清澄な水は、人類のみならず、地球上の動植物にとって欠かせない恵みの一つと感じております。しかし地球上では、水不足が多く生じており、現在でも35億人の方への水が不足していると聞いております。幸いにも我が日本は、水に恵まれており、水道の蛇口から直接飲める水が供給されております(今までは?)。世界広しといえ水道の水が直接飲める国は、そう多くはありませんね!自然の恵みに感謝 感謝そして守りましょう、身近な自然!
ここまで大きな視野でのお話をしましたが、これからは、私のみじかな川のお話をしたいと思います。私が子ども(小学生)くらいから川は、身近な遊び場でした。
鳥取市東部を流れる一級河川千代川その支流佐治川が川遊びの場所でした。この川は、標高1,000mから150m位までを約30Kmで流れる急峻な川で過去にかなり暴れて災害を引き起こした川ですが、日本三大名石「佐治川石」の産地でもあります。
川には、上流から岩魚、ヤマメ、鮎、うぐい、もつ、はや、川マス、鰻、どっかー、鮎かけ、ドジョウ、めだか、等等沢山の種類の魚とかじか、モリアオガエル、アマガエル、どんびきガエル、いもり、タニシ、ニラ貝、しじみなどと、水生昆虫の宝庫です。
春2月〜岩魚、ヤマメ取り
4月下旬から5月上旬にかけてタチうぐい(産卵期で魚体に赤い線が入っている。)取り、
6月下旬から8月下旬までは鮎、川マス、うなぎ取り、
秋はもつ釣り、そしてタニシ取り、
冬にはまた、うぐい取りとまあ年間を通じて魚などを収穫しています。
その捕獲方法も、ヤマメ、岩魚は釣り、若しくはヤスで突くまた、うぐいは、引っ掛け釣り、餌つり、ヤスで突く、なぐり漁、投網漁(特にたちうぐいの時期はたちばという人工的な産卵場を人力で作りメスのうぐいに鼻環をつけて沢山のオスのうぐいを呼び寄せ、投網でとります。・・・今は禁猟)鮎は毛ばり釣り、友釣り、ヤス漁、投網漁(特に夜する場合はみどりと呼ばれました)
私はうぐいを一度の500匹位何度が捕獲して学校の給食センターの協力を得て大型のオープンで焼き山椒を入れたダシ醤油で煮込んで食べたものです。冬取るうぐいは、投網でとって、味噌、ねぎ、豆腐と一緒に寸胴切りを入れて、ジャブと言う料理で食べますが、私は、ちょっと小骨があり、苦手ですね。鮎は塩焼きの外、寸胴切(ただ生のままを切ったもの)をわさび醤油で食べたり、鮎のはらわたを塩と混ぜて保存食「うるか」として食進め、または、酒の肴として食べました。ヤマメ(当地では、たんぽりと呼ばれてます)、岩魚は、刺身、塩焼きが一番のようです。
一時期この様な魚等が減少しましたがこの5〜6年前からまた増えてきたようです(環境に配慮した農薬等の使用に切り替わった)鮎は1日に最高300匹位を捕獲したこともあり、また川マスを1日に3本取ったりしており、近所、親戚に配ってなんか自慢していました。それと岩魚は水が無くてもうなぎの様に体をくねらせて動きます。これは、なんとも面白い!岩魚はもしかして両生類?なんて思ったりしました。でも岩魚、ヤマメはとても獰猛で蛙は基よりマムシ、なども食べてしまうんですよ?・・・何はともあれもう一度青春?こういう事を行なえる時間を持ちたいものです。
昨年の夏高校生の息子とその友達を連れて川へ鮎取りにいきましたが、どうも、鮎を突き、捕獲するのは私ばかりで、彼らは水中眼鏡で川の中を観察、ヤスは、杖代わりの様です。どうもそういう事を教える上級生、先輩がいない様で私が手ほどきしましたが、ハヤをやっと一匹づつ突いた位でした。山と川と共に生きているという実感は、中山間地域に居住して初めて解るものだな、と感じました。都市部にいてもなかなか、実感できないですね?
皆さん日本の中山間地域が、都市の人々の生活を支えているんですヨ。さあ、出かけてください。宝の山:日本の中山間地域へ