2006年11月18日

岩手県葛巻町 森と風のがっこう/黍原豊/6日目

●足元の資源、自然エネルギーをいかす

 すでに初雪は終わり、4回ほど雪の降った森と風のがっこうには、着実に冬の足音が聞こえてきました。(ちょっと雪が降るぐらいでは、冬とは言えません。真冬はー20℃となって、ダイアモンドダストも見られる場所です。)

 森と風のがっこうでは、様々な足元にある資源や自然エネルギーを利用しています。

寒くなってくれば、これです。
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 ー20℃になるここでは、石油ストーブでは、なかなか温まりませんが、薪ストーブはぜんぜん違います。また、煮炊きにも使える優れものです。
 薪は、廃材や間伐材、伐採後の端材などを利用しています。森と風のがっこうは森林に囲まれているので、燃料にはことかきません。自分のところの山ではありませんが、持ち主や伐採作業をしている方にお願いして木をいただいてきます。木材の値段が安いため、良いのか悪いのか、山には出さなかった木がゴロゴロしています。
 薪作りは、ボランティアに来た学生や研修に来た方々のとても楽しいアクティビティにもなっています。すぱっと2つに割れれば、ストレスも吹き飛びます。
 この薪は、空缶風呂や五右衛門風呂にも利用しています。

校舎には、温室が併設されています。
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外が10℃切っているときでも、この中は20℃近くあるときもあります。
温室の中で快適に作業できるだけでなく、校舎に温まった空気を取り入れたりすることもできます。昼間は、ランチしたり、この中にテーブルを出して、デスクワークをすることもあります。


この一見なんだかよく分からない場所は、…
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…実はコンポストトイレです。
ここに来られる方々の落としていくものも大切な資源として、堆肥にして利用しています。
水も電気も使わないのですが、ぼっとん便所とは違って、悪臭が漂ってこないような工夫がされています。森と風のがっこうに来られたときは、ぜひぜひ資源を落としていってください。


今年の8月には、この森と風のがっこうを舞台に「くずまき自然エネルギーサマースクール」と題して、小中学生を対象にして、ここにある資源や自然エネルギーをいかした暮らしの実践体験を10日間の日程で行いました。
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【がっこう裏の川で水路をつくって水力発電に挑戦!】

これまで紹介した、森と風のがっこうの生活を存分に味わってもらいます。薪でお風呂焚き、薪やバイオガスでごはん作り、畑やニワトリのお世話、ニワトリを絞めていのちをいただく、手作りの小型水車や自転車で発電して映画上映、キャンドルを手作りして舞台に飾り付けて、森の中で宮沢賢治の童話劇上映等。子どもたちは自然といのちの循環、エネルギーの循環を体験していきました。

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【バイオガス装置で作っているのはココア。名づけて、うんココア】

 今年が1年目で、来年はアートと自然エネルギーを組み合わせたプログラムができないものかと、今から思案しているところです。3月には、まだ雪の中の森と風のがっこうで「自然エネルギースプリングスクール」が開催されます。今度は、薪ストーブが大活躍することでしょう。


posted by LJ21 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 岩手県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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