2007年08月19日

風土倶楽部サポーター たにぐちけいじ 5日目 東京都

 今日も一日、現場事務所で技術的な検討をしていました。普段は、鉄とコンクリートが相手の生き物には、関係しないしごとをしているし、決してLJでやったことは自分の生業に役立つ訳でもないし、LJのなかでは、私はかわった存在なのでしょう。LJにボランティアとして関わっていますが、そこには一応、熱い思いを込めてやっています。(なんていうと、おおげさかなあ?)。
それは、ひとことでいうと、

「つなげる」

ということです。

 今の世の中は、どんどんつながりが失われているこの瞬間だと思います。
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この状況を解きほぐして、結びなおすということが求められていると強く感じています。あらゆるものの「もやい直し」が必要なんだと思います。

人と人と、人といきもの、生きもの同士の関係、暮らしの中のもの、地域のなかの絆、あらゆるつながり、を軽く見てきたこの50年間。それを真正面から考えて行動しているローカルジャンションや、それにかかわるひとたち、と
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何かしたいと思っています。

 でも、このムーブメントは決して経済的に有利なことはありません。朝田さんが、日々ヒーヒー言いながら、がんばっている様は何か手伝わなくては、という気になります。
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ほんとに、リスクを背負って、ある意味自分の生活を犠牲にしながら、次の世代のためにイノベーターとして切り開いている朝田さんはえらいなあと思います。

 こういうことを考えている人は、やはり女性が多いです。(普段の暮らしや食を大切にすること、そして子育てに直面しているからなのでしょうか?)
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ある意味困ったことなのですが、私にとって話しがあう人は、ほとんど女のひとです。こんなことを真面目に話してきちんとしたコミュニケーションができるのはほとんど女性で、同世代の男ではなかなかいないです。ましてや、職場では...。だから、ローカルジャンクションは私にとっては貴重な場所だったりします。

 さて、私の首都圏での農の活動の場としている場所がもうひとつあります。それは横浜の戸塚区にある舞岡公園です。昨年、1年間、月2回日曜日に開催される谷戸学校に行き、苗作りから始まって脱穀にいたるまでの米づくりの一連と里山の生活を学んできました。
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私も農作業の自分の手でつくる経験なんてほとんどなかったのですが、ここではほんとの手作業で工業的な技術には依存しない農を実践しました。土、田んぼのいきものとすごく近くてつながった感じです。それと、私にとって、すごく印象にのこった体験は、つる細工と縄なえです。
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公園のなかから、採ってきた、つると稲わらを手作業で加工して、生活に必要なものが作られていくさまを目の当たりにし、さらに土に返るところまでを想像しながら、ものを作れたことにほんとに感動しました。
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ゆりかごからゆりかごへのものづくりが今でもできるのだと、すごく心に刻み込まれました。決して、過去には戻れないけれど、昔に学ぶことはいっぱいあります。

谷戸学校は一年間で卒業ですが、私たち13期生は、卒業してからも一区画でお米づくりをしています。世代的には、60歳前後のリタイヤ前後組が多いのですが、みんな仲良しです。

時の流れということで今年、すごく印象に残った文章があります。

(ap bank fes‘07 eco−resoのパンフレット p.8 「三年目の、新しい、ap bank fes ’07へようこそ! 小林武史 櫻井和寿」より)

「時間にはふたつある。過去から未来へ流れてゆく時間。
 私たちは、その時間の流れでいえば、今までの何百万年、何千万年ときた中で、もっとも大変な時代に生きている。
 切羽つまった地球温暖化現象、自然破壊、環境汚染、限りあるものを奪い合う戦争、貧困問題、地球との繋がりや魂との繋がりを忘れてしまった心。
 だけど、その一方で、私たちは、もっとも素晴らしい時代に生きている。
 ずっと見てみたかった地球の姿を宇宙から見ることができ、世界中の人たちとインターネットひとつで繋がれて、空を飛んで地球の反対側に行くことができる。好きなときに音楽を聴けるということも、なんて素晴らしいことなんだろう。いろんなものの繋がりが希薄になった時代だからこそ、自然に触れれば、心は響くし、人とわかり合えれば、涙が出るほどに嬉しい。こういう時代だからこそ、気づけることも本当にたくさんある。
 決して、忘れてはいない。時間にはもうひとつあって、何百万回も、何千万回も、繰り返されている時間がある。太陽が昇り、夕暮れが来て、月が出て、また朝が来る。春になり、夏になり、秋になり、冬になり、そしてまた春が来る、そんな時間。
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 私たちは、いつだって、日々、生まれ変わることができる。過去から未来へ、積み重ねてきた経験や想いを持って、新しい一日を生きることができる。
 今年、また夏が来たことへの“ありがとう”を持って、この一年の嬉しいことも哀しいこともたくさん経験した新しい自分として、つま恋に行こう。つま恋もまた、また一年、木々の色を変え、新しいいのちを生み、新しい夏を迎えようとしている。」

これは、ap bank fes‘07という野外音楽フェスティバルに行ったときに読んだ、小林さんと櫻井さんのウェルカムメッセージですが、すごく共感して新鮮な感じだったのです。
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深いメッセージで、すごく嬉しい気分になりました。変わっていくけど、同じところに戻っていける、始まることと終わること、生きることと死ぬこと、その繰り返される、生きていることの時間の感覚。続いていくこと=持続可能(sustanability)とは、こんなことなのかなあとすごくすごく深く刻み込まれました。
 (apbank fes‘07のウェブサイトは、http://www.apbank-ecoreso.jpです。)

このフェスは、とても気持ちのよい空気に満ちていて、アーティストの歌と伝わる気持ちがすばらしくて、歌を歌える喜びに溢れています。聞いている私たちも、歌を聴ける喜びで、会場全体がつながっている感じがします。来年もまた行きたいです。来年のあの緑と空の下で、音楽を楽しみたいです。環境ジャーナリストの枝廣淳子さんも、日経エコロミーで、その様子を書いていますが、(http://eco.nikkei.co.jp/column/article.aspx?id=20070807c3000c3
環境に対しても、人に対してもとてもやさしいフェスで、音楽以外のところでも楽しいです。
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フードエリアでは、きらり水源村のこばさんに会って、地球デザインスクールでの出会い以来久しぶりでした。

ap bankも繋がるためのひとつの場として、小林さんは、下記のとおり書いています。
「僕らも今、ap bankをプラットホームとして、いろんないい物を生み出せる才能を繋いでいくということが必要なんだと改めて感じているけど、でも、それを実際にやったのが、「あ、ap bankだった!」っていうことに気がついたんだよね。(笑)。
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 繋いでいくための概念みたいなことに対して、才能を思いっきり使って思いっきり投げるみたいなことが、ap bankでできたんだなって思うんだよ。環境に関しても、未来バンクの田中優さんとか、僕らよりずっと知識がある人たちがいっぱいいるから、その人たちの意見を聞いて、それを繋いでいくという考え方でやってきたけれど、でおもそれは音楽を作るということの中で、櫻井は感性のところで本質的に分かっていたと思うし、僕はプロデューサーだからそれが生業とも言えるし、そういう意味では、ap bankは自分たちで必要なことをやっていたんだなっていう感じがした。だから僕はこれに融資しているっていうだけじゃなくて、いろんな形で実際の社会において、他の人たちがもっと頑張れるようなしくみに置き換えていきたいなとは思うんだけど。」
(上記パンフ p.17−18より)
日本の各地できらりと光る緑の点を増やしていっているapbankの活動はこれからも楽しみです。ローカルジャンクションも含めて、こんな仕組みがいっぱいできていったら、きっと素敵な世のなかになるに違いないと思っています。

今日は、LJとの関わりといろんなつながりについて、書きました。
長くなりました。
posted by LJ21 at 14:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京都 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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