2006年03月05日

近畿大阪・京都 小沢晴司 7日目

BTH2366504_0B.jpg生け花の先生方主催による今日の「ニッポンノケシキ in なにわ」のシンポジウムは大阪城の傍らの会館が会場。朝10時の開会時1200人入る会場は満員となりました。折しも大阪城内の梅園は六分咲き程度でしたが見事な色あいでした。

華道の中で、特に日本の自然の趣を深山、野辺、沼沢など7つの型と、嵯峨野の3つの景色に代表させる「景色いけ」という手法があります。
シンポジウムの意図するところは、この手法を応用して、日本中の景色の美を華道家の目でとらえ直し、後世に伝え守るべき風景を生け花で表現しようというところにあります。
BTH2366504_1B.jpgこの取組みに共感するのですが、その伏線は、京都嵯峨の大覚寺大沢池(写真)の環境再生計画事業にありました。(と、本日基調講演をされた京都嵯峨芸術大学真板教授からご紹介がありました。)


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近畿大阪・京都 小沢晴司 7日目

生け花の先生方主催による今日の「ニッポンノケシキ in なにわ」のシンポジウムは大阪城の傍らの会館が会場。朝10時の開会時1200人入る会場は満員となりました。折しも大阪城内の梅園は六分咲き程度でしたが見事な色あいでした。


華道の中で、特に日本の自然の趣を深山、野辺、沼沢など7つの型と、嵯峨野の3つの景色に代表させる「景色いけ」という手法があります。
シンポジウムの意図するところは、この手法を応用して、日本中の景色の美を華道家の目でとらえ直し、後世に伝え守るべき風景を生け花で表現しようというところにあります。
この取組みに共感するのですが、その伏線は、京都嵯峨の大覚寺大沢池(右写真)の環境再生計画事業にありました。(と、本日基調講演をされた京都嵯峨芸術大学真板教授からご紹介がありました。)



大沢池再生事業は2001年夏から始まったといい、一週間前の土日が今年の最初の活動でした。
大覚寺大沢池は日本でも最古の溜池であり庭園として知られていますが、湖面に映る月の影の趣の維持などのため、千年以上蓮除去などが手作業で行われていました。
ある年、蓮の生長を抑えるためとしてソウギョ1000尾が放流されました。そうしたところソウギョの糞などで池の環境はかえって悪化したとのこと。そこで大覚寺や研究者が協力して池の環境改善と1200年前の風景の再生に取り組むことになり、そのプランニングにあたっての設計指針となったのが、大覚寺に深い縁のある「景色いけ」の思想だったとのことです。
写真は先週実施された活動の一つ、園路と周辺の苔地などの境界をとるための瓦を使った道普請です。



作業の後、大覚寺内では、生け花の先生の指導のもと「景色いけ」の実地演習もありました。
私もチャンレンジしましたが冷や汗がでました。日頃から風景を大切にする職業についていると標榜しながら、では、その大切にしたい風景を自ら表現しようとすれば、なす術もありません。菖蒲の仲間の長身の葉一つを水盤に刺すだけで精一杯でした。
生け花に関わられる方の風景を愛でる心と風景を表現する芸の技に、改めて敬意を表するしだいであります。(写真中の人物は当方ではございません)
皆様、今週一週間おつきあいいただきありがとうございました。
散漫な文章になり、読みにくい点が多々あるかと思います。あわせてお詫びいたします。


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2006年03月04日

近畿大阪・京都 小沢晴司 6日目

BTH2363025_0B.jpg国立公園にかかわる仕事が多い私達の職場も、通常は暦どおり平日勤務、週末休暇です。が、このところ週末に行事や会議があり、なかなか休みをとれませんでした。
先週は吉野熊野国立公園大台ケ原の自然再生に関係した会議が日曜にありました。
国立公園内で入場者数を制限し、地域の自然保護とよりよい利用を目指そうというものですが、自然公園法に基づくものとしては、日本で最初の関係する協議会の設定となりました。
ニュージーランドに世界で一番美しいハイキングルート「ミルフォード・トラック」という道があるといいます。一日の利用者数を厳しく制限しながら、世界中に知られていて、入場許可を得るためには、3ヶ月程前から予約が必要とのことです。
日本でもそのような地域を設定できれば、今後山の利用を様々に考えていく検討材料の一つになることでしょう。

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近畿大阪・京都 小沢晴司 6日目

国立公園にかかわる仕事が多い私達の職場も、通常は暦どおり平日勤務、週末休暇です。が、このところ週末に行事や会議があり、なかなか休みをとれませんでした。
先週は吉野熊野国立公園大台ケ原の自然再生に関係した会議が日曜にありました。
国立公園内で入場者数を制限し、地域の自然保護とよりよい利用を目指そうというものですが、自然公園法に基づくものとしては、日本で最初の関係する協議会の設定となりました。
ニュージーランドに世界で一番美しいハイキングルート「ミルフォード・トラック」という道があるといいます。一日の利用者数を厳しく制限しながら、世界中に知られていて、入場許可を得るためには、3ヶ月程前から予約が必要とのことです。
日本でもそのような地域を設定できれば、今後山の利用を様々に考えていく検討材料の一つになることでしょう。


話はかわりますが、私が仕事にむかうときいつも心に留めていることがあります。

それは、自分が不完全で弱さを伴った存在という認識です。
何度目かの転勤先でそれを教えてくれた先輩がありました。
「たとえこれまでの経験があっても君はここでは新参者。ここは若手新人や体調不良な者が多い職場。頑張りすぎるやり方は合わない。力まず無理せず仕事をしたまえ。」
その職場への私の歓迎時の先輩の言葉から感得したことは、社会はそのような弱者によって作られ、職場や仕事も、そのような弱者間の助け合いで作っていくという認識の大切さでした。その中にはもちろん自分も含まれるということも。

自分はいつまでも完璧ではないから失敗を免れることはできず、常に理知的かつ理性的では勿論なくて喜怒哀楽の感情の起伏もあり、何がしか、心の弱さをもっている。
そのような気持ちでいると組織の中でシニアになっても、スタッフの様々な試行錯誤には寛容になれますし、ピリピリした気持ちで仕事に向かうことの無意味さや弊害を理解できます。
まして、自分が事故にあうことなどで長く仕事に出られないこともそれほど荒唐無稽の想像ではありませんから、そのようなときでも仕事はスタッフの手により一定回っていくことを考えれば、廻り合せで同じ職場で時間を共有することになったなら、愉快に仕事を進めていくことが、弱い心を付随させる私達の健康には何より大切なことでありましょう。



読み返せば日記から思いきり脱線してます。
4日目の記事にコメントしてくださった朝田さんとのやりとりから調子にのってしまい、ついペンが流れて(タイプ打ちの場合は別の表現ですね)しまいました。ご容赦ください。


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2006年03月02日

近畿大阪・京都 小沢晴司 4日目

昨日は、私たちの事務所の担当する近畿圏のエリアデザインについて考えていきたいと書きましたが、一方で、昨年10月にできたこの新しい事務所の業務に関するデザインも考えていくことが大切ではないかと思っています。

私たちの事務所のホームぺージをご案内いたします。
ページの右袖下の方に、アクティブレンジャー日記というのがあります。二日目の日記で触れました国立公園アクティブレンジャーが、ほぼ毎日記事を書いていますので、お時間がありましたら是非ご覧いただければと思います。

大阪の事務所内には、現在5課34人がおり、国立公園の現地には、鳥取県岩美町、兵庫県神戸市、同豊岡市、奈良県吉野町、和歌山県新宮市の各所に自然保護官事務所が設置されレンジャー等12人の職員が勤務しています。
私の関わる自然系の仕事は国立公園と野生生物の2課に分かれていて、国立公園分野では、エコツーリズムや地域の自然環境の再生や整備、風景管理等があり、野生生物分野では、鳥獣保護や希少野生動植物保護、外来生物、動物愛護等があります。

特に、野生生物分野の仕事は希少野生動植物保護や外来生物対策等新しい業務が増えてきていて、これからどのように仕事を進めていくのか、各担当者は日々勉強し、関係する自治体や団体と連絡をとりながら毎日遅くまで仕事をしています。
国立公園関係でも施設の整備に関する計画作りや、風景管理のための地域での開発計画との調整に関する事務処理もたくさんの件数があり、各担当者は毎日終電近くまで残っています。

事務所内にある廃棄物・リサイクル分野や環境対策分野の仕事との連携も大切です。二日目にご紹介しましたメールマガジンは、一つの業務連携の成果になっていると思います。

振り返れば今日も含めてこれまでの4日間の日記には、天気に触れるでもなく、季節感もない内容になってしまっていることを反省しています。
このところ雨や曇り続きだったこともあり、ビルの中で打ち合わせばかり続いていました。

皆忙しく仕事をしていますので、十分な情報共有ができないときも時にでてきます。が、それぞれ担当業務にあたっている職員を信頼して、仕事が進みやすい雰囲気作りにつとめていくことが重要ではないかと思います。
posted by LJ21 at 22:57| Comment(4) | TrackBack(0) | 大阪府 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

近畿大阪・京都 小沢晴司 4日目

昨日は、私たちの事務所の担当する近畿圏のエリアデザインについて考えていきたいと書きましたが、一方で、昨年10月にできたこの新しい事務所の業務に関するデザインも考えていくことが大切ではないかと思っています。

以下に私たちの事務所のホームぺージをご案内いたします。
http://kinki.env.go.jp/
ページの右袖下の方に、アクティブレンジャー日記というのがあります。二日目の日記で触れました国立公園アクティブレンジャーが、ほぼ毎日記事を書いていますので、お時間がありましたら是非ご覧いただければと思います。

大阪の事務所内には、現在5課34人がおり、国立公園の現地には、鳥取県岩美町、兵庫県神戸市、同豊岡市、奈良県吉野町、和歌山県新宮市の各所に自然保護官事務所が設置されレンジャー等12人の職員が勤務しています。
私の関わる自然系の仕事は国立公園と野生生物の2課に分かれていて、国立公園分野では、エコツーリズムや地域の自然環境の再生や整備、風景管理等があり、野生生物分野では、鳥獣保護や希少野生動植物保護、外来生物、動物愛護等があります。

特に、野生生物分野の仕事は希少野生動植物保護や外来生物対策等新しい業務が増えてきていて、これからどのように仕事を進めていくのか、各担当者は日々勉強し、関係する自治体や団体と連絡をとりながら毎日遅くまで仕事をしています。
国立公園関係でも施設の整備に関する計画作りや、風景管理のための地域での開発計画との調整に関する事務処理もたくさんの件数があり、各担当者は毎日終電近くまで残っています。

事務所内にある廃棄物・リサイクル分野や環境対策分野の仕事との連携も大切です。二日目にご紹介しましたメールマガジンは、一つの業務連携の成果になっていると思います。

振り返れば今日も含めてこれまでの4日間の日記には、天気に触れるでもなく、季節感もない内容になってしまっていることを反省しています。
このところ雨や曇り続きだったこともあり、ビルの中で打ち合わせばかり続いていました。

皆忙しく仕事をしていますので、十分な情報共有ができないときも時にでてきます。が、それぞれ担当業務にあたっている職員を信頼して、仕事が進みやすい雰囲気作りにつとめていくことが重要ではないかと思います。


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2006年03月01日

近畿大阪・京都 小沢晴司 3日目

BTH2355800_0B.jpg本日のアクティブレンジャー採用打ち合わせのため、募集地区である山陰海岸国立公園竹野地区(兵庫県の日本海側に位置)を担当する首席自然保護官が大阪まで出てきました。
私たちの事務所は、国立公園の保護管理等に関する行政分野では、鳥取砂丘などを含むこの「山陰海岸」と、「瀬戸内海」の大阪、和歌山、兵庫県地域、そして「吉野熊野」の3公園を担当します。

BTH2355800_1B.jpg特に吉野熊野国立公園は今年指定70年を迎えています。
2年半前にはこの区域に重なるように世界遺産熊野古道が指定され、昨年は串本沿岸海域がラムサール条約湿地として登録されました。
70年前、先人が紀伊半島の自然や文化の核心部で、保護と利用を進めることを願い国立公園をデザインしたときの地域の捉え方に関する先見性に改めて敬服させられます。
おそらく、今後大切なことは、国立公園を核にしつつも、紀伊半島に展開する景観資源(国定公園、県立自然公園、文化遺産、史跡名勝、古都、里山、その他の観光資源…)を一連のものとしてとらえ、魅力的なエリアデザインを地域の皆様と共有し、適切な言葉で表現していくことではないかと感じています。
ふるさとの姿をわかりやすく親しみやすくイメージできるようデザインし表現することが、地域に関わっていらっしゃる方々の励みにつながることを願ってやみません。

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posted by LJ21 at 22:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 大阪府 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

近畿大阪・京都 小沢晴司 3日目

本日のアクティブレンジャー採用打ち合わせのため、募集地区である山陰海岸国立公園竹野地区(兵庫県の日本海側に位置)を担当する首席自然保護官が大阪まで出てきました。
私たちの事務所は、国立公園の保護管理等に関する行政分野では、鳥取砂丘などを含むこの「山陰海岸」と、「瀬戸内海」の大阪、和歌山、兵庫県地域、そして「吉野熊野」の3公園を担当します。


特に吉野熊野国立公園は今年指定70年を迎えています。
2年半前にはこの区域に重なるように世界遺産熊野古道が指定され、昨年は串本沿岸海域がラムサール条約湿地として登録されました。
70年前、先人が紀伊半島の自然や文化の核心部で、保護と利用を進めることを願い国立公園をデザインしたときの地域の捉え方に関する先見性に改めて敬服させられます。
おそらく、今後大切なことは、国立公園を核にしつつも、紀伊半島に展開する景観資源(国定公園、県立自然公園、文化遺産、史跡名勝、古都、里山、その他の観光資源…)を一連のものとしてとらえ、魅力的なエリアデザインを地域の皆様と共有し、適切な言葉で表現していくことではないかと感じています。
ふるさとの姿をわかりやすく親しみやすくイメージできるようデザインし表現することが、地域に関わっていらっしゃる方々の励みにつながることを願ってやみません。



先日の京都のアユモドキ会議での情報をもとに、今日は、事務所の野生生物業務担当者が京都府亀山市にでかけ、午後戻ってきました。
アユモドキ生息地の上流で行われる河川工事で川の汚濁の可能性がいわれていたのですが、それを抑える工法について、関係者で打ち合わせを行ったのです。
このように貴重な魚類の保護を契機として関係者が事々に連絡をとりあい、丁寧に打ち合わせを行う経験を積み重ねていくことは、その後の業務のシステム化を展望するときに大切なことだと思います。
上の方で保護区を核に地域デザインを考えていきたいと書きましたが、これら面としての対象地を「布地」として捉えてみると、アユモドキやサンショウウオ、シカやツキノワグマという古来から紀伊半島に生息する野生生物保護を縦糸に、新参のアライグマ、ブラックバスなどの外来生物対策を横糸にして、近畿圏の環境を大きな視野でみていくことが必要なのでしょう。
ずいぶん観念的な内容になってきてしまいましたので、そろそろ本日の日記を終わります。
右の写真は瀬戸内海国立公園和歌山県加太から望む紀淡海峡です。


posted by LJ21 at 21:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 大阪府 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月28日

近畿大阪・京都 小沢晴司 2日目

今日は私たちの事務所と、きんき環境館とで連携して情報発信をするメールマガジンの発行予定日。
毎月第4火曜の発行予定で、近畿圏の環境に関する情報の交流を目的に先月1月から始まったものです。

近畿地方環境事務所は、全国に7つ設置された環境省の地方機関のひとつで、国立公園保護、野生生物、廃棄物対策、地球温暖化、環境教育、市民とのパートナーシップといった環境分野に関する総合的な対応をしていくことを目的に、それまで全国に配置されていた11の自然保護事務所(旧国立公園管理事務所)や9つの環境対策調査官事務所を統合したものです。これらの取組みを効果的に進めるため、地域自治体、企業、市民活動等との連携が大切で、その情報交流のための事務所としてきんき環境館は1年前に大阪城近くのOMMビル5階にオープンしました。
メールマガジンの配信登録は無料です。こちらのアドレスを是非チェックしていただければと思います。
BTH2351125_0B.jpg写真は、本日のメールマガジンでご案内しようとしている情報の一つ、3月開催予定の岸和田市での自然再生に関するシンポジウムの舞台、神於山(こうのやま)です。関西国際空港や淡路島を見晴らす絶好の展望地でもあります。

それにしても今日は会議や打ち合わせが続きました。和歌山県で取り組んでいるエコツーリズムの推進に関すること、奈良県大峰山系で進める山岳歩道の整備に関すること、奈良県大台ヶ原の自然再生に関することなどなど。
事務所ではいくつのものプロジェクトが並行して動いているので、地域のたくさんの関係者と共通理解を作り、自然環境保全や地域作りにつながる動きを進めるため必要なプロセスであることは間違いないのですが。

環境省の自然環境分野のレンジャーは、もっと地域の自然をみて歩き、地域で生活する方々の話を聞いて、現場に一番近くて新しい情報を得るようにしなければならないと思いながら、一方で、これまでの担当者が時間をかけ、その基盤から少しづつ積み重ねて得た課題の理解もありますので、その整理についてアイデアをまとめ、また地域に還元して作業を進めることも大切です。会議や打ち合わせも疎かにすることはできません。

そのジレンマをうめるということでもないのですが、現地での手となり目となり耳となる私たちの業務のサポート役として昨年度からアクティブレンジャー制度が導入されました。私たちの事務所では来年度に向けて管内山陰海岸国立公園で1名を新規採用する予定で、明日はその面接日です。よい仲間を得たいと思っています。

posted by LJ21 at 22:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 大阪府 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

近畿大阪・京都 小沢晴司 2日目

今日は私たちの事務所と、きんき環境館とで連携して情報発信をするメールマガジンの発行予定日。
毎月第4火曜の発行予定で、近畿圏の環境に関する情報の交流を目的に先月1月から始まったものです。
近畿地方環境事務所は、全国に7つ設置された環境省の地方機関のひとつで、国立公園保護、野生生物、廃棄物対策、地球温暖化、環境教育、市民とのパートナーシップといった環境分野に関する総合的な対応をしていくことを目的に、それまで全国に配置されていた11の自然保護事務所(旧国立公園管理事務所)や9つの環境対策調査官事務所を統合したものです。これらの取組みを効果的に進めるため、地域自治体、企業、市民活動等との連携が大切で、その情報交流のための事務所としてきんき環境館は1年前に大阪城近くのOMMビル5階にオープンしました。
メールマガジンの配信登録は無料です。以下のアドレスを是非チェックしていただければと思います。
http://www.kankyokan.jp/merumaga/
写真は、本日のメールマガジンでご案内しようとしている情報の一つ、3月開催予定の岸和田市での自然再生に関するシンポジウムの舞台、神於山(こうのやま)です。関西国際空港や淡路島を見晴らす絶好の展望地でもあります。

それにしても今日は会議や打ち合わせが続きました。和歌山県で取り組んでいるエコツーリズムの推進に関すること、奈良県大峰山系で進める山岳歩道の整備に関すること、奈良県大台ヶ原の自然再生に関することなどなど。
事務所ではいくつのものプロジェクトが並行して動いているので、地域のたくさんの関係者と共通理解を作り、自然環境保全や地域作りにつながる動きを進めるため必要なプロセスであることは間違いないのですが。

環境省の自然環境分野のレンジャーは、もっと地域の自然をみて歩き、地域で生活する方々の話を聞いて、現場に一番近くて新しい情報を得るようにしなければならないと思いながら、一方で、これまでの担当者が時間をかけ、その基盤から少しづつ積み重ねて得た課題の理解もありますので、その整理についてアイデアをまとめ、また地域に還元して作業を進めることも大切です。会議や打ち合わせも疎かにすることはできません。
そのジレンマをうめるということでもないのですが、現地での手となり目となり耳となる私たちの業務のサポート役として昨年度からアクティブレンジャー制度が導入されました。私たちの事務所では来年度に向けて管内山陰海岸国立公園で1名を新規採用する予定で、明日はその面接日です。よい仲間を得たいと思っています。


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2006年02月27日

近畿大阪・京都 小沢晴司 1日目

近畿地方環境事務所につとめております小沢と申します。
今週は大阪・京都からレポートをお届けします。

昨年春は栃木県日光市におり、日光国立公園の仕事などについて報告しましたが、昨秋、大阪に転勤となりました。初めて住む関西で、仕事等を通じて感じたことを書いてみたいとおもます。

今日は午後からアユモドキという貴重なドジョウの仲間の保護に関する会議が京都市内で開催されました。
昔、近畿中国地方の一部に生息していたといわれるアユモドキは、今は、関西では桂川などの一部にしか残っていません。
会議は京都府や亀岡市、関係する研究機関や行政機関が集まって、この魚を保護し、地域作りにまでつなげる様々な情報を交換しようとするもので当所のベテラン野生生物担当課長がネットワーク作りに取組み、昨年夏に引き続いて2回目になります。

BTH2348518_0B.jpgアユモドキはヒゲを生やした愛らしい顔をしていて、前進、後進、急速上昇などヘリコプターのようなおもしろい動き方をするのだそうです。今日はその保護に長く取り組んでこられた京都大学岩田先生はじめ、亀岡市役所の担当者、水生生物センターの研究者などのスライドを拝見しました。
桂川に住むアユモドキの保護を通じて、周辺の農業地域や河川の整備、市民活動などがうまくつながっていき、よりよい地域デザインが生み出されることを願ってやみません。
写真は昨年秋の亀岡市や京都大学岩田先生による桂川調査の時のものです。

posted by LJ21 at 17:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 大阪府 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

近畿大阪・京都 小沢晴司 1日目

近畿地方環境事務所につとめております小沢と申します。
今週は大阪・京都からレポートをお届けします。
昨年春は栃木県日光市におり、日光国立公園の仕事などについて報告しましたが、昨秋、大阪に転勤となりました。初めて住む関西で、仕事等を通じて感じたことを書いてみたいとおもます。
今日は午後からアユモドキという貴重なドジョウの仲間の保護に関する会議が京都市内で開催されました。
昔、近畿中国地方の一部に生息していたといわれるアユモドキは、今は、関西では桂川などの一部にしか残っていません。
会議は京都府や亀岡市、関係する研究機関や行政機関が集まって、この魚を保護し、地域作りにまでつなげる様々な情報を交換しようとするもので当所のベテラン野生生物担当課長がネットワーク作りに取組み、昨年夏に引き続いて2回目になります。
アユモドキはヒゲを生やした愛らしい顔をしていて、前進、後進、急速上昇などヘリコプターのようなおもしろい動き方をするのだそうです。今日はその保護に長く取り組んでこられた京都大学岩田先生はじめ、亀岡市役所の担当者、水生生物センターの研究者などのスライドを拝見しました。
桂川に住むアユモドキの保護を通じて、周辺の農業地域や河川の整備、市民活動などがうまくつながっていき、よりよい地域デザインが生み出されることを願ってやみません。
写真は昨年秋の亀岡市や京都大学岩田先生による桂川調査の時のものです。


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