2007年07月01日

月刊むすぶ編集長 四方哲 京都府京都市 最終日

最終回となりました。

1週間お付き合いいただきありがとうござました。

『月刊むすぶ』は読みにくい雑誌です。  

日ごろは玄米を食べているのですが、先月、白米を頂戴しました。それも『月刊むすぶ』の購読代として。久しぶりの白いお米がなぜかまぶしく見えます。確かに玄米より食べやすい。

同様、『月刊むすぶ』は食べにくい雑誌です。

1960年代から80年代の住民運動や市民運動の特徴は、「告発」型という特徴があったようです。そして直接参加することで自分自身の生き方さえをも問う。そんな辛気臭さがあったのかも知れません。そんな時代背景のもと誕生した『月刊地域闘争』→『月刊むすぶ』は、読みにくい雑誌です。

「読みやすい」ということは、消費しやすいという普遍性を持っているわけです。それは親切なのかもしれません。

確かに「安全な食を」という掛け声で始まった共同購入運動では、当初、泥付の大根が売られていました。でも今、そんな大根を配達するとクレームがくるそうです。そして多くの共同購入会は、生協や会社になりました。

闘うということ

1970年代に障害者解放運動が始まりました。川崎市では、車椅子の障害者が、バスを占拠します。なぜかというと、「車椅子は乗せられません」と運転手さんが言うからです。

もちろん会社が、私たちの社会がそう言わせるわけです。

これは明確な差別なわけです。

今は、そんなことはまずないでしょう。

一方、社会的な弱者に対する施策はそれなりに進んできました。これは事実です。

となると何が起こるというと、私たち自身が、賢くなり闘うことを忘れてしまいます。

告発すること、批判することは、ダサいこと、格好悪いことになってしまいます。

時代は何も変わっていない。

もう一度、生活の場から声を確かめる場として「月刊むすぶ」を育てていければと思っています。

住民運動の中から生まれた言葉で「スモッグの下でのビフテキより、青空の下の梅干がいい」というのがあります。確か鹿児島志布志の石油コンビナート建設反対運動からは発せられた言葉です。

この闘争が闘われて40年近くがたつと思います。そしていまスローライフ・フーズがお洒落になりました。

私たちはこの井戸を掘ったひとたちがいたことを忘れると、過去に復讐されるかも知れません。私たちはどんな場所に今いるのか、そんなことを考えることのできるきっかけをこの「月刊むすぶ」で提供できればと思っています。

1週間、お付き合いいただきありがとうございました。

今後ともよろしくお願いします。

ロシナンテ社 四方哲



ラベル:京都府 京都市
posted by LJ21 at 10:29| Comment(1) | TrackBack(0) | 京都府 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
四方様、一週間おつかれさまでした。
いつも、締め切りぎりぎりになって申し訳ございません。(『月刊むすぶ』で、土呂久歳時記を連載させてもらっています藤木です)

先日、知人に『月刊むすぶ』を紹介したら、書かれている内容にとても驚いていました。「世の中凄い人がいるね〜」と四方さんのことも、とても感心されていました。それと、消費税込みのところを『悪税込み』と書かれているのをみつけて爆笑していました。

今月も締め切りが遅くなりそうですが、よろしくお願い致します。土呂久で田植えをしてきました。
http://www.pawanavi.com/hyuugajikan/archives/2007/06/post_200.html

Posted by 日向時間 テツロー at 2007年07月01日 15:17
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