2007年01月22日

鳥取市佐治町在住 西尾 彰仁  =今日の私=

鳥取市は、平成16年11月1日に現在の旧鳥取市とその周辺の旧福部村、旧国府町、旧河原町、旧用瀬町、旧佐治村、旧鹿野町、旧気高町、旧青谷町の9市町村が広域合併しました。

人口では、約20万人の特例市になりました。(鳥取県の人口が約60万人なのでその1/3)また広域な山林と農地が増えました、この合併地域は、そのほとんどが中山間地域に位置し、人口は約5万人です。また、全市の経営耕地面積の59.2%、総農家数の60.1%、総土地面積の73.3%、全市林野面積の83.3%、総林家戸数の69.6%などが、中山間地域にあり、当市にとって食の提供の場であるとともに、鳥取市民(特に市街地住民)の命の源となっております。

大きな合併であった為、行政事務の調整に大変難航しましたが、様々な地域の職員が智恵を出し合ってこの鳥取市の発展に努めております。ここまでかなり硬いお話となりましたが次からは、少し視点を変えた(外れた?)お話をシリーズでお送りします。

 これは、合併して同じ市の職員となった訳ですが、私が日常的に当たり前と感じている事が実は市街地住民また、中山間地域に居住している方からみてもかなりカルチャーショックなり物事の考え方、しいては、あなたは、人間なの?なんて感じで捉えられる事が多くあります。是をシリーズでおおくりしたいと思います。
まず、第一に食は山、川の恵みにあり!!! お話します。

《山の恵み・・・はちの編》

 蜂の子は良質な蛋白源また珍味で地酒に良く合う天然100%の食材です。(あるお年寄りの話によると蜂の子を磨り潰してたべると喘息が良くなるなど漢方としての効果も?)

私が子どもの頃は、それこそ保育園児から高校生位まで野山を駆け巡り蜂の巣取りを一年に十数回は行なっていました。蜂にも色々な種類があり、特にあえ蜂、足長蜂、うら蜂、黄色スズメ蜂、黒スズメ蜂、大スズメ蜂などの蜂の巣を取って帰っては、家族また近所の方に自慢げに見せたり、おすそわけしていました。後者の3種類の蜂は、刺されると特に痛く医者には行った事はありませんが、私は過去に100匹以上刺され、特に一度の5匹刺された夜には38度以上の高熱が出た覚えがあります。

また、うで、あし等の比較的筋肉にあるところはそれ程ではありませんが、頭、唇、指先などを刺された時は夜寝付けないくらい痛かった事があります(私は体質的に腫れないらしいですが友人など別人に変身しておりました。)

基本的に小さい蜂は昼間取ります。また大きな蜂は夜作業着に厚手のカッパとあみつき麦わら帽子(自作)に長靴、厚手の皮手袋で隙間から蜂が入らないようにガムテープで袖口などを止めて小型のガスバーナー若しくは、キンチョール(蜂には良く効く)で成体の蜂を殺しながら取ります。私が取った中では直径1.8m位の黄色スズメ蜂の巣がありました。

とる時間は長くても1時間位です。長くかかる時は、大抵誰か刺されますね。取った後は、きれいに掃除して、蜂ハンターの誰かの家に蜂の巣を持っていきます。その後、蜂の巣の解体です。蜂の子は御存知のとおり正6ケ径の中に入っていますが、玉子から幼虫、さなぎ、成虫直前までリング状で入っております。それをピンセット又は、針で抜きます。それをどんぶり2、3杯にいれます。

さあ、お待ちかねの試食です。フライパンにバター又は菜種油を薄くひき強火でいっきに炒めます、味付けは、塩、胡椒、みょうが、が良い様です。中はホクホク、外は、パリッ、なんか餃子みたいな食感ですが、味は、濃厚で甘みがあります。沢山取れたときなどは、蜂の子をダシ入り甘醤油で煮て冷まして冷凍庫に保管します。その外の食べ方としては、てんぷら、蜂の子ご飯、蜂とネギの煮込みなどがあります。どれも伝統というか、蜂ハンターの伝承で残っているようです。決してアフリカ等の話ではありません、日本古来の事です。

それと忘れてはいけません。ミツバチです、私達のところでは、日本ミツバチを飼っている方がおられ、その蜜は一般的に市場にはでません。自家消費または、お世話になった方へのお礼などに使われますその味は濃厚で山の香りがします。同じ様な地域でも場所、場所によって味が違います、山の花の違いと思います。近年の異常気象のせいでしょうか?巣分かれする日本蜜蜂が減少していると聞いております。

そのほか、蜂以外の山の食材として栗の木の虫、柳の木の虫、バッタ、イナゴ、赤蛙(土蛙とも言います)マムシ、猪、狸、ムジナ(アナグマ)、熊、狐、テン、山うさぎ、鹿、山鳥、雉、かも、ヒヨドリ、等等、全て書けば原稿が、足らなくなります。また、それら、それぞれに様々な捕獲方法と食べ方、言い伝え、効能(薬能)、があります。この様なことが次世代に伝わっていくすべがない(実際私の子どもにもほとんど伝わっておりません。)現状なので、私の記憶が確かなうちにデータ化して残しておきたいと考えております。

なにはともあれ、この虫一つ(蜂)のことでも市街地の方に話せば叫喚されてしまいます。長くなりましたので本日はここまでとさせていただきます。
次回は生命の源の水、そして川の恵みをお話させていただきます。

tauesagyo2.jpg
佐治中学校田植え作業


posted by LJ21 at 15:50| Comment(1) | TrackBack(0) | 鳥取県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
待ってましたよ、西尾さん。
この1週間、ブログ見ながら楽しく過ごさせていただきま〜す。
Posted by 家中 at 2007年01月22日 18:18
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