2007年01月14日

滋賀県近江八幡 山口琴子 7日目

例えば、イカの塩辛。

お店で食べることはあるが、自分でつくったことはなかった。
一年前、イカを丸ごと買ってきたら、ワタが余ってしまったので、それなら、と塩辛づくりに挑戦したことがあります。初めてのことなので、本を見ながら恐る恐る作ってみると…
出来は、失敗。酒が多すぎたのか、食べられませんでした。

その後、もう一度挑戦したら、今度は大成功しました。
我ながらおいしさに感動! すごい! やるやん私!

そして先日、またワタが余ったので作ったところ、酒が多かったようで、失敗。さらに何かが舌にじゃりじゃりして食べられたものではありませんでした。イカ、ごめん。
丁寧さが欠けていました。自信満々でしたから。
自信満々の私にワタをあずけ、失敗されて、彼は無念だったでしょう。
でも、私はまた挑戦するでしょうし、これからもイカには協力していただかなくてはなりません。

つまり、何が言いたいのかというと、
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ラベル:近江八幡市 食育
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2007年01月13日

滋賀県近江八幡 山口琴子 6日目

ブログ、あと2日間あるとのことでしたっ。

3日目の投稿に対して下記のコメントをいただきました。
「…(略)でも、私にとって良い環境ってなんなのか?とか、同じ環境に居ても人によって感じることが違うのは何故なのか?なんて考えるとわからなくなります。わかっていることは、環境を変えられるのは人(私)なんですよね。きっと。」
これを読んで、思い出すことがあったので書きます。
ある住職が、相手(社会)は自分の反影であるというお話をしてくださったときに紹介された文章です。図に表現したものも添付します↓
浄玻璃の鏡.JPG

「…(略)何故ならば、外の世界というものは皆その根源というものを内(自分の心)に有(モ)もっているからである。環境とか、周囲だの、外界だの、社会だの、そういうものは皆その根本を自分の主観に有(モ)っているものである。畢竟(ヒッキョウ)ずるに自分の心、自分の意志、それが世界を続きを読む
ラベル:近江八幡市 環境
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2007年01月12日

滋賀県近江八幡 山口琴子 5日目

さきほど、会社で冬野菜ちゃんこ鍋をしました!(写真)

小舟木エコ村隣地の農園「百菜劇場」でとれたてのお野菜と、魚介を入れて。
大根、ネギをたっぷり。菊菜の香りで満足度アップ。
あとサラダ水菜のゴマ和えも添えて。ごはんは、古代米を混ぜてほんのり紫色。

おなかをぐぅぐぅ空かせたスタッフが自然と集まり、6人で食べて一人450円! まだダシのいい香りがこの部屋に残っています。

有機農業で育てたお野菜は、本当に色がきれい。そして何より、おいしい。
鍋にしても、生でも、漬け物にしても、きんぴらにしても、もう何にでもしてください。

DVC00065.JPG

ごはんは、一人で食べてちゃいけませんね。この会社に来て、つくづくそう思います。
エコ村は「食べる」ことを楽しむ景色のあるまちにしたいと考えています。
さらには、食物につながっているあらゆる世界を想像できるように仕掛けていきたい。ひと、水、太陽、土、微生物、風、時間…。物理的なもの、精神的なもの。
実は、スタッフは皆、農というテーマが大好きなのです。

そしてこんな我々だからこそ、様々な分野に提案できることがあるはず。住環境もその一つ。これからのライフスタイルについて、様々な切り口から提案していきたいと考えます。


以上、5日間に渡って自由に書かせて頂きました。読みづらい点が多々あったかと思いますが、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

最後になりますが、「小舟木エコ村プロジェクト」に興味をもたれた方は、近江八幡の水郷風景とごちそうを楽しみに、是非遊びにいらしてください。
水の郷、の豊かさを実感していただけることをお約束します!

株式会社 地球の芽
山口 琴子
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2007年01月11日

滋賀県近江八幡 山口琴子4日目

「縁側が囲む庭は、もうひとつのリビングダイニング」

earth gift 北之庄には、ダイニングがふたつあります。
ひとつは、1階の中心にあるダイニング。
薪ストーブがあり、キッチンと対面し、窓の大きな明るいスペースです。

そして、もうひとつが、庭をL字型に囲む縁側スペース。

earthgift.JPG

ダイニングとは、一つの部屋に場所が固定されている必要はなく、あなたが食事をしたい相手と、食事をしたい場所が、ダイニングになればいいのではないでしょうか?
家族と毎日食事をする場所はもちろんのこと、
ときには友人を呼んでバーベキューをしたり、
ときには外でティータイムを楽しんだり、
ときにはビールを飲んだり。
春夏秋冬、さまざまな時間、さまざまな相手と、自由に食の時間を楽しみたい!
そんなスタイルを可能にする間取りです。

大好きな人と食べるごはんはおいしいですよね?
ごはんがおいしければ、ひとは幸せだし、そしたらそのひとの周りにも幸せが広がると思います。
ダイニングは、家の中心だと、思うのです。

(間取りなど、詳細は下記ページから「コンセプトブック」をクリックしてご覧ください↓
http://www.g-project.net/kobunaki/whatsnew/earthgift.html )
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2007年01月10日

滋賀県近江八幡 山口琴子 3日目

こんにちは。
今、これを書いているのは夜中なのですが、今日はとても冷え込んでいます。そして星がきれいに見えます。みなさんの地域はいかがですか?

さて、突然ですが、
みなさんは、おにぎりをお弁当に持って行くとき、何で包んでいますか?
ラップフィルム? 竹の皮? お弁当箱にそのまま?

私が高校生のとき、実家の玄関脇にはハラン(※)が生えていたため、母は時々おもしろがってこれでくるんでくれました。お昼にお弁当を広げると・・・
「ラップのときは海苔がべちゃべちゃになるのに、ハランのときはそうならず、しっとりしてる!」のです。
竹の皮でつつまれた、名古屋の天むす(たしか名古屋空港で売られていた)も同じくしっとりしていました。みなさんも何らかご経験おありだと思います。

これと同じことだと私は思っているのですが、
earth gift 北之庄では、壁の中に入れる「断熱材」に、新聞紙の再利用でつくられたセルローズファイバーを採用しました。また、内装の壁は土佐漆喰を塗りました。
どちらも、調湿作用を持ちます。壁が呼吸することで、室内の空気環境がより快適になるのです。

家も、食べものも、私たちの環境だと、思うのです。


※ハラン(バラン、葉蘭、馬蘭)
 ユリ科の常緑多年草。よく庭に植えられ、斑入りなどの品種がある。また幅広い大きな葉は食物を包んだり盛ったりするのに用いられてきた。
 今は食物用にはあまり使わなくなったが、折詰や刺身についてくる「緑色のプラスチックシート」はバランを真似たものである。本来はバランの葉を包丁で細工したもので、今でも実物を使っているところもある。
  ・・・出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


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2007年01月09日

滋賀県近江八幡 山口琴子 2日目

昨日、スローフードと同じことが家にも当てはまる、と申し上げました。
ここで「earth gift 北之庄」という家について紹介させてください。
これは、地球の芽が昨年、エコ村で提案したい暮らしを「家」というひとつのかたちにしたものです。近江八幡市北之庄町という場所から、ものがたりは生まれました。下記はそのメッセージです。

・・・

食べ物や、着るものと同じように、
家も、からだにいいものでありたい。

たとえば食べ物は、栄養さえとれたらOK、ではなく。
食欲をそそる香りや旬の彩りがあってこそ、うれしいもの。
その土地ならではの野菜がおいしかったり、
シェフの腕で、いつもの野菜が素敵な料理に大変身したり。

家も、そう。
機能だけでは、味気ない。
シェフになったつもりで、地場産の土や木を風味よく活かし、
からだにも心にもうれしいものに仕上げました。

earth gift、この家は、この土地からの授かりものです。

小清水 園恵 / earth giftデザイナー

・・・

私は、建築家 小清水園恵さんと出会いearth gift 北之庄ができあがるプロセスを体験する中で、家をかたちづくるものも土から生まれたのだということを知りました。(例えば、柱、壁、糊、紙…)
そして、つくった人の顔が見えるということが、大きな安心感を与えることを知りました。

家が完成し、中にはいると、体が空気や床に抵抗無く馴染む感じがします。
例えるなら…
薄味のふんわりだし巻き卵が、ノドをすぅーっと入っていく感じ。
んー、分かりやすくなっていないでしょうか?

つづきは、また明日にいたします。


◆今日のいただきます:正月明けに集まった各地のお土産のお菓子☆

DVC00062.JPG
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2007年01月08日

滋賀県近江八幡 山口琴子 1日目

はじめまして!
株式会社 地球の芽、山口 琴子と申します。
このような機会をいただき、ありがとうございます。
少しでもみなさんの刺激となれたらいいな、と思います。よろしくお願いいたします!


「小舟木(こぶなき)エコ村プロジェクト」。
私は、このプロジェクトの一員となるために、3年前滋賀へやってきました。
次の世代に胸を張れるまちづくりをするためです。
詳しくはホームページをご覧いただきたいのですが、
http://www.g-project.net/kobunaki/
人と人が声かけあうまち、自然や文化が大切にされるまち、楽しい企みが日々生まれる刺激的な人間の集まるまち。これが私の住みたいまち、持続可能なコミュニティです。

そして、「衣食住」の「住」が、今の私の関心事。
スローフードと同じことが、家にも当てはまると考えます。

地域のもの、手づくりのものは、おいしい。

(正月、母のおせち料理を食べながら、体にすーっと入っていくのを感じました。私の体が求めているのはやっぱり和食だなぁ。)

スローフードを家に応用したらどうなるか?
事例をおひとつ、明日からご紹介していきたいと思っています。


◆お知らせ:明日1/9(火)フジテレビ「ニュースジャパン」(23:30〜)でエコ村について少〜し、紹介されます。是非ご覧ください。
◆昨日たべたもの。七草がゆ、ブリのあら汁、日の菜漬け☆

DVC0006001.JPG DVC0006101.JPG

それでは、また明日。
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2006年10月08日

滋賀県豊郷町 青山裕史 7日目

本日が最後になりました。
この1週間 普段考えていることを6日に分けて
記載させて頂きました。

今週は大阪で新エネルギー財団のバイオマスセミナーに
参加しており、色々情報を収集していました。
バイオマスエネルギーは、できるだけ化石燃料に頼らずに
カーボンニュートラルの考え方で、CO2削減にも効果があり、
再生可能な夢のようなエネルギーであります。
そのエネルギーを取り扱えることに大きな「大儀」を
見出していますが、現実問題はなかなか大きな壁があります。

私は、ガソリンスタンドという商売をしていますが、
将来化石燃料であるガソリンなどの石油がなくなるので、
なくなる前に、新エネルギーを取り扱っておきたいと思っていました。

しかし最近ある方と話をしていると、
「石油がなくなる前に、石油を使わない世の中になるんじゃないかなぁ」
ということを彼は言っていました。
なるほど、そうかもしれません。

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2006年10月07日

滋賀県豊郷町 青山裕史 6日目

発想をもっと広げてみよう

資源循環型の社会の形成は、ガソリンスタンドのエコロジーステーション
構想だけに限った話ではありません。
ものの流れを廃棄からスタートすると

廃棄 ⇒ 回収 ⇒ 生産・製造 ⇒ 流通 ⇒ 販売 ⇒ 廃棄
と廃棄から始まり廃棄につながる循環が必要ですよね。

たとえばタイヤ販売の場合
 家庭の倉庫に眠る廃棄タイヤ ⇒ ガソリンスタンドで積極的に回収をPRする ⇒ 
 ⇒ 処理に困っていた顧客の満足度を満たせる ⇒ 新品タイヤの販売につながる。

生ゴミでみると(ホテルや飲食業)
 飲食店で廃棄される生ゴミ ⇒ 業務用生ゴミ処理機で処理 ⇒ 契約農家へ堆肥として貸与 ⇒ その堆肥で栽培された野菜などを飲食店で購入、使用。

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2006年10月05日

滋賀県豊郷町 青山裕史 5日目

近江商人の「三方よし」

資源循環型の社会は、近江商人の言葉「三方よし」にもつながります。
また、これは現在盛んに叫ばれているCSRの考え方の源流ともいうべき理念でもあります。
CSR=企業の社会的責任を、単なる企業の環境への取り組みやボランティア活動などと捉えるのではなく、本業の経営を営みながら無理なく地域社会にも役立つ経営を目指す一つの考え方だと感じております。

「会社の延長線上に社会がある」という考え方から、「社会が良くなるために働き、その延長線上で会社が儲ける」というぐらいのパラダイムシフトも必要であると思います。

例えば、当社での「三方よし」の事例として、

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2006年10月04日

滋賀県豊郷町 青山裕史 4日目

ガソリンスタンドってもしかしてすごいところ…

GSには大きな3つのポテンシャルがあると言われています。

GS.jpg

GSの立地力
⇒ 交差点の角地や、交通の要所など主要な場所に点在している。
GSのスペース力
⇒ 比較的広大な敷地を有し、また空いているスペースが多く有効活用の可能性がある。
GSの点在力
⇒ GSって全国にどれくらいあるのでしょうか?

ENEOSやコスモ石油・出光・エクソンモービルなど石油元売メーカーのマークを掲げたGSは全国に約48,000ヶ所あります。
私のGSが所属しているENEOSのGSは業界トップで、実に13,000ヶ所ちかくもあります。

ちなみに

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滋賀県豊郷町 青山裕史 3日目

ガソリンスタンドをパラダイムシフトする

ecostation.jpgそこでまず、GSの特性をもう一度見直してみることから始めてみました。
一般家庭から出る資源ゴミ(有価廃棄物)の分別回収を店頭で行うことにしたのです。
98年頃、環境問題に関連して取組み始めた頃、自分でできる環境問題というと空き缶の回収程度だったように記憶しています。そこで、GSでその空き缶を回収しようと思い、回収BOXを店頭に設置しました。
すると「今までどうしてたんだろう?」と思うくらい空き缶を始めとする
資源ゴミがどんどん集まってきました。

現状の家庭から排出される家庭ゴミの回収は地方自治体にその回収義務があります。
僕たちのまち(地方自治体)では空き缶は月に2回(隔週水曜日)しか収集日がありません。
いつでも24時間購入(INPUT)ができるのに、処分(OUTPUT)するには制約があります。
その現状は、やはりおかしいのかもしれませんね。

一方、GSには防火壁が必ずあり、その前面はストックヤードとして空いています。
そこを資源としてリサイクルできる資源分別ゴミの無料回収を始めました。
回収品目は、


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2006年10月03日

滋賀県豊郷町 青山裕史 2日目

まちの油屋、立ち上がる 〜まちの小さな油屋の大きな疑問〜

tubakiabura.jpg創業当時の看板
びわ湖の東側の小さなまちの小さな小さな油屋には、大きな大きな疑問がありました。

明治初期 初代青山藤八(当時15歳)が天びん棒を担いで、または大八車を押してカンテラ油(現在の灯油)や椿油・醤油などの行商を始めました。
その範囲は現在の五個荘町から鳥居本(彦根市)あたりまでの範囲だと思います。半径15km程度の範囲ですので、当時の行脚では相当な距離ではないかと思います。

これは、その地域のお得意様と現在もお取引をさせて頂いていることが何よりの証拠であり、先代の地盤が現在の経営の基盤になっているところだと感じ、感謝の気持ちにいっぱいになります。その後モータリゼーションの到来により、ガソリンやLPガスの販売を携わることになり、約100年近くにわたり現在に至っています。
油(燃料=エネルギー)は、生活を行っていくための基盤であり、それを商いとして携われる仕事に深い喜びと誇り(プライド)を持って取り組んでおります。

しかしながら、現在の21世紀は環境の世紀。油は我々の生活を豊かにそして
便利にしてくれましたが、その恩恵により限られた石油資源が枯渇し、地球温暖化の主原因であるCO2を増加させました。ガソリンや軽油の販売は、大気汚染や排気ガス問題などの環境への悪影響を与えてきました。
またガソリンスタンド(以下GS)では、しばしば不法投棄の代名詞になるタイヤの販売、洗車排水の問題がある自動車洗車などサービス業としては比較的環境負荷の高い業種に位置すると考えます。

しかしながら、石油業界、特にGS業界ではこの環境負荷についての大きな議論はまだ起こっていないように感じられます。果たしてこのままでいいのでしょうか?
だからこそ、業界をあげて真剣に議論し、現状と問題点を把握し改善に向けた行動をおこしていかなければいけないと感じています。小さな油屋からこそ率直に感じる疑問に対して真正面から取り組んでいきたいと思います。

GSにできる地球にちょっと貢献できること!…たくさんありそうです。
もしかしたら今までの概念を捨てた新しい取り組みをスタートできるかもしれません。
物事をポジティブに考えると何か楽しくなってきます。


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2006年10月02日

滋賀県豊郷町 青山裕史 1日目

みなさんこんにちは。

滋賀県でガソリンスタンドを経営しています、
油藤商事株式会社(あぶらとう)の青山裕史と申します。

私はガソリンスタンドという商売を油屋さんの時代からやっており4代目です。
長い間 「油」を販売していますが初代はてんびん棒や大八車でカンテラ油(灯明)や椿油などを行商しており、2代目・3代目の時分にモータリゼーションの到来でガソリンなどの石油製品を販売するようになりました。

しかし今のガソリンスタンドには大きな疑問と先(ビジョン)の見えない不安が付きまとっています。

今回はそのような中で当社の取り組みについて
色々ご紹介したいと思います。


スロービジネス 〜自分の仕事をパラダイムシフトする〜

スロービジネス…スローなビジネス。この言葉は、一見、矛盾
(Slowと、Busyを語源とするBusiness)しているように聞こえるかもしれません。
けれど、経済を成り立たせるビジネスは、「経世済民」、つまり、
「世の中を治め、人民の苦しみを救うこと」、そして「世の中を平和にして、人びとを幸せにすること」のためのシステムだったはずです。
ファーストフードの対義語としてスローフードが登場し、スローライフや
スローソサエティなどの言葉も生まれ、地産地消の概念が少しづつですが
広がりを見せております。

NPOの新しい考え方とCSR(企業の社会的貢献)の価値観をコンセプトに、
これからのビジネスをスロービジネス化していきたいと思っております。
しかしながら私の家業はこの地で商売を初めて100年近くになります。
なかなか新しいビジネスを展開するのも大変なので、今の仕事を限りなく
スロービジネス化していくことにしました。
「パラダイムシフト」という言葉があるます。「パラダイム」とは
既成概念・すでに引かれた道筋という意味です。
それを「シフト」つまり少し方向を変える。ギアチェンジして速度を速めたり遅くしたりと少しアクセントを持たせるという考え方です。今進んでいる
方向を全く顧みず新しい事業を展開するのではなく、今行っている事業を
しっかり見つめ直し、新しい価値を見出す…。

油藤商事株式会社のパラダイムシフトへの挑戦がはじまりました。

nanohana.jpg
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2004年08月22日

滋賀県近江町 廣瀬正明 7日目 8月22日(日)

今日は、新庄市に暮らす友人・栗田晃一君と奥さんの裕子さん、愛娘の光里ちゃんに会いに新幹線で一路北へ。サクランボ、リンゴ、桃、ラ・フランスなどの果物畑と「どまんなか」などを植えた田んぼ、民家、杉林をぬけて約45分の旅です。
私と彼は通う学校は違いましたが、同じ「世代に架ける橋(8/21の日記参照)」のメンバーで苦楽を共にしました。そして、私がカヌーに没頭するようになったのも彼のせいです。大学を卒業して2人とも山形を離れました。私は滋賀に、彼は東京へと。就職してからしばらくすると、私は仕事にやり甲斐を見つけられず、東京に行くことがあれば必ず彼のところに顔を出し、世田谷・上野毛の部屋にテントを張っては、現実を慰め、夢を語るうち、学生時代の活動に話が及びました。その頃の私たちは、飯盒炊さん、オリエンテーリング、登山、キャンプファイヤーなどプログラムでどんどん押していくスタイルであって、集団行動や危険回避のための規律を重んじていました。ただ、メンバーはそれ以外のところでずいぶんと鍛えられ成長を遂げた。子どもとどう関わるかという基本的な姿勢を語り合ったり、プログラムの検討・準備、資金集めのため趣旨を説明しながらの廃品回収や街頭募金、スタッフ集めのための学校廻り、後援を得るための役所廻りとさまざまな準備に県内を駆けずりまわりました。ずいぶん汗も涙も流した。悔しい思いもした。恥もかいた。人が共に活動を起こしていく際の全てのエッセンスがそこにあった。けれど、「あのころ、子どもたちは自然を楽しんでいただろうか」そして、「俺たち自身は本当に自然を楽しんでいたか」と。その答えはノーでした。そのこと自体を楽しむ精神的余裕は全くと言っていいほど無かったのです。あのように自然のスケールのでかい山形をはじめとする東北にいながら自然に本当に触れていたのか、その怖さを知っていたかと。2人は原点に返ってみようと思いました。カヌーとテントを担いでの旅をしようと相談しました。16年ほど前の初夏、約束どおり最上川を下りました。私にとっては恐ろしくも衝撃的に魂が喜んだ体験でした。それからというもの10年ほどカヌーに没頭するようになります。北海道の川と海、関東・近畿・四国の大小の川をツーリングして歩き、自然にどっぷり浸かる、そこに暮らす人と言葉を交わすおもしろさにはまってしまったのです。栗田は僕に生きることの喜びを再び蘇らせてくれたかけがえのない友です。
この写真の女の子が娘の光里(ひかり)ちゃんです。



さて、栗田がこの春家を建てたというので、それを見せてもらうのも楽しみでした。7年ぶりの再会です。家に着いて驚いた。環境共生住宅ですね。消費電力の半分をソーラーでまかなっていました。新庄は雪がたくさん降るので冬はかえって照り返しがあって、発電量が大きくなるとのこと。雨水を溜めるため屋根がM字型になっており、センターに集まった水を溜めては、庭の散水、洗車、その他洗い物に使っているそうです。M字屋根なんて珍しいなと思ったら、JRのプラットフォームにかかる屋根はM字形でしたよ。そして、暖気はパッシブソーラー式でありました。彼の仕事は電気設備のメンテ。その仕事の関係で知り合った大工さんのアイデア満載です。部屋には知り合いの木工作家によるキハダのテーブルと薪ストーブ。栗田の父は製材屋さんですが、お父さんが来ると、つい2人で薪ストーブのそばに集まってしまうそう。現代のいろりです。やまんばの会の薪も持ってきてやりたいぐらい。ところが彼の母親は、ファンヒーターの方が便利でいいというらしい。ここにロマン派の男たちと現実を見つめる女性の違いがあっておもしろいです。


さて、お昼になり、裕子さんがごちそうしてくれました。実は彼女も岐阜の大学が休みになると鶴岡の実家に帰り、世代にかける橋の活動に加わっていたメンバーです。誤解されるといけないので言っておきます。決して恋愛を目的にしたグループではありません。
山形県内も広く、彼女の実家のある鶴岡(日本海側)、新庄周辺の最上地方、山形市など内陸南部とでは食べるものや食べ方に違いがあります。驚きはナスの漬け物の食べ方。ナスも小ナスではなく長なす。かっらいトッキビ(ヒーヒーいうぐらい辛いシシトウ)を焼いて、腹を割き、そこにしょうゆを垂らし、その辛い種にナスの漬け物をなすり付けてから食べる。ヒーヒーいいます。
いま、食べようとしている写真の彼が栗田君です。


もうひとつは「うるか」。鮎の内臓の塩辛です。釣ってすぐの鮎のワタを岩塩で漬ける。10年ではまだ若すぎる。15年から30年がちょうどなじむと栗田は言います。これは日本酒が進みます。そして、白山のだだちゃまめ、鶴岡のおっぱい豆腐もビールのあてに最高。(ちなみに鶴岡にはまん丸い小ナス・民田ナスというのがあり、カラシ漬けにするのですよ。)馬刺も最上ではよく食べるらしい。そして、芋煮は日本海側流。内陸では牛肉・しょうゆ味ですが、ここでは、豚肉・しょうゆ味です。すっかりごちそうになってしまった。


メールのやりとりはあっても7年ぶり。互いにいろんな話をした。地元学に出会ったこと。いつか森の中で子どもたちと学ぶ場を創れと卒業の時先輩から叱咤激励され、20年を経て今ようやくやまんばの会で実現しはじめたこと。その先輩は先日亡くなったこと。栗田は墓参りにいってきたこと。
都市では分業が進みすぎてしまったこと。農山村では、一つの仕事にこだわらずいろんな副業で生活をしてきたこと。
さらに話は、日々の暮らしのことに。新庄祭りは、山車を町中の人が作り、お囃子は郊外に暮らす人が来てするそうだ。だから、街ぐるみで祭りをつくり、自分たちで楽しむ。もてなす客は基本的にいなかったそうだ。観光用の祭りではない、祭りの原点である。
彼ら家族ももちろん参加する。今夜から始まるらしい。半被を取りに行くというので付いていく。マチの若衆が山車を製作中だった。彼も若衆の一人である。いい祭りに違いない。


駅まで送ってもらったが、とうとう酔っぱらってしまい、携帯とシャツを置き忘れる始末。幼稚園児の光里ちゃんにせがまれて行水してしまったせいだ。どこに脱いだのか記憶が飛んでいた。どうもツメが甘い。酔うとさらにひどくなる。後日送ってもらうことに。またの再会を誓う。

最後7日目は入魂の1球となりました。
たった1週間なのに、これまでの半生を語る羽目になりました。少し立ち止まって考えられた気がします。明日は滋賀に帰り明後日から仕事です。またフル回転の日々です。1週間、おつきあいいただき、どうもありがとうございました。



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2004年08月21日

滋賀県近江町 廣瀬正明 6日目 8月21日(土)

朝ホテルを出ると、長男は仙台で買い物をするというので仙台駅まで行って降ろし、嫁はんは独身時代の仲良し4人組が集まるというので山形駅のそばで降ろし、山形市内の自宅へと戻ってきました。次男坊はポスターの宿題をかたづけるらしく、私は昼寝へと・・・、それぞれ思い思いに過ごします。


夕方が近づいてきたので、近くをブラブラ散歩に出かけることにしました。近くの馬見ヶ崎川の土手を歩いていると大きな芋煮の鍋を見つけました。9月に入ると山形は芋煮会の花盛り。家族、友人、職場、ご近所、サークル活動など様々なグループが河原を占拠します。ゴールデンウィークに行われる春の花見以上に盛り上がります。スーパーの軒先には薪が積んであり、鍋も貸してくれます。
その大きな芋煮鍋の設置してあるすぐ下の河原は、私の懐かしい場所。20年以上も前、私が山形で学生だった頃。夏の終わりになると、毎年「大キャンプファイヤー」を催しました。市内の子どもたちに呼びかけて夏の最後の夜祭りをやっていたのです。千人近く集まって大騒ぎになったこともありました。主催していたのは「世代にかける橋」という市民サークル。青年が大人と子どもたちの架け橋になろう、そうして生き生きとしたマチにしようというグループです。林間学校や子どもの集いに明け暮れる日々でした。今でも活動は続いているといいます。私の青春期の成長のすべてがここにありました。実は私の嫁はんはこのサークルの先輩なのです。先輩と後輩の力関係というのは結婚してもなかなか動かないようです・・・。



思わず懐かしくなって、山形大学の構内まで足をのばしました。夏休みの構内は閑散としていましたが、しばらく来ないうちに銀杏並木もずいぶんと立派になった。バラックのようなサークル棟はそのままでしたが、毎日通った学食はずいぶん綺麗にリフォームされていました。


今夜の献立。ニシン・アジの焼き魚、小ナスの浅漬け、青菜(せいさい)の古漬けの煮物、山形の普段の食事です。


お義母さんの漬ける小ナスはすばらしい紫色で、何度食べても食べ飽きることはありません。


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2004年08月20日

滋賀県近江町 廣瀬正明 5日目 8月20日(金)

今日は嫁はんの両親と私の家族とで1泊の旅行に出かけました。仙台・秋保(あきゅう)温泉です。仙台は嫁はんにとってお父さんの仕事で数年を過ごした思い出の地です。




たまたまホテルで見てたTVで秋保温泉は偽装表示はしていないと旅館組合が宣言してました、自分たちのことを律するのは大変な努力ですが、自分たちのことを自分で証明することは今の世の中ものすごく難しいことです。最近、第三者機関が証明するようなシステムを作る人々も出てきましたが、地産地消の関係なら、買う人がそれを証明するのであって、証明機関は存在しません。そこには単に売るだけでない、買うだけでない関わり方があるはずです。


このホテル、緑水亭といいます。裏は森が延々続いており、里山の風情があります。やっぱりここでも木を上から眺めては、いつもと違う視角に新鮮なものを感じ、ホオノキの美しさに思わずシャッターを切りました。
風呂につかりながら、窓ガラスに松尾芭蕉の「夏草や兵どもの夢の後」と書かれた句を読んでいたら、いろんなことがよみがえってきました。昨年の夏もここへ来ていたこと。しかし長男は一緒ではなく、ひとり滋賀に残り病気の犬・ラッキーの世話をしていたこと。それからしばらくして家族で可愛がっていたその犬は死んでしまったこと。そうした日々の出来事があって1年が過ぎてしまったことが頭の中を通り過ぎていきました。露天風呂に移って空を見上げると、少し曇った空は高かった。雲の動きにも、もうすっかり夏の気配はありません。本日の仙台の最高気温は25度とのことでした。



息子たちはこちらへ来て水をガブガブ飲んでいます。水がうまいといいます。身体にサーッと入っていくみたいです。蔵王の水系で暮らす人々は毎日こんなうまい水を飲めて幸せだなあ。


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2004年08月19日

滋賀県近江町 廣瀬正明 4日目 8月19日(木)

今日から夏休みに入ります。5連休が取れるのです。
この休みを利用して嫁はんの実家である山形に帰省することにしました。で「今週の私」の7日間のうち2日間しか仕事をしていません。こんなときに当たってしまい、どうも誤解されそうです。でも、日頃懸命に仕事をしているので堂々と遊びます。



今回の帰省は車で帰ることにしました。朝5:40分近江町を出発。北陸廻りが早いのです。今日の日本海は目が覚めるほどの青さでした。泳ぐ人は見えません。お盆を過ぎるとクラゲにやられるからなあ。


山はまた深く青いのです。数日前からずいぶん雨が降ったのでしょうか。山崩れが起こっているのかも知れません。川が茶色く濁ってました。
先週はフォーラム出演者との打ち合わせのため高知に行っていました
(第4回森林づくりビジョン共創フォーラムはこんな内容です:http://www.pref.shiga.jp/d/mori/forum04/)。
その道すがらの風景は、同じように谷は深いのですが、竹の生え具合が異なっています。四国の山は竹が暴れるように生え、人工林の中にも天然林の中にもどんどん進入している様子が見て取れました。おそらくこのままだと植生が大きく変化する恐れがあります。一方越後から山形にかけての山々には竹はちらほら見られるものの穏やかな風情でありました。気温・雪の降り具合など気象条件の違い以上に、そこに暮らす人々の竹の使い方に依るのかも知れません。山形の日本海側・庄内地方では、春になると孟宗汁大会といって、タケノコと厚揚げのみそ汁を盛んに食べますもんね。



午後4時前、山形市に到着。ゆっくり休みながら来たものの、約10時間・635kmの旅路でした。さすがに疲れる。高2と中2の息子たちも少々バテバテでした。お義父さんたちと久々にゆっくり話をしました。義兄さんは明後日からアテネに行くそうです。山形からカヌーの選手が2人出場するため、10数名の応援団とともに、旅行会社からの添乗兼ガイドとして同行。お義母さんのつくるゼンマイと糸コンの煮物、小ナスの浅漬け、だだちゃまめ、月山の冷たい水(買ったものですが)がほてった身体を冷ましてくれました。


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2004年08月18日

滋賀県近江町 廣瀬正明 3日目 8月18日(水)

例によって、昼休みはお弁当屋さんの弁当を食べ、歯磨きをしに給湯室へ向かいます。
この4階給湯室からは県庁本館の中庭がよく見えて気持ちがいい。
木を真上から眺めるというのはとても新鮮な感覚です。
歯を磨きながらいつもぼんやりと中庭を眺め、脳を弛緩させています。
開けはなった窓からは熱風が吹き込んできており、
その閉ざされた空間の中をたくさんのアキアカネがふわりふわりと漂っている。
水辺もなく、木が茂っているだけなのですが、なぜこんなにもたくさんいるのか。
えさになる虫を捕らえようとしているのかもしれない。
それとも、飛びながら脳を弛緩させているのかもしれない。




今夜は月に1回行われている「しが協働モデル研究会・幹事会」に出席。
行政はこれまでもNPOとの協働をすすめようとしてきました。
しかし、NPO側からは
本当の意味での協働は行われてきていないのではないかという問題提起がされたり、
NPO・行政双方にとって使い勝手のよい協働のルールや仕組みをつくることで
協働を促進しよりよい社会を築いていきたいという思いから、
今年の春、NPO側と行政側の双方が議論する場をつくり、
新しいルールづくりについて研究・検討していこうということになりました。



月1回の幹事会は研究会への題材提供や議論の整理などを行い、
よりよい協働のルールや仕組みの骨格を一から作り上げていくための知的作業を続けています。
こうして膝をつき合わせて議論すること自体がまずは協働だということです。
スタートに際して、行政側の委員公募があり、応募したところ選ばれました。
私は行政としての仕事上の視点とNPO法人やまんばの会の活動の視点の両方を使いながら、議論に参加しています。
写真の右は、NPO市民熱人の阿部圭宏さん。そして、左側が私です。

*しが協働モデル研究会 幹事会 
 http://www.npo-shiga.net/working/syousai.php?WORKINGID=kanjikai

*協働ネットしが:滋賀県のNPO活動促進の状況
 http://www.npo-shiga.net/



幹事会はこれで4回目となりました。
今夜のテーマはこれまで議論してきたことを整理し、どんな項目で協働モデルを作成していくかということを議論しました。その結果、11の項目が出されました。特筆すべきは、滋賀独自の全く新しいモデルです。現時点で、NPO側がやりたいことが行政側の複数の課にまたがるときに、横断的につなぐしくみがないのです。実際に縦割り行政の中で対応に困っているNPOが存在しておりその壁を破れないかとの思いからです。今後具体論を詰めていくとき、行政・NPO・県民が実際に使えるしくみづくりをしていこうと意気込んでいます。



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2004年08月17日

滋賀県近江町 廣瀬正明 2日目 8月17日(火)

4日振りの出勤です。JR大津駅のいつものような朝の混雑風景です。
どんよりと蒸し暑くお盆明けのけだるい空気が漂っており、
職場へ向かう足取りにやる気満々さは感じられません。
けれどまずは、仕事部屋に入ったときに大きな声であいさつが肝心。
これでまた、新しい1日がはじまる。



私の勤めている滋賀県庁。これは本館です。
大理石で作られた廊下や階段は未だ健在で、良いものは長く使われてこそ光るのですね。
電光掲示板は本日の琵琶湖の水位がー21cmであることを示していました。
梅雨にほとんど雨が降らなかったため、秋以降の水不足が心配されるところ。
私は琵琶湖環境部林務緑政課にて、森林の新しい政策づくりを担当しています。
どうやって環境によい森づくりをしていくか、それをどうやって協働によりすすめるかといったことについて、フォーラムや意見交換会を重ねながら検討しているところです。
森は水を一気に流さずゆっくりと流す。それだけではありません。
森には計り知れない力が秘められている。
それをみんなで話し合い新しい価値を見出してゆきたいのです。
 * 滋賀県の新しい森づくりの取り組み全般は、
 〜しがの森林・林業を考える〜森林と人をつなぐポータルサイト
 http://www.pref.shiga.jp/d/mori/



ちょっと昼休みに懐かしい場所に足をのばしてみました。
県庁から歩いてほどないところ、中央3丁目です。旧名を「かたた」といいます。
親父が浅井町で田舎暮らしをすると突然言い出した小学生のころまで、
毎日走り回って遊んでいた路地です。
その頃この路地は、ワンワンと子ども達でひしめいていたのです。
でも今日は夏休みだというのに、子どもの声が聞こえてきません。
この20年ほど前から大津の旧市街地はドーナツ化現象で若い世代が郊外へ引っ越し、高齢世帯ばかりが残されたとのこと。




私達家族が暮らす長屋に隣接してお袋がやっていたパーマ屋は外観だけを残し、今は倉庫となっています。何か、とてもうら寂しい気がする。
たとえ、知らない誰かの手に移り、形は変わっても、そこににぎやかな
人の暮らしをかいま見ることができれば、こんな気持ちにはならなかったろうに。



子どものいない風景は何か未来を案じてしまいます。
今農山村ばかりではなく、都市の中心地でも似たようなことが起こっています。
元気なまち、元気な地域とはどういうところでしょう。
人の生活や息づかいが感じられること。自分と地域がつながっていると感じられること。
残念ながらいまの「かたた」と私とのつながりは、引っ越していってから30数年以上の時を経てもぷっつりと切れたままです。



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2004年08月16日

滋賀県近江町 廣瀬正明 1日目 8月16日(月)

ここは、滋賀県の湖北地方。
琵琶湖のほとりにある私が暮らすまち、近江町です。
今日まで、仕事はお盆休み。
朝からよく晴れており、自転車で「やまんばの森」に行こうと思いました。
「やまんばの森」とは、私達が里山保全活動を行っている拠点です。
それは、日光寺という集落を谷沿いに上ったところにあります。
麓から山頂まで歩いて15分の山々には、稜線づたいに3世紀頃つくられた古墳郡が連なっており、古くから人々の暮らしと近くの森は深く繋がっていました。
冬になると伊吹山からはそれらの低い山並を伝って冷たい風が吹きおろし、干した渋柿が見事に甘くなる。
ここは古くから「あまんぼう」の里として手作りの味を伝えてきたのです。



お盆とはいえ平日の炎天下。
田んぼの草取りをするおじさんがいます。集落の中は歩く人もまばら。
そして、庭先にある柿は小さな実をつけたばかりのようです。



やまんばの森に到着。
いつもはにぎやかな声が響く森も、本日は誰もいませんでした。
NPO法人やまんばの会のメンバーは、近くに暮らす人々が多いのですが、
今日はお盆の最終日ゆえ、帰省した親戚や子どもさん達とゆっくりと過ごしているのでしょうか。
森の中はひっそりとしています。気温も2度ほど低いようです。
自転車でのぼってきたので、もう汗だくです。
やまんばの家のデッキに腰かけていると、風が吹き、背中の汗が引いていきます。
 *NPO法人やまんばの会 http://www.biwa.ne.jp/~paison-f



静かな森では、においに敏感になります。
歩いているとカブトムシやクワガタのいるにおいが漂って来ています。
そう、あの甘酸っぱい独特のにおい・・・。
足下をふと見るとアベマキの木の根本にカブトムシのメスがいました。
ヒラタクワガタのメスもいます。
オスは昼寝しているのかも知れません。
森の木を伐り、風がとおる明るい森にする。生き物が豊かに暮らし、里山を暮らしに取り戻そうという活動を続けていますが、人の手が入ることで豊かになる自然があるのです。



ビオトープではシオカラトンボが盛んに飛び交っていました。
オニヤンマのダイナミックな動きに混じって、アキアカネが登場。
今年は大変な猛暑が続いています。
お盆に入って朝方は涼しくなりました。
少しずつ、湖北地方にも秋が近づいてきているのですね。



posted by LJ21 at 23:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 滋賀県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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