2007年05月01日

氏本農園(初日)

 私は氏本長一(うじもと・ちょういち)1950年生まれで、団塊といわれる世代のしっぽあたりにくっついています。
山口県の周防灘(瀬戸内海)に浮かぶ「祝島(いわいしま)」という周囲12kmの小さなハート型をした離島で、氏本農園の開園準備をしています。祝島全景.jpg
開園準備というのは、父母が休農して久しい農場を再開するため北海道からUターンして2月に帰島したからです。
祝島の生活は生産性や利便性といった都市型の価値観で図れば、高齢化・過疎・産業(農水産業)衰退という三重苦の状態といえますが、持続性や連帯性など別の価値観を当てればまた違った姿が見えてきます。
敬愛する地元学の指導者の結城登美雄氏が提唱する「買う生活」から「作る生活」で、本来の生きる力を蘇らせ、生活の質(クオリティ・オブ・ライフ)を高められる場が祝島を含めた田舎にはあると確信しています。
明日からは祝島で営もうとする農業について記そうと思います。


ラベル:山口県 祝島 農業
posted by LJ21 at 03:33| Comment(6) | TrackBack(0) | 山口県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。
我が家で毎日定番にしているびわ茶。
アースデイで祝島のブースで子ども達が発見しました。
以前より将来は瀬戸内の島に住みたいなと言っていた夫、
そしてこの“今週の私”いろいろなものがつながるものだなあと思っています。
一週間楽しみにさせていただきますね。
Posted by kicco at 2007年05月01日 11:13
氏本様

kai@農文協です。このたびは「わが」LJ21のご寄稿依頼をお引き受けいただき、ありがとうございます。
昨日の田代さんの「あきらめてはならないことがあり、失ってはならないものがある」の言葉も、結城さんが発しているものです。
明日の夜、大島に帰り、わずか1日ですが、島の初夏を楽しんでこようと思っています。
Posted by kaiです at 2007年05月01日 20:13
はじめまして。
北海道より帰郷されて、祝島にて養豚を始められた記事を地元中国新聞と毎日新聞にて拝読させて頂きました。小生、今年72歳になる老人ですが、折りしも逼塞した寒村での棚田を活用した牧畜の話を小説に書いている最中だったので大変興味深く拝読致しました。ところで現在小生が最も頭を悩ましているのは糞尿処理の問題です。この方面では全くの素人ですが、豚の糞尿は他の鶏糞や牛糞などと違って成分的に畑作の肥料には向かないと仄聞したことがあるのですが、本当でしょうか、お尋ね致します。
Posted by 木下訓成 at 2007年06月15日 15:15
木下さま
コメント拝読しました。
お尋ねの点について、大雑把な申し上げ方ですが、何事も程度問題です。
@ 牛、豚、鶏それぞれの消化器管の構造の違いからくる、若干の糞尿成分の違い
A 摂取飼料の原料内容に糞尿成分は影響される
B 面積あたりの糞尿投下量(どんなに良い成分でも過ぎれば害になります)

日本の場合、糞尿の農地への投入は、地力対策というより、厄介払いのケースが多くどうしても過剰になりがちです。
国内の放牧養豚はそのほとんどが、消費者受けする豚の健康イメージを高めるためだけで、農地のことは運動場程度にしか考えていません。(面積も狭く、頭数も過剰)
従って、放牧豚といいながら、給与飼料の全ては輸入トウモロコシを原料にした市販購入配合飼料で、窒素や燐を多含していますので、その豚の長くいる場所は窒素や燐過剰な土壌になり、地下水にまで影響します。
氏本農園の場合、農地を優先した発想で、10アールに数頭の密度で、その場の雑草や土、昆虫など(その土地の栄養のおこぼれ)を頂く食生活が主なので、糞尿の土壌や環境への懸念はないと考えます。
この視点は、農業者の大切なCSR(仕事の社会的責任)でもあると自負していますが、もっと情報が必要であれば、直接メールをください。
Posted by 筆者(氏本長一@祝島)です at 2007年06月19日 04:19
朝、野球の練習試合に出掛けた息子を送り、一息してテレビを見ていたら氏本さんの放牧豚が目に入ってきました。子供の頃に養豚をやっている方が給食室に残飯をもらいに来ていた姿が思い出されました。私は都会暮らしをしたこともないし、結婚して住んでいるここも過疎の田舎なのだけれども食生活は都会に住んでいる方とかわらず。パックの肉になんとか産と書かれたシールにひかれてシールを貼られている方がおいしいのだろうという思いこみでお肉を買っている生活をしています。
きっと、お肉の本来の味なんて私は忘れているか、わかっていないのではないだろうかと、今日の氏本さんのテレビを見てはっとしました。私たち消費者はきっとおいしいお肉の基準を強いられているのではないでしょうか?そんなことを考えてしまいました。私は氏本さんの育てた祝島の祝豚を素直に食べてみたいと思いました。きっと強いられたおいしさでなく素直なおいしい豚肉であろうと思います。どうぞ遠い秋田の地でも祝島の豚をたべられるようにがんばって下さい。
Posted by 秋田県 きむら at 2007年07月07日 06:55
秋田のきむらさんへ
知らず知らず他人の作った基準を自分の基準にしていることが身の回りに沢山ありますよね。
大切な暮らしの基準、とりわけ食べ物の基準はしっかりと自分の基準を持ちたいものです。
そのためにも食への関心、生産現場への関心を持ってくださることを願っています。
Posted by 氏本農園の氏本です at 2007年07月10日 21:38
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