「長崎くんち」と「長崎ランタンフェスティバル」について
ご紹介させていただきます。
まずは、日本三大祭りの一つに数えられ、日本と海外伝来の文化
の融合した独特の風情をみせてくれる「長崎くんち」です。
360年の歴史と伝統があり、秋の長崎を代表するお祭りとなって
います。
長崎市民の氏神様である諏訪神社の秋の大祭で、旧暦の9月9日に
行ったことから、9日すなわち「くんち」と呼ばれるようになった
と言われています。
この祭りの最大の特徴は、他から受け入れ模倣したものではなく、
評判の歌舞伎や、出島や唐人屋敷の風俗に、町人が年毎に工夫を
加えて育て上げてきた町人による奉納であるということです。
歴代の長崎奉行が経費を貸して保護したため、年々盛大になって
いっています。踊町(おどりちょう/出演者)は、「龍踊り」、
「コッコデショ」などそれぞれ歴史を誇る自慢の演し物を持って
おり、7年に1度、出番がまわってきます。
また、「長崎くんちの奉納踊」は、昭和54年に国の重要無形民俗
文化財に指定されています。

続いては「長崎ランタンフェスティバル」の紹介です
もともとは、長崎在住の華僑の人々が、中国の旧正月を「春節祭
(しゅんせつさい)」として祝う行事として行っていたお祭り
ですが、規模が拡大し、今では市内全体の祭りとして、長崎の冬の
風物詩となっています。
開催期間中は、新地中華街、唐人屋敷跡をはじめ、浜市アーケード・
観光通りなどの市内中心部に、約1万2千個のランタン(中国提灯)が
灯されます。また、湊公園をはじめとする各会場には、龍、鳳凰、
獅子などを象った大型のオブジェが設置され、街は中国一色に染まり、
幻想的な雰囲気に包まれます。
また、中国雑技、龍踊り、胡弓演奏や、清王朝をイメージし、豪華な
中国服を身にまとった「皇帝パレード」、江戸時代に実際に長崎で
行われていたという「媽祖行列」など、多彩なイベントも行われます。

この一週間、私が携わってきたお仕事や長崎県の観光情報について
お伝えさせていただきましたが、このような機会を与えてくださった
朝田様に感謝申し上げるとともに、これからも地域の皆様の様々な
活動を微力ながらサポートできるよう努めていきたいと思っています。