じました。また、タイの方々は、子どもオープンデーでわざわざ子どもたちを自然の中で遊ばせていることに不思議に感じていました。物が豊になった日本で、子どもたちは本当に幸せになったのだろうかとちょっと複雑な気持ちになりました。
 だからこそ、森と風のがっこうでやっていることはとても大切なことですし、もっともっと活動を広げて行かなくてはいけないのだと感じました。
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posted by LJ21 at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 岩手県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
先日は大変お世話になりました。
今後とも継続的なお付き合いが出来ればと思います。
今回のラックスタイ財団招聘事業in葛巻については以下をご覧ください。
http://ametsuchi.at.webry.info/200611/article_9.html
Posted by 伊藤地歩 at 2006年11月26日 08:32
お!葛巻訪問ではお世話になりました!
先日、銀座で開催した新米たまごかけご飯パーティでは、森と風のがっこうのニワトリさんたちが雪がちらつく寒い中、産んでくれた卵が大好評でした。みんなが持って帰りたいといって、数が足りなくなったくらいです。
元気なトリたちが産んだ卵なんてあたり前中のあたり前のものが最高のご馳走になるなんて、変な世の中だとつくづく思います。

タイの人たちといい感じの交流ができたようですね。
Posted by LJ あさだ at 2006年11月27日 09:55
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