2007年01月29日

東京都新宿区 大江正章 1日目

今週1週間お付き合いいただく大江正章です。東京でコモンズという小さな小さな出版社をやっています。代表ではありますが、本人の認識としては編集者兼・営業兼・雑用ほか何でも屋。「環境・農・食・アジア・自治などをテーマに、暮らしを見直す、わかりやすく質の高いメッセージを伝える出版社」がモットーです。

070129_1142~0001.jpg きょうは、午前10時に品川で、この秋につくる本の打ち合わせから始まりました。会ったのは、半自給的な農業とやりたい仕事を両立させる生き方を提唱して話題を呼んだ『半農半Xという生き方』の著者・塩見直紀さん、持続可能な循環型社会をめざし、農に足場を置くNPOトージバのメンバー、ライター兼編集者など。11月11日に行われる「土と平和の祭典2007」ともタイアップしながら、おもに若い人たちに向けて、農の楽しさや価値を伝え、いろいろな半農半Xの人びとの生き方を紹介していこうという企画です。 思いが一致しているので、話はスムーズに進みました。
打合せ後に店員さんに写真を撮ってもらいました。
左から、渡邉尚さん(トージバ)、塩見直紀さん、吉度日央里さん、上形学而さん(ともに0RYZA)、神澤則生さん(トージバ)、私。額の広さが気になるこのごろです。

 出版界の不況はとどまるところを知りません。零細だけでなく、どこも苦しんでいます。そんななかで、農にかかわる本は以前よりもよく読まれるようになりました。小社でも、三里塚で循環農業を営む小泉英政さんの心を洗われるエッセイ『みみず物語』、日本有機農業学会会長で、新しい農の運動のリーダー中島紀一さんの『食べものと農業はおカネだけでは測れない』など何冊もの本が版を重ねています。

 事務所に戻って午後はまず、去年から「人が豊かになる地域づくり」というタイトルで連載していた月刊誌『世界』(岩波書店)の最終回の著者校正。ずっと地方の第一次産業を中心とした取り組み(そこには見事に共通項があり、みんな小さな農や身近な環境大切にしながら生業を広げていた)を紹介してきました。

最後だけは一転、都市。横浜と東京・練馬で、市民皆農へむけた動きをレポートしています。そこに登場するひとり、練馬で体験農園はじめ都市農業のフルコースで活躍する白石好孝さんの『都会の百姓です。よろしく』も、よく読まれている本のひとつです。それにしても、本業の本創りをしながらの連載(一回400字約30枚)はとても大変でした。二度としたくはありません。ただ、各地でたくさんの素敵な人たちに会え、美味しいものをたくさん食べられたのは、最高の役得でした。

 その後は、4月に出す『無農薬サラダガーデン』(著者は家庭菜園暦50年!という超ベテランのおじさまです)の編集・制作を手伝っていただく吉野隆子さんと、原稿を前にして細部の詰め。ぼくは編集者になって27年で、200冊以上の本を創ってきましたが、いわゆる外注というのをほとんどした経験がありません。企画・原稿整理・指定・校正・広告・ときには営業と、初めから終わりまでやらなければ気がすまないのです。大手ではありえませんが、それがこの仕事の面白さだと固く信じています。今回は、どうしても時間が間に合わず、日本有機農業学会の仕事などを通じてとても信頼している彼女の手を借りたというわけです。

 夜、仕事の合間には餅を焼いて食べました。これは、暮れに尊敬する木次乳業(島根県)の創設者・佐藤忠吉さん(86歳)から送っていただいたものです。草を主体に放牧で育てたジャージー牛の牛乳、チーズ、低農薬ブドウのワインなど定評ある逸品を世に送り出してきたこの会社は、お餅もつくっているのです。これぞ、日本の、地に足がついた乳業メーカー。ちなみに、牛乳などを運ぶトラックには「赤ちゃんには母乳を」と書かれています。


posted by LJ21 at 21:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京都 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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