今日はその「くるくるショップ」についてお話しします。
くるくるショップとは何か?単純に言ってしまえば「不要品交換所」です。ある人にとって「いらなくなったもの」を並べ、他の「ほしい」と思った人がそれを無料で持って帰るシステムです。
とはいえ単に不要品を並べているだけではなく、「おしゃれな雑貨屋」を目指して女性スタッフが日々手をかけているところ、上勝の「ごみの34分別」の先にあるところが、くるくるショップのこだわりどころというか、いわばアイデンティティーです。
上勝町はごみを出す場所が1ヶ所しかありません。その「日比ヶ谷ごみステーション」に町民は自らゴミを持ってきて、34種類に分別します。
上勝町民の努力の甲斐あって、上勝町のリサイクル率は70%後半にも達しました。
しかし、「分別によるリサイクル」には限界があります。
その「限界」についてはいろいろな表現の仕方(コスト面からとか技術面からとか)があると思いますが、くるくるショップを語る上で重要なのは、感覚的な「もったいなさ」との整合性の悪さです。
例えば、家に大きなガラスのジョッキがあったとします。「これでビール飲んだらうまそうだなー」とニコニコして買ったものの、買ったとたん健康診断で肝臓の検査結果に「要注意」が… 新品のジョッキは一転して見たくもない邪魔者と化しました。
こんなときこれまでは、新品にもかかわらず、ガラスのジョッキは「埋立ごみ」とならざるを得ませんでした。いくら端から見て「もったいない」と思っても、捨てる当人にとって「いらないもの」は「ごみ」になってしまうのです。
つまりこれが、定型化された分別によるリサイクルの「限界」のひとつです。
くるくるショップは「もったいない」という感覚を基礎にしています。
具体的な廃棄物処理・再資源化技術(アルミ缶からアルミをつくるとか、新聞紙から再生紙をつくるとか、陶器を破砕して埋めるとか)を基礎にした分別とは根本的に異なるのです。
ちょっとまわりくどい言葉を使いすぎました(^_^;)
実際のくるくるショップは、こういう理念的な部分よりむしろ「楽しさ」を大切にしています。
ゼロ・ウェイストアカデミーの女性スタッフや上勝町民の若いお母さんが、思いを持ってくるくるショップを日々育てているのです。
くるくるショップのブログhttp://kamikatsukurukuru.cocolog-nifty.com/blog/を見てください。私が語るより、ずっとリアルにそのあたりが伝わると思います。
さて、今日の食事ですが、またまた田中さんちでいただいた料理や食材が主役です。
例えばこれはイノシシ肉と野菜の煮込み。
これらについては明日しめくくりとしてお話しましょう。

